INPEX社が試掘調査中のガス田、『韓国EEZ側ではない・・すでに両国政府が確認済み』

昨日「楽韓WEB」さんも書いてます(※他ブログへのリンクです)が、韓国では複数のメディアが「日本が東海(日本海)でガス田の試掘を始めた。韓国側かもしれない」と報道しました。多分、日本より韓国でもっと話題になったんじゃないかな、そんな気もします。

特に世界日報は「日本は、座標の確認を拒否した」という記事を載せ、燃料(?)を投下したりしました。18~19日のことです。その流れに載せられたのか、それとも愛国ウィルスの変異株か、ちょうど今朝まで、各紙が『日本が うわあぁぁぁ』な記事を出していました。一つ、引用してみます。

<<日本政府が半分を出資した探査企業が、東海(※日本海のこと)で天然ガス開発に本格的に乗り出し、微妙な騒ぎを起こしている。 ガス開発に乗り出した地点は島根県から130㎞、山口県から150㎞離れたところと推定される。慶尚北道慶州(キョンジュ)市の海岸から150キロしか離れていない所であり、韓国排他的経済水域(EEZ)に含まれる可能性がある。日本企業は、自国のEEZ境界線の内側であるとしながらも、韓国側に正確な座標を知らせず、葛藤を起こしている・・(ソウル新聞、今日05時)>>

 

ですが、なぜか大手は静かですが「イーデイリー」の記事によると、ガス田は日本のEEZ内側にあるもので、すでに日韓政府の間で(日本側のEEZ内側だと)情報も共有されている、とのことです。いままで、複数の記事に『(匿名の)韓国外交部の関係者は、確認を急いでいるという』な趣旨の内容が書いてありましたが・・あれはいったい何だったのでしょうか。しかし、それでも潔く諦めきれないようで、『韓国側にとても近いので、日本企業を注視している』、とも。以下、イーデイリーの記事、引用します。

<<日本の石油・天然ガス開発企業であるインペックス(INPEX)が島根・山口県の沖で確認した天然ガス層は、韓国の排他的経済水域(EEZ)内ではないと伝えられた。19日、外交情報筋たちによると、両国外交当局は関連情報を共有し、このような事実を確認した。朝鮮半島と日本の間の海域は23.5~450海里、中国との距離は80~350海里である。

これにより、国際法の国連海洋法条約に基づき、200海里(370km)を基準に境界を定めれば、各国が主張する排他的経済水域(EEZ)が重なることになる。17日、日本の石油・天然ガス開発企業であるINPEXが発見したという石油・天然ガス層が論議になったのも、この地点がEEZ重複地域に該当するのではないか、という指摘が提起されたためだ。

ただし、韓日は1974年「大韓民国と日本国の間の両国に隣接する大陸棚北部区域境界計画に関する協定」を締結しており、韓国に属する大陸棚部分と日本に属する大陸棚部分を基準に境界線を定めてある。これは韓・中・日の間に締結された唯一の境界画定協定でもある。今回の掘削場所は、この大陸棚北部区域経済画定に関する協定により、日本側に属したと伝えられた。

また、韓国側は今回の掘削場所が韓国の排他的経済水域(EEZ)が重なる「中間海域」ではないという点を確認した。ただ、韓国政府は、あまりにも掘削地点が韓国側EEZに近いので、今後の可能性を排除していない。外交部関係者は「この機関の関連活動を綿密に注視している」と明らかにした・・>>

記事の日付けは今日(20日)ですが、引用部分によると、情報が出回ったのは19日となっています。それは、ま、試掘調査とか始める前に日本外務省と韓国外交部で何かの連絡は取り合っていたでしょう。じゃ、昨日「日本が座標確認を~」ってなんだったのか。確認を急ぐとかの匿名の外交部関係者って何者だったのか。単に名前が『と・くめいのがいこうぶかんけいしゃ』だったのか。いつもの、『私なら相手側のものでも自分で勝手に開発する。そして座標を隠し通す』という、壮大な自己紹介だったかもしれません。

 

 

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