韓国、広がる国家保安法廃止の動き

国会、市民団体、そして憲法裁判所で、国家保安法廃止の動きが広がっています。以下、保守系メディア「ペン アンド マイク」から、三つの動きを紹介します。まず、市民団体の動きを見てみましょう。

<<・・国家保安法制定72年の今月1日、参加連帯、全国民主労働組合総連盟(民主労総)、民主社会のための弁護士の会(民弁)、正義党、進歩党など137の団体と個人161人が、国家保安法の廃止を促す共同宣言を発表した。過去2014年、統合進歩党解散決定で議員職を喪失したキム・ジェヨン進歩党常任代表、ハン・サンギュン前民主労総委員長、イ・チャンボク6.15共同宣言実践南側委員会代表者、イ・ギュジェ汎民連南側本部議長も名を連ねた。

 

彼らはこの日午前10時、ソウル龍山区民主人権記念館で記者会見を開き、「共に民主党の総選挙勝利は民主主義と平和、統一に向けたろうそく民意の発現であり、政府与党がより徹底した積弊清算と社会大改革に邁進すべきだとする厳密な命令だ」と言いながら、国家保安法の廃止を求めた。それと共に、これら「最近、国会に国家保安法改正案が上程された。これを契機に廃止の議論に積極的に取り組まなければならないだろう」と強調した・・>>

 

次、法律・国会関連の動きです。

いままで文政権は、検察の公安部(北朝鮮のスパイなどに関する捜査部署)を事実上、解体させました。そして、ちょうど2日前、国家情報院の対共(対北朝鮮)捜査権を、警察に渡しました。この法律は、共に民主党の単独処理で国会で成立しました。国家情報院長のパク・チウォン氏も左派の人だから、反論などありませんでした。

しかし、とはいえ、国家保安法の露骨な「廃止」を大統領や与党が言い出すのはまだ難しいでしょう。そこで、まずは核心条項から潰す動きが出ています。すでに国会法制司法委員会には、国家保安法第7条を廃止する内容が上程されています。国家保安法第7条は、「反国家団体の活動を賛美、鼓舞、宣伝または同調する者には、7年以下の懲役に処する規定」を言います。

 

そして、同じ内容が、憲法裁判所でも審議中です。ご存知、韓国の司法(裁判所)は完全に文大統領が掌握しており、憲法裁判所も例外ではありません。裁判官9人の6人が文大統領が任命した「彼の人」で、6人いれば違憲判決も出せます。

 

以下、記事の最後の部分を引用して、終わりにします。

<<・・与党側の国家保安法第7条廃止主張の根拠は、この条項が「思想と表現の自由を過度に抑制」したということである。しかし、共に民主党は自己矛盾的な行動を見せている。共に民主党が推進する「5.18歪曲処罰法」もそうだ。この法案は、5.18(光州民主化運動)の誹謗、歪曲、捏造と虚偽事実の流布をすれば、刑事処罰するようにした。「他の意見を提示すると、処罰する」ものであり、表現の自由を後退させるという批判を受けた。

一方、6.25(朝鮮戦争)の歴史的事実を歪曲することを処罰するという話は聞いたことがない。まだ私たちの社会には、北朝鮮の南侵を否定する勢力がある。韓国が北を侵略したとか、あるいは南侵を誘導したとも言う。国家保安法賛美鼓舞罪が廃止された後、彼らはさらに活動を広げるだろう。彼らを処罰する方法は無くなる。

彼らの主張する国家保安法の廃止が、本当に表現の自由を伸長するためなのか、それとも他の目的があるのか​​、本当に疑うしかない部分だ>>

 

日本でもそうですが、こういう人たちが言う「私の表現の自由」とは、「他人の表現の不自由」を求めるものでしかありません。北朝鮮への賛美鼓舞禁止を違憲だと主張する左派の人たちですが、一方では、「親日は国家保安法で処罰すべきだ」とも主張していますから。

 

 

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