「慰安婦に反論したって人を起訴するな」件、声明全文・・「証拠も証言もおかしい」

昨日のエントリーで紹介した「慰安婦問題に反論したって起訴するな」日米韓声明、もう少し詳しいことが分かったのでご紹介します。ツイッターやコメント欄、そして韓国の保守側ネットメディア「メディアウォッチ」の記事などを参考にして原文を読んでみました。

以下、声明文の内容は「歴史認識問題研究会」の該当ページからの引用です。各言語版にはそれぞれ声明に参加した方々の名前も載っていますので(日本語ページに日本人、など)、原文ページも是非ご確認ください。

 

<<私たちは、ソウル西部検察庁の柳錫春(リュ・ソクチュン) 元延世大学社会学科教授に対する起訴に関して深刻な憂慮を表明します。柳教授は延世大学での講義の中で、歴史的問題おいて自らの考えを述べただけです。しかし、検察は 3 つの争点を問題として「虚偽事実の摘示における名誉毀損罪」の疑いで彼を起訴しました。

柳教授は講義で日本の統治の下で「慰安婦は自意半分、他意半分」で売春業に従事せざるを得なかったという意見を提示しました。慰安婦問題の歴史は政治的かつ学問的に敏感な主題であり、当然そのように扱うべきです。しかし、私たちはそれと同時に歴史をバランスの取れた視覚から観察することも極めて重要なことだと思います。

実際に、柳教授は 30 年間継続してきた通念に対して、多様な証拠に依拠して異議を提起する反論を紹介しただけです。柳教授は特定の歴史的事件に対する自らの見解を提示し、当然のことながら、学生たちに自分の立場を強要する意思は全くありませんでした。私たちは今回の検察の起訴が韓国の高等教育に対する深刻な侮辱だと考えます。大韓民国は朝鮮戦争の焼け野原から立ち上がり、現在はその所属する地域ではもちろん国際社会でも相当な影響力を持つ自由民主主義国家です。ここ数年間、韓国の高等教育システムは一層の発展を遂げており、今日では、世界中の学生が韓国の大学に進学しています。しかし、残念なことに今回の柳教授に対する起訴は、開かれた討論と自由な意見交換がなされなければならない象牙の塔にも「検閲の文化」が次第に忍び込んでいることを示しています。私たちは大学において学問の自由と表現の自由は断固として保護されるべきだと思います。

私たちは柳錫春教授の有罪を立証するために偏狭的な証拠(特に河野談話、クマラスワミ報告書)に執着する検察の態度、そして理解しがたい証人の証言に対しても深い憂慮を禁じ得ません。特に、検察側が申請した主要証人である告訴人でさえ、柳教授の講義中の発言について「明確に虚偽事実というよりは、(社会の一般的な)見解と異なるのではないか」と語り、検察が主張する「虚偽事実の摘示」を事実上否定しています。尚、検察側は今日に至っても、どの個人、または集団の名誉が毀損されたのかも明確に特定できずにいます。

万一、 教授に有罪判決が下されれば韓国の言論と学問の自由を脅かす危険な先例を残すことになりかねず憂慮されます。また、柳教授に対する一般大衆とマスコミの耐えがたい人身攻撃によって、他の教授たちが自らの見解を表現できなくなっている状況に非常に憂慮してもいます。

私たちは、この声明を通じて学問の自由と言論の自由に対する追求と支持の立場を明らかにしようと思います。その上で、今回の裁判所の判決が、韓国憲法に規定された民主的価値を毀損し制限しないことを心から望みます。討論に対する根本的な抑圧、通念と異なる考えに対する偏狭、学者に対する不当な起訴は、韓国の高等教育の発展を妨げるだけです。

従って、現在軽率な起訴から自らを弁護している罪のない知識人に無罪判決を下し、最も本質的な自由民主主義的価値を保護して頂くよう裁判所に要請するものです。まさにこのような先例を残してこそ、関連する談論の水準がさらに高まり、公共の領域でも開かれた心で意見交換ができると、私たちは信じています>>

 

【本声明は米国で始まり、英語版が標準であることを明らかにします】となっていたので英語版も見てみましたが、やはり気になるのはこの部分です。

「We are also alarmed by the prosecution’s fixation on a narrow set of evidence (KonoStatement, Coomaraswamy Report) to prove their case and the somewhat baffling witnesstestimony. Notably, one of the complainants and a primary witness called by the prosecutioncharacterized professor Lew’s opinion as “not necessarily false, but different from our(society’s standard understanding).” Thus far, the prosecution has failed to adequately specifywhich individual(s) and or group(s) were defamed by professor Lew’s statement」

「検察側が本件を立証するために、偏狭な証拠(河野談話、クマラスワミ報告書)だけに執着(※fixation)し、証人の証言も不可解である点に警鐘を鳴らされました。特に、検察側が召喚した主要な証人である告訴人は、リュ教授の意見は「必ずしも嘘というわけではなく、我々の(社会の)標準的な理解とは異なる」と話しました。これまでのところ、検察側は、どのような個人やグループがリュ教授の発言によって名誉を傷つけられたのか、ちゃんと特定出来ないでいます」、と。

偏狭というのもありますが、『証拠』としての質のほうがもっと問題でしょう。この件に適用できる『確実な証拠』が一つでもあるなら、その一つで十分なはずですが、そうではありません。そもそも報告書は証言の集まりで、『法的』判断権限を持っている人が出したわけでもありませんから。もし異世界で逆のシチュエーションで裁判があるとして、検察側が今回の声明を「証拠」とするなら、それは問題でしょう。そんなものです。

 

韓国側は、おかしいと思うでしょう。社会から『正義』と違う意見を潰すのは当然なのに、この人たちはなんで怒っているのだろう、と。正義が悪を潰すのに、個人やグループの被害を特定するなど意味ないだろう、と。

最後に、「メディアウォッチ」によると<<・・今回の声明作業は、特に米国の学者の主導で行われた。今回の声明作業に参加したある米国ロースクール教授は、リュ教授起訴の問題は、大学での言論の自由と個人の権利を擁護する国際人権団体である「教育個人の権利財団(Foundation for Individual Rights in Education、FIRE)」で議論のテーマに扱われると、本紙に教えてくれた・・>>、とのことです。

 

 

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