(※告知を追記しました)まだまだ出てくる、なぞの米韓同盟論・・『米国は、文政府においての米韓同盟を歓迎していた。次期政府が心配だ』

追加告知・・16日(土曜日)朝の更新は出来なくなりました。正午になる前には更新致します。事前に告知できなくて申し訳ございません

韓国には、『左』な政府、例えば文在寅政府のときの米韓同盟こそが、韓国だけでなく米国にとっても高く評価されている、という主張があります・・何を言っているのかよくわからない、ですね。実は私もそうです。でも、この話、結構有名です。初めてこの話が出てきたのは、私が知っている限りだと、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領のときです。ご存知、日米関係が強化され、米韓・日韓関係は何の動きも見せないでいた頃、どこからか『実は米韓同盟こそが至高である』という話が出てきました。

もう韓国の位相(地位)が高くなったので、韓国は何もしなくても、日米が韓国に頼るしかない、いずれ韓国に声をかけてくる、そんな内容です。2021年5月、韓米首脳会談が終わっても、韓米・日米関係にこれといった変化が無く、むしろ多国間会議などで韓米首脳会談が開かれなくなったとき、またこの話が盛り上がりました。

 

「韓国は、経済成長、軍事力、民度、市民精神に基礎したK防疫などで、米国にとって、国際社会で活用価値の高い存在になった。日本は対中国包囲網の真ん中に自ら進んていくが、韓国は少し下がったところに立っている。これは、米国が韓国に『そんなポジションにいてもいい』と認めたからだ・・

・・ワシントン政界は、一歩下がったところにある韓国を十分に活用することが、米国の国益のために良いと判断している。米国は、過去のように韓国に圧迫をかけることはできない。そうするには、韓国があまりにも大きくなりすぎてしまったのだ」、と。これはソウル新聞(2021年9月7日)に載っている、金基正(キム・ギジョン)国家安保戦略研究院長の主張です。彼は、文在寅大統領候の外交ブレーンの一人として知られています。

 

同じ趣旨を統一部長官が言ったこともあるので、決してマイナーなものとも言えませんが、だからといってこれが主流意見なのか?というと、それほどでもありません。普通、左寄りの政府の外交、特に米韓関係で支持率が下がると、このような話が出てきます。特に、日米同盟より凄いぞ!という内容はデフォです。もう尹錫悦(ユンソギョル)政府になるし、またしばらくはこの素晴らしいネタを目にすることはできないのだろうか・・と寂しかった(?)ですが、ソウルファイナンスというメディアに、またまた同じ趣旨の記事が載りました。ネットメディアがメインですが、1週1回は結構広い範囲に紙新聞も発行している中堅メディアで、そこの主筆さんの作品(?)です。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・米国にとって韓米同盟の重要性は、これまで以上に大きくなった。過去の米国にとって、韓米同盟は日米同盟より下のものだったが、もう韓米同盟は日米同盟と同一線上に置かれるようになったのだ。これは、ろうそく集会の成功などで韓国の国際的地位が急激に高まったことによるものだと思われる。韓国はもう米国にとって、共に進むパートナーであり、対立すると大きな損をする、そんな同盟として格上げされたのだ。

韓米同盟を重視しながらも、朝鮮半島政策を主導的に判断する韓国政府を、米国は喜ばないと思うかもしれない。しかし、米国の立場からして、こうした韓国の変化は嬉しいものでしかない。昔のように力が出せなくなった米国にとって、一方的に頼るだけの同盟なら、そんなものが嬉しいはずがない。

このような米国の立場の変化を見ようとせず、韓米関係を再び過去に戻そうとする親米な態度だけを見せるなら、いま日本が対米外交で外されるようになったのと同じく、米国は韓国を『頼ってくるだけ』と思うだろう。そうした点で、文在寅政府の対米外交を「失敗」と規定し、過去と同じ姿勢で韓米同盟を語る次期政府の外交姿勢が、本当に心配だ>>

説明になってない気もしますが、とにかく、こんな主張があります。しかも、主流とは言えないにせよ、かなり広く、そして深く。しかし、まさかこの期に及んでまた読むことになるとは思いもしませんでした。何か書くたびに思いますが、尹大統領、本当に大変ですね。これじゃ・・

 

最後に告知ですが、いつも本文の後に書いている『お知らせなど』をアップデートしました。また、本ブログのトップページにあった「インフォメーション」を『シンシアリーの新刊・準新刊のご紹介』に統合、<「自由な国」日本「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >の情報を追記致しました。よろしければ、ぜひご覧ください!ありがとうございます。 追加告知・・16日(土曜日)朝の更新は出来なくなりました。正午になる前には更新致します。事前に告知できなくて申し訳ございません

 

 

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様のおかげで、こうして新刊・準新刊のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、画像左の方ですが、<「自由な国」日本「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が2022年4月28日に発売されます。日本滞在4年目に感じた「日常」と、ラムザイヤー教授論文騒ぎにまつわる、日韓の対応の差などをまとめました。2021年発売版に、相応の追記を致した新書版でございます。 ・のほうですが、韓国に蔓延する、新しい、そして歪んだ対日観、『卑日』について考察した本が発売中です。卑日>という題です(扶桑社新書、2022年3月2日)。なぜ今韓国に、日本に対する『卑』が必要なのか。それを自分なりに考察、率直に書きました。 ・刊・準新刊の詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。旧「インフォメーション」もこちらに統合してあります。 ・に、既刊 <文在寅政権最後の暴走>が発売中です。文政権においての日韓関係とは。文政権の考える『まともな国』とは。まともな南北、対日、対米、対中関係とは。それらはどういうもので、どう失敗したのか。そんな内容の本です。同じく既刊として、自分なりの『日本語』本<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書)>も発売中です。本当に、本当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。 ・れでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。