「文政府が、北朝鮮に原子力発電所を作ってやろうとした」という主張が話題になっています。ウォルソン(月城)原子力発電所関連の資料を無断で削除した公務員たちが調査を受けていますが、彼らが削除したファイルの中に『北朝鮮の原子力発電所関連資料』が含まれていた、とのことでして。以下、聯合ニュースの記事から部分引用してみます。
<<月城1号機原発関連で監査院の監査を妨害した疑いなどで起訴された産業通商資源部の公務員たちが削除した原発関連530件の資料の中に、「北朝鮮原発建設と南北エネルギー協力」関連文書ファイルが多数含まれていることが明らかになり、別の議論が起きている。29日、検察によると、公共電子記録などの破損・監査院法違反・房室侵入の疑いを受けるA(53)氏など産業部の公務員たちは、監査院の監査直前に530件の原発関連内部資料を削除した。その中には、北朝鮮の原発関連資料も多数含まれているという。
北側という意味の「pohjois(フィンランド語)」のフォルダと、「北朝鮮原発推進」の略と思われる『北原推』という名のフォルダなどには、北朝鮮の電力インフラ構築のための段階的な協力と、北朝鮮の電力産業の現況と、ドイツ統合の事例ファイルなどが入っていたと検察は把握した・・>>
これらのファイルが作られたのは、首脳会談で盛り上がっていた2018年。この件で、『韓国では原発を廃止するという文大統領が、北朝鮮には原発を作ろうとしている』という話が流れました。野党「国民の力」はこの件を「利敵行為」とし、大統領府は「訴えてやる。これは大統領府の公式立場だ」と反応しました。ここからはニューシースです。
<<カン・ミンソク大統領府スポークスマンは今日午後、ブリーフィングで「国民の力 キム・ジョンイン非常対策委員長金委員長が、韓国政府が北朝鮮に極秘裏に原発を建ててやろうとしたと主張した。利敵行為という表現まで使った」と述べた。カンスポークスマンは「キム・ジョンイン委員長は、発言に責任を負うべき」とし「政府は法的措置を含めて強く対応する」と述べた。
キム・ジョンイン委員長はこの日、「ムン・ジェイン政府が大韓民国原発を閉鎖し、北朝鮮に極秘裏に原発を建設しようとした。原発ゲートというか、政権の運命を左右する衝撃的な利敵行為だ」とし「特に、このような利敵行為、国気を乱すプロジェクトが一部の公務員ではなく、政権レベルで極秘裏に進められてきた状況が明らかになった」と主張した。
大統領府の関係者は、「法的措置と強力対応」がムン・ジェイン大統領の指示なのかという質問に、「大統領府の公式立場だ」とし「大統領の意志と違うなんてありえない」と答えた・・>>
ファイルの中身まで復元されていないのか、それとも他の理由があるのか、具体的な内容は伝えられていません。ただ、「北原推」という言葉だけで「ああ、ありえる」と思ってしまうのは何故でしょうか。
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