韓国の哲学修士「『反日公安統治』の時代が近づいている」

本ブログでも取り上げたことがありますが、文大統領を「北朝鮮の犬」、文大統領と与党側の政治家たちを「親日派の末裔」と書いたビラを配布した人が、文大統領(詳しくは大統領の代理人です)から告訴された件。それから大統領府は告訴を認めましたが、左派陣営からも非難が強く、結局は取り下げとなりました。もちろん、『今後気をつけろ』というニュアンスの警告も忘れませんでしたが。

そのことで、経済社会研究院のノ・ジョンテ専門委員が、「反日公安統治が近づいてきた」と主張しました。ノ・ジョンテ氏は高麗大学法学科を卒業し、なぜかソガン大学大学院の哲学修士になった人で、フォーリン・ポリシー韓国語版の編集長を努めたりしました。以下、『新東亜』から部分引用してみます。

 

<<・・世論が急激に悪くなると、大統領府は5月4日、パク・ギョンミ スポークスマンがこの問題にコメントを出した。 「ムン・ジェイン大統領は2019年のビラ配布による侮辱罪に関連、処罰意思を撤回するように指示しました」。しかし、文大統領は謝罪しなかった。「この事案は、大統領個人に対する嫌悪と嘲笑から離れて、日本極右週刊誌の表現を無差別的に引用するなど、国格と国民の名誉、南北関係など、国家の将来に及ぼす害悪を考慮して対応したものだった」としながら、むしろキム・ジョンシク氏(※ビラを配布した人)を「親日派」にした。

さらに、「今後明らか虚偽事実を流布して、政府への信頼を意図的に毀損して、外交的問題に飛び火する恐れのある行為は、少なくとも事実関係を正すという趣旨で、個々の事案に応じて慎重に判断して決定する予定だ」、「今回のことが、国格と国民の名誉、国家の将来に悪影響を及ぼす虚偽事実の流布に対する省察のきっかけになることを願います」とも言った。「お前ら口に注意しろよな」という脅迫の言葉を忘れなかったのだ・・

 

・・結論から言おう。侮辱罪告訴取り下げの際に見せた大統領府の立場表明は、「反日公安統治」の到来を予感させる。軍事独裁政権だった時代は「反共公安統治」だった。それと同じ機能を持つ邪悪な論理を提示しているわけだ。さらに憂慮すべき事実もある。ここまで国民の表現の自由を抑圧する政府が出現し、その根拠としてファシズムでしかない論理を提示しているにもかかわらず、あんなに多かった「良心的知識人」たちはなぜ口を閉じているのか。「大統領はせこい」と冷笑しているだけだ。それではダメだ。これは非常に深刻な問題である。進歩(※左派)も保守も無い。自由民主主義社会を維持するための最低限の原則が否定されたのだ・・

 

文大統領は北朝鮮に対して屈辱的な外交をする。古今東西を問わず、そんな卑屈な態度を見せる人を犬に喩えた。認めたくないが現実である。さらに悪いことには、大統領と政府が率先して国民の口を塞いだことだ。正当性を引き出すために、大統領府が率先し、日本極右媒体がどうとかと言っている。与党と支持者たちはキム・ジョンシク氏の政治色を問題視して、この問題を保守 対 進歩の葛藤構図の中に埋めてしまっている。

これは与・野党の問題ではない。進歩と保守の問題でもない。民主共和国を支える最も重要な原則である表現の自由が危機に立っている。「お前はパルゲンイ(※共産主義者)だ」としながら他人の口を封じる時代が終わったかと思えば、今は「お前は日本の極右だ」と告訴する時代が近づいてきた。私が子供の頃から見て憧れてきた、寛容を守るために戦うといっていたあの多く良心的知識人たちは、いったいどこで何をしているのだろうか?・・>>

 

反日公安統治という用語は面白いですが、実は「そんな時代が近づいてきた」のではなく、随分前から来ていました。気づくきっかけが無かっただけでしょう。「慰安婦は契約によるものだったお」と論文書いただけでこの大騒ぎになり、論文を擁護した教授たちは国家人権委員会から「ヘイト表現だ」と公認されました。これが反日公安統治でないと何だと言うのでしょうか。それに、この反日公安統治は、大統領がやるものではありません。大統領もまた、反日公安統治に統治される1人でしかありません。大統領が反日に勝てるわけないでしょう。

反共公安統治にやられながら「私たちは被害者だ」としていた人たちが、権力を握るで、当時の加害者たちと同じことをする。そんな現象が、反日公安統治と強くしているのは事実です。反日は親北と相性がいいですから。でも、単にそれだけではありません。反日公安統治の時代はすでに来ていて、これからもどんどん悪化するでしょう。

最後に、なんかソース記事の内容を否定するようなオチになってしまいましたが、別にそうは思っていません。いい内容だと思っていますし、「反日公安統治」という表現をしてくれただけでも、ノ委員には感謝したい気持ちです。

 

 

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