カン・チャンイル大使が、「文大統領がメッセージを出したから、日本は答えるべきだ」と主張しました。えっ?なんのメッセージ?なにか言った?と驚きましたが、どうやらあのつまらなかった31節演説のことのようです。軽く忘れていたカンチャンイル大使、再登場です。以下、YTNから部分引用します。
<<慰安婦と強制動員などの懸案をめぐり韓日間の葛藤が続いている中、カン・チャンイル駐日韓国大使がムン・ジェイン大統領の対話メッセージに日本が肯定的に回答しなければならないと明らかにした。
カン大使は赴任後 初の記者懇談会で、文大統領が3.1節記念辞で、未来志向的な韓日関係のために対話する準備ができていると明らかにしただけに、日本政府が積極的に応えてくれることを切に願うとしました。続いて、東京オリンピックとコロナ以降、国際社会の秩序、朝鮮半島の非核化など、韓日両国が協力しなければならない事案が多いと強調しました。
これと関連し、駐日韓国大使館の関係者は、「日本が代替案を持って来いと言ってるけど、大統領府と外交部が何か準備しているだろうと考えている」、「交渉テーブルに座ると、良い結論が出るだろう」と説明しました。この関係者はまた、慰安婦被害者であるイ・ヨンスさんが慰安婦問題を国際司法裁判所を回付しようとしたことについて、「一つの方策ではないかと思う」とし「政府も慎重に検討しているだろう」と付け加えました。
一方、カン・チャンイル駐日大使は、東日本大震災の10周年を迎え、すべての犠牲者と遺族に哀悼と慰労を伝えるながら、緊急事態解除後に、被災地を訪問して痛みを分かち合う計画だと明らかにしました>>
31節演説の件、過去エントリーを順番で並べてみますと・・
3月1日に本ブログは「これといって具体的な話はない演説だった」としながら文大統領の31節演説をまとめました。これ、本ブログだけではなく、韓国側のマスコミも「なにか具体的な話が出てくると思っていたのに」と、多少がっかりする雰囲気でした。
日本の加藤官房長官も、「重要なのは、韓国政府が責任をもって具体的に対応すること」と話しました。韓国側の一部のマスコミ反応と加藤官房長官の件はこちらのエントリーにあります。
「内外で低評価」とはまさしくこのことですが、3月3日、韓国政府は「今後、韓日間の正常的な外交疎通はもう日本の分だ」としながら、いわゆる「ボールは日本にある」と主張しました。
普通、こんな話が出てくると、韓国側のマスコミも揃いも揃って『韓国が日本に手を差し伸べた!』としながら大統領の味方をしますが、さすがに3日の件は、あまり反応も無く、それから約1週間、再び話題になることもありませんでしたが・・
それを今更また、しかも大使が言うなんて。ひょっとして、韓国側がいま考えている案は、あの31節演説と同レベルのものしかない・・ということでしょうか。あの演説に何がありましたっけ。未来志向的な韓日関係、日本といつでも対話する準備ができている、それだけでした。
何か面白いオチでも書きたいですが、これといって思いつきません。
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