米国を訪問中のカン・ギョンファ韓国外交部長官の件です。二日前には、ポンペオ長官と『会談した』と発表してから、米国側が『ワーキングランチ(仕事をしながらランチを一緒にすること)』と発表してから、『午餐を兼ねた会談』という妙な名称に修正するハプニングもありました。
昨日はまた、『バイデン氏の側近と北朝鮮問題を話しあった』と発表したのに、いざその側近さんは『新型コロナについて話した(北朝鮮言及は無し)』とするなど、まだまだカン長官の苦戦が続いているようです。以下、毎日経済の記事から部分引用します。
<<米国出張中のカン・ギョンファ外交部長官が、10日(現地時間)、ジョー・バイデン米大統領当選者の側近であるクリス・クーンズ上院議員に会って、北朝鮮の核問題の緊急性を強調したと言及した。しかし、肝心のクーンズ議員は、北朝鮮の核問題については何も言及していていないことが分かった。
カン長官はこの日、ワシントンDC駐米大使館の特派員懇談会で、民主党クリス・クーンズ上院議員とクリス・マーフィー上院議員などと面談したと発表した。この中でも、クーンズ議員はバイデン政権初代内閣で国務長官に有力視されているという点で、両者間にどんな対話と共感があったのか注目された。
特派員懇談会での言及内容を見ると、韓半島の平和プロセスの推進と関連し、韓国政府の確固たる意志を説明し、そのための外交努力を強調したというのが、カン長官の説明である。カン長官は「過去の民主党政権は、韓国政府と韓半島の平和のために緊密に協力してきた経験があるだけに、バイデン政権の発足後、速やかに、韓米間で呼吸を合わせることができると期待している」と説明した。
しかし、カン長官と面談した後にクーンズ議員が自身のツイッターに公開した面談内容を見ると、北朝鮮や北朝鮮の核と関連して言及した内容は無い。クーンズ議員は「私はカン・ギョンファ韓国外交部長官とコロナ19に相互対応で良い話し合いができた」と明らかにした。続いて「米国と韓国の同盟は、互いに同じ価値の共有を根本としているからこそ、強くなっていくだろう」と徳談した・・>>
平和プロセスって詳しく何を言ったかは分かりませんが、やはり終戦宣言に関連した内容だったでしょう。その話を「した」のは事実だと思います。しかし、相手が「話し合った」と言ってくれるほどのものではなかった・・といったところではないでしょうか。前にもエントリーしたことがありますが、バイデン氏は民主党の中では対北制裁に積極的な人です。
10日にも、ポンペオ長官と『会談した』と発表してから(5日)、米国側が(会談より格が低い)『ワーキングランチでした』と発表(8日)し、『午餐を兼ねた会談』と修正する(10日)騒ぎがありました。この部分は朝鮮日報です。
<<外交部は10日、報道資料を出して、カン長官がポンペオ長官と「昼食を兼ねた会談」を行ったとし、韓米関係、朝鮮半島と地域・グローバル情勢など相互の関心事について議論したと発表した。外交部は、5日のプレスリリースでは、「昼食を兼ねた会談」と明らかにせず、今回の会談の形式を明らかにしていなかった。
米国国務省が、8日、カン長官とポンペイオ長官の今回の出会いが正式会談よりも格が低い」ワーキングランチ(working lunch・業務昼食会)」であることを明らかにした。それから外交部も、今回の会談がランチタイムを活用したものだと発表しなおした・・>>
こうして見てみると、ちゃんと「非公式会談(面談)」「サインもらった」と率直に話したパク・チウォン氏は、まだマシかもしれません。 パク・チウォン氏「サインもらったよ」 / カン・ギョンファ氏「す、すごすぎる・・」
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