文大統領、また『平和の始まりは終戦宣言』とし、非核化より先に終戦宣言すべきだと強調

9月23日、文大統領が国連総会で朝鮮戦争の終戦宣言を強調しました。終戦宣言そのものが問題ではなく、非核化と終戦宣言の順番が問題でした。米国側は基本的に「非核化の後」としていますが、文大統領は明らかに「まず終戦宣言をして、それから非核化」を主張しました。米国側から『ねーよ』と袋叩きにされ、また北朝鮮による韓国公務員射殺などが明らかになり、文大統領にとってはいろいろと気まずい結果となりました。

ですが、文大統領、また終戦宣言を強調しました。米国にも協力してほしいと露骨にアピールしましたが、文大統領は今回の演説でも『終戦宣言が平和の始まり』と言及、非核化などの措置より先に終戦宣言が必要だとする考えを変えていません。以下、朝鮮日報の記事から部分引用してみます。

 

<文在寅大統領が8日、「終戦宣言」を再び訴えた。国連総会の基調演説で終戦宣言を話してから15日目、海洋水産部公務員A氏が北朝鮮の銃撃で西海上で射殺されてから16日後に出てきた発言だ。文大統領だけでなく、政府・与党も最近終戦宣言の必要性を強調した。しかし、米国の元高官らは、文大統領の終戦宣言の提案について「まぼろしだ」と悲観的な評価をした。

文大統領はこの日、韓米間の理解と協力の促進を目標とする非営利団体コリア ソサエティ年次晩餐画像基調演説で「終戦宣言こそ、韓半島の平和の始まりであり、韓半島の恒久的な平和だけが退役軍人の犠牲と献身に本当に報いる道だ」と語った。

 

文大統領はまた、2018〜2019年にあった南北首脳会談と米朝首脳会談を取り上げ、「困難を超えて成し遂げた進展と成果を元に戻すことはできないし、目的地を変更することもできない」とした。それとともに「韓半島終戦宣言」のために両国が協力し、国際社会の積極的な参加が引き出せることを望む」と語った。文大統領のこの日のコリア・ソサエティーの演説も、現在の南北関係には合わないという指摘が出ている。金正恩北朝鮮国務委員長が公務員襲撃事件を謝罪したものの、文大統領が先月27日に要求した「共同調査」や「軍事通信線復元」には応じないでいる。

しかし、政府と与党は最近になって、むしろ、公務員襲撃事件を契機に、南北関係を進展させるべきだとし、終戦宣言が必ず必要だという立場が複数回明らかにした・・>

 

 

余談ですが、本件には『非核化と終戦宣言の順番』をちゃんと前提にして報じるべきではないだろうか、と思っています。前回(国連総会)は、この点への指摘が足りなかった気がします。米国側の反応を伝える記事以外は、賛否離れて、単に終戦宣言がーとしているだけでした。別に『終戦宣言』を強調するだけでは、「空気読め」な感じはしますが、大きな問題にはなりません。米国側も、終戦宣言そのものに反対しているわけではありません。問題は、終戦宣言を非核化より先に行うべきだとする、文大統領の「順番」が問題でして。今回の件も、朝鮮日報の記事にはそういう指摘が足りない気がします。

今回の演説でもっとも注目すべきは「終戦宣言は朝鮮半島の平和の『始まり』」と強調している点です。ここから始まる、すなわち非核化など北朝鮮が取るべき措置よりも先に行うべきである、としているわけです。残念ながら、この点、毎日経済だけが記事の題で「『平和の始まり』発言」を指摘していますが、記事本文は朝鮮日報のものと大差ありませんでした。

 

 

 

 

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