韓国の大学学長「親日独裁を終えるため、全ての政党と市民団体で『国民政府』を作ろう」

かなり強烈な寄稿文がありました。全ての政党と市民団体で『国民政府』を作ろう、という内容です。理由は『親日独裁を終わらせるため』。どこの市民団体青年会員が書いたものだ?な感じでしたが、書いた人は尙志(サンジ)大学という大学の総長(学長)でした。ちょっと引用してみます。以下、ソウル新聞から部分引用してみます。

 

<<・・あなたは親日派を見たか。映画で見たことがあるだろう。李完用が国を売るのを見たか。亡国の息子、娘たちが連れて行かれて銃弾受け(※最前線で相手の銃弾を消耗させるために殺される兵士たちのこと)にされ性奴隷にされる光景を見たか。その親日派が解放後、判事や検事、警察、公務員、財閥として復活して再び偉そうに豊かに暮らす姿を見たか。解放された国で代表的な親日警察が独立運動家たちを陵辱し滅する光景を見たか。昔の話ではなく、今も行われている現実で、大韓民国はまだ親日の天下だ。これは不平等ではないか?・・

 

・・(分断も、独裁も不平等だと主張してから)民主主義を実装するためには、民主主義のあらゆる抑圧装置を解体しなければならない。特に、すべての権力機関を武装解除し、一切の特権を廃止し、権力を完全に丸ごと国民に渡す必要がある。民主主義は、単なる手続きではなく、国民が権力の所有者になるようなシステムだからだ。経済発展のためには不平等発展も不可避だと強弁する既得権層の主張から脱するのだ。韓半島で平和と統一のためには分断で利益を追求する勢力と決別しなければならない・・

・・親日と分断と軍事独裁は一つだ。繋がっている。親日既得権が分断既得権で、分断既得権が軍事独裁に変貌する歴史的過程を見れば分かる。これを歴史的既得権システムの形成と呼ぶ。この既得権体制が特権の開始であり、腐敗の援助であり、混乱の主犯である・・

 

 

・・私たちは、残念ながら、世界で唯一の分断国家であり、同じ民族で共食いの3年間の戦争を行った国であり、今でも血縁同族で対立する国である。未開な国や後進国も、こうではない。その根底には親日、分断、軍事独裁が私たちの未来を塞いでいるのだから、この歴史的な既得権体制を整理することこそ、未来のための運命的な課題である・・

・・第一に、歴史的既得権システムを構成する親日、分断、軍事独裁の要素とその痕跡に自発的な反省と省察の機会を提供してあげよう。第二に、政府と国会を含めて、私たちの社会が共同で歴史的な既得権体制の清算に合意し、これを具体的に実践するためのプログラムを用意しょう。第三に、解放100年になる2045年に、平和と統一の元年として民主主義と経済発展を推進する社会的基盤を構築することができるよう、すべての政党と社会団体が共同で参加する国民政府を構成する案を協議しょう・・>>

 

 

この寄稿文、韓国の様々な側面をよくまとめています。その1・全ての問題の根源を日本(親日)にしていること。その2・見てないけど見たのと同じだパターン。最初『~を見たか。映画では見た』と書いてあったので、『実際に見たことは無いでしょう』な話をするのかと思いましたが、違いました。その3・引用部分にはありませんが、『分断』も不平等だと主張しながら、北朝鮮を責める内容は一切ありません。その4・『常識』『省察』『反省』『(社会的)合意』という話は次々と出てきますが、『法律』に関する話は一切出てきません。その5・結局は『平等ではない』をアピールし、民主主義を語りながら実は別の主義にミスリードしています。

 

 

 

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