昨日お伝えした福島処理水の件、関連した韓国政府(海洋水産部)の反応をお伝えします。昨日とは全然雰囲気が違います。一応、対策はするとしつつも、「東北大震災のときにも韓国にはこれといった問題が無かったし、放流なら他の国も一般的にやっていますし、うちに出来ることってこれといってありません」です。しかし、記事で『環境専門家(誰だよ)』とする人たちが続けて韓国政府に『もっと問題だと言って!』と要求しているため、これからの対応がどうなるかはまだ分かりません。以下、朝鮮日報の記事から部分引用します。最後にお知らせがありますので、ぜひそちらもお読みください。
<・・環境専門家たちは、日本が処理水(※原文では「汚染水」)放流を決定した場合、放射能被害の対策は不可能だと言う。主務省庁である海洋水産部の関係者は、「処理水が放流されると、国内流入を防ぐ方法がないという点を認識している」と言いながらも、「外交部を介して継続的な要求はしているが、日本を強制的に止める方法もない」と述べた。
海洋水産部は、日本の処理水放流に備え、国内沿岸で放射線レベルをリアルタイムで確認する施設を39箇所に増やしたと伝えた・・
・・海洋水産部は、2011年福島原発事故以前と直後の国内沿岸放射能数値に大きい差は無いと研究結果を発表している。このため、一部では、福島の放射性汚染水放流の影響が思ったより大きな問題ではないという見方もある。
カン・ジョング海洋水産部 海洋環境政策課長は、「2011年福島原発事故の前と後を比較した場合、有意な変化は発見されなかった」とし「クロシオ海流に乗れば、米国沿岸から先に到達するけど、アメリカの研究結果からも、韓国には放射能の影響が大して無いと出てきた」とした。また、「国際的にも、海洋に放流することは、原発運営国の一般的な処理方法であり、海洋放流自体を防ぐことは難しいのが現実」と付け加えた。
政府が日本の処理水の海洋放流を阻止するのに慎重な立場を見せている一方、環境団体は、積極的な対応が必要だという立場だ。環境保護団体グリーンピースは、日本が処理水放流を決定した場合、韓国政府が国際訴訟を準備するように促す方針だ・・>
海洋水産部が持っている研究結果は、済州島エントリーでも紹介した、『韓国人教授の『放射能騒ぎは、反日の道具にすぎない』と内容が一致しています。
引用部分の前半部は、海洋水産部が「大変だ!」と心配しているように見えますが、それから急に論調が変わります。「大した問題じゃなくね?」と。多分、危険性は無いともう分かっていながら、声が出せないでいるのではないでしょうか。
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