1986年、「日韓併合には韓国の責任もある」と話して辞任した文部大臣

1986年、藤尾正行文部大臣が、文藝春秋10月号に『日韓併合には韓国(朝鮮)の責任もあり、これについて韓国も考えてみないといけないだろう』と書いたことで、韓国側から大騒ぎが起きました。当時の京郷新聞によると、中曽根総理はまだ発売前の文藝春秋への校正刷りまで入手し、藤尾文部大臣の辞任を要求した、となっています。結局、藤尾文部大臣は文藝春秋が発売される直前に辞任しました。当時の記事を、一つ紹介します。京郷新聞1986年9月8日、『皇国主義の復活を狙う詭弁』という記事です。

 

 

韓日の併合には韓国側にも責任があるとする賊反荷杖(※盗っ人猛々しい)の妄言で韓日両国で物議を醸している藤尾正行日本文部相の「文藝春秋」発言は、近いうちに藤尾文部相が退陣する方向に解決の道を探っている。まだ藤尾文部相が自ら辞任するのか、それとも中曽根康弘総理が罷免するのかは不確かだが、彼が近いうちに文部相をやめることだけは間違いない。

 

しかし、彼の辞任または罷免の理由は、『併合には韓国側の責任もある』とする発言の間違いを認めたからではなく、その発言のせいでうまく行っていた両国関係に問題を起こしたからである点。これは韓国として指摘しないわけにはいかない。

中曽根総理と日本外務省は、藤尾事件を出来れば文藝春秋が発売される10日までに解決しようとしている。このように解決を急ぐのは、日本政府としては異例のことだ。中曽根総理は3日、文藝春秋の藤尾発言を初めて知り、即刻、校正刷りを持ってくるように指示、内容を検討したという。

 

 

このような即刻的な対応は、藤尾の妄言が国内外的に最悪のタイミングだったからだ。まず、韓国に対しては、第1次韓日外務大臣会談(10日)、中曽根総理のアジア競技大会開会式参席及び韓日首脳会談(20、21日)を前にして起きたからだ。

中曽根総理としては今回の首脳会談で教科書問題、皇太子訪韓延期などの懸案の残滓を解消する意図があった。また、戦後政治の決算としてゴルバチョフソ連共産党書記長の訪日を推進している中曽根としては、韓国、中共(※中国)などとの友好関係確立が何より重要な時期であった・・

 

・・藤尾文部相の更迭や陳謝使節団の派遣により、妄言問題はとりあえず収まる気配ではある。しかし、このきっかけに、日本国民の中にはいまだ藤尾文部相と同じ考えを持つ人が多い事実を、常に記憶しておく必要があるだろう。

よって韓国としては、今回の件を、文部相の更迭程度で済ませてはいけない。日本には第二、第三の藤尾がいくらでも存在し、今回も前の「奴」問題のときのように遺憾表明だけで有耶無耶にしてしまうと、今回のような騒ぎはこれからも続く可能性が高いからだ>

 

 

「奴」問題とは、藤尾正行氏が歴史教科書問題で「(いわゆる『第二次教科書問題』において、教科書の記述に関して)文句を言っている奴は、世界史にそういうことをやっないのか,考えてごらんなさい」と発言したことを意味します。このときも韓国、中国が強く反発しました。

それから34年が経ちました。少なくともいまの日本と韓国の関係を見てみますと、中曽根総理が意図していた『懸案の解決』と、藤尾文部大臣が話した『併合には韓国の責任もある』のうち、どちらがもっと説得力を発揮しているのか。偶然なことに文藝春秋繋がりでもありますが、昨日の夜にご紹介した『謝罪するほど悪くなる日韓関係(1992年)』と合わせて読んでみる価値があるのではないか・・そんな気がして、エントリーしてみました。

 

 

 

 

 

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