韓国紙『ドラマや映画でも、親日派に名分を与えてはならない』

国民日報が、例えドラマや映画の中でも、歴史歪曲を許してはいけない、特に親日派に名分を与えるようなキャラクター設定はやめるべきだとする記事を載せました。長いので、最初と最後の部分だけ部分引用してみます。

<<ドラマ・映画などの想像力とフィクションに基づく芸術作品であっても、歴史歪曲問題だけは免罪符を与えてはならないという問題意識が強くなっている。視聴者は、芸術的な許容も、歴史的事実の中で扱われなければならないと指摘しており、最近、このような流れが加速している。動画配信でKドラマ熱風が吹いている状況で、韓国の歴史が創作の領域内で毀損されてはならないという当為性が濃くなっている・・

 

・・tvNで2018年に放映されたドラマ「ミスターサンシャイン」も、近代史の特殊性を理解できず、視聴者から集中砲火を浴びた。主人公は明成皇后を殺害した集団に属している。製作陣は団体名を変更しすることで一段落しようとしたが、視聴者の問題提起は、単に名前のせいではなかった。

主人公は、朝鮮であらゆる迫害を受け、そのせいで親日派になったという設定だった。親日派に『被害者』という言い訳を付与することは、それすなわち日本に免罪符を与えるようなものなのだ。

 

イ・ワンイクというキャラクターも叩かれた。彼が「雲揚号」派遣を提案したのが問題だった。日本が朝鮮を侵奪し始めた事件(※江華島事件のこと。韓国では日本が朝鮮を侵略するために仕掛た悪巧みだということになっています)なのに、それを朝鮮人が行ったという設定になってしまった。

2017年の映画「軍艦島」の場合、朝鮮人を虐待した火付け役が朝鮮人という設定になっていて、それが日本の責任を軽くしたという非難を受けた。

 

あるドラマ作家は、「韓国人は自負心が強い民族だ。仮想のシナリオでも歴史的事実に基づいているべきという考えをする」とし「特に日本の侵略、文化遺産、ハングルなど韓国人の誇りが込められた歴史的事実を扱うときには、徹底的に研究する必要がある」と助言した。また「ネットをベースに、視聴者の積極的な声が大きくなっているという点は、歓迎すべきことだ」と付け加えた(国民日報)>>

 

 

確かに、韓国社会に『ドラマでも歴史歪曲は許せない』とする風潮があるのは事実です。しかし、ドラマや映画でその逆のパターン、すなわち歴史考証無しに『韓国は凄い』という設定を用いると、『これぞ文化的証拠だ』としながら、韓国社会はそれを事実として受け入れてしまいます。自民族優越主義に基づいた歪曲が、映画やドラマ上のエンターテインメントとしての歪曲を許さない、そういったところであります。

 

 

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