文在寅大統領、日本などASEAN+3に『ワクチンの公平な普及のために協力しましょう』

韓国で、新型コロナワクチン確保が連日ニュースになっています。いつものことですが、日本が1億2千万回分のワクチンを確保していることが気になるのでしょうか。中央日報は『イスラエルも買ったのに私たちはまだ買えていない』という題の記事を載せています。イスラエルが先に買えばいけないとでも言いたいのか・・と、題からして疑問です。ロシア製のワクチンの一部が韓国で生産されることになったそうですが、それも韓国での使用は想定していない、とのことでして。個人的に、結果的には中国のワクチンを使うことになるのではないか・・そんな気もしますが。

そんな中、ASEAN+3(ASEAN+日中韓)オンライン会議で、文大統領は『保健協力で、ワクチンや治療薬が公平に普及するようにしましょう』と主張しました。まず、ワクチン関連ニュースから部分引用してみます。中央日報です

<<・・ファイザー社のワクチンは今月第3週、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用承認を申請する方針だ。年内市販される場合ファイザーは、来年までに、国内外のワクチン13億5000万回を供給する計画だ。臨床最終段階である3床で90%以上の効果が現れ、ファイザーワクチンを買うための行列が続いている。主要国のファイザーワク先購買(※購買契約)量は、米国6億回分、欧州連合(EU)3億回分、日本1億2000万回分などだ。英国、ニュージーランド、カナダ、オーストラリアなども先購買した。

ファイザーが来年まで供給可能なワクチンの90%程度が既に契約されて、ワクチン確保戦が激しくなると予想される・・

 

・・韓国政府はまだファイザーはもちろん、どんな製薬会社ともコロナウイルス購買契約を結んでいない。韓国がワクチン確保戦で遅れを取るのではないかという懸念が出てくる理由だ。

キム・ウジュ高麗大学グロ病院感染内科教授は中央日報との通話で、「ファイザーワクチンなどが安全で効果があることを前提に、米国で早ければ12月に接種を開始、多くの国が来年初めには接種を始めるとすると、私たちはワクチン接種で遅れを取ることになるだろう」と述べた。続いて「コロナワクチンの接種は、速度とタイミングが重要である」とし「主要国は、副作用があるかもしれないため、最も安全かつ効果的なワクチンを接種するため、複数のワクチン開発会社と購買契約を結んでいる」と強調した・・>>

 

K防疫というフレーズを国家レベルで自慢してきた韓国。しかし、そもそも防疫はいつまでも続けることを前提にしているわけではありません。そろそろ世界は、ワクチン接種という「防疫の次のラウンド」に進もうとしています。「遅れをとる」などのフレーズから、K防疫が次のラウンドでバカにされるのではないかという韓国側の焦りも見えてきます。

韓国は、すでに数ヶ月前から韓国は『まず3000万人分』を目標にしてワクチン確保を進めてきましたが、あまりにも成果がありません。まったくのゼロです。韓国政府の一貫した主張は、『裕福な国がワクチンを独占してはいけない』でした。しかし、説得力はまったく無かったようでして。昨日のASEAN+3オンライン会議では、文大統領自らついに「保健協力してワクチン普及(供給)を公平にしよう」と話しましたが、それもまた、これといって他国から反応があったという記事はありません(そもそも、韓国がある程度のワクチンを確保、他国に譲りながらこんな発言をしたならまだ分かりますが・・)。この部分はYTNです。ソースへのリンクで動画の自動再生にご注意ください。

<<文在寅大統領はアセアン10カ国と韓国、中国、日本が保健協力をさらに発展させ、ワクチンと治療薬の開発と公平な普及のために一緒に努力しようと言いました。文大統領は今日、オンライン会議で行われたASEAN + 3首脳会議で、ASEAN + 3はコロナに対抗し連帯する国際協調の模範になっているとしながら、そう言いました・・>>

 

さて、極めて曇った邪推ですが、韓国政府が『K防疫が遅れを取らないためにも、中国産ワクチンを使う』と言い出す可能性もあるのではないか。私はそう思っています。ご存知かと思いますが、中国にとってワクチンは外交のための道具。いわゆる「ワクチン外交」の外交カードです。9月、『どこの国が作ったワクチンかは気にしない』という発言があり、韓国内の一部のマスコミから中国産ワクチンの可能性が記事になったりしました。

 

 

 

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