訪日政策協議団、「岸田総理に会うように調整する」・・先月の訪米特使団がバイデン氏に会えなかったことを強く意識している模様

訪日政策協議団が、岸田総理と会うように調整すると発表しました。会談するとも言ってないし、『会うことになっている』とも言っていませんが・・一応、URLは「きしださんにげて」にしてみました。

実は、訪米した政策協議団がバイデン大統領に会えなかったことを、尹錫悦(ユンソギョル)当選人側はかなり気にしているようです。日本より先に、尹当選人は政策協議団を米国に派遣しました(11日に帰国しました)。当時は政策協議団とする記事もあったけど、特使団、訪米代表団とする記事のほうが多かったと記憶しています。その訪米政策協議団のことで、野党「共に民主党」から、米国でアウトオブ眼中にされた、という主張が提起されました。「訪米期間、バイデン大統領とトニー・ブリンケン長官に会えなかった」「大韓民国の国際的地位を考えると、あえないことだ」との内容です。いや、共に民主党がそれを言いますか・・とすればそれだけですが、実は、事前に騒がれたほどの実績が無かったのも事実です。

 

メインでエントリーしたことはないけど、ちょっとだけ書いた記憶もありますが・・訪米政策協議団のことで、出発前には、右寄りのメディアを中心に、最初はバイデン大統領、ブリンケン長官との面談も可能ではないのか、そんな記事が載ったりしました(特使団はそんなこと発表していません)。議会、国防部を中心にいろんな人に会ったとのことですが、結局、バイデン氏、ブリンケン氏との面談はありませんでした。そして、特使団が帰ってきてからも、これといった報告も発表もありませんでした。

個人的に、『思ったより静かだな』とは思いました。何か少しでも実績があったなら、ちゃんと発表したはずですから。いまの尹当選人は、安定しているとはとても言えません。とりあえず支持層の結束のためにも、訪米関連で何かの成果があったなら、大きく取り上げたことでしょう。偶然かもしれませんが、彼ら代表団の帰国が11日で、尹当選人がクアッド首脳会談への参加を打診した、という記事が日経新聞に載ったのが14日です。

記事が本当なら、という前提での話ではありますが・・訪米代表団が相応の成果を持ってきたなら、3日後にこんな話はしないでしょう、普通。そんな中で野党側からこんな指摘が出たわけですから、尹当選人側はさっそく『そんなことない』とコメントを出しました。そして、ソース記事YTNによりますと、訪日政策協議団は『岸田総理に会うことを含め、全てを議題にしている』とも発表しました。記事には「岸田総理に会えるのか」という質問があったとも書いてありません。なのに、わざわざこんな内容を発表したのは・・『総理に会ったよ!』とするため、無理をしてでも岸田総理と会えるように調整する、という意味でしょう。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<尹錫悦大統領当選者の韓日政策協議代表団が来る24日、日本に出国することに関連して、尹当選人側は「岸田文雄日本首相との面会を含むすべての議題を持って日本に向かう」と明らかにしました。ペヒョンジン広報担当者は今日のブリーフィングで「当選人として派遣した韓米政策協議代表団も、相応するホワイトハウスなどの人たちに会って、重要な言葉と親書を交わした」とこのように述べました。そして、当時代表団がバイデン米大統領など高位層に会えず、ちゃんと相手してもらえなかったという主張については、事実ではないとしました・・>>

さて、どうでしょう。個人的に、会う必要ないと思いますが・・韓国側と親しい議員もいるし、菅総理がパクチウォン国家情報院長と会ったときのように、表敬訪問のような形で挨拶するぐらいなら、ありえるのではないか、そんな気もします。単に会うだけでも、韓国側のメディアは出来る限り、不必要なほど、騒ぐでしょうけど。『改善』がどうとかの内容で。やはり、やめたほうがいいのでは。

 

 

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。以下、拙著のご紹介において『本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。

様のおかげで、こうして新刊・準新刊のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、画像左の方ですが、<「自由な国」日本「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >が2022年4月28日に発売されます。日本滞在4年目に感じた「日常」と、ラムザイヤー教授論文騒ぎにまつわる、日韓の対応の差などをまとめました。2021年発売版に、相応の追記を致した新書版でございます。 ・のほうですが、韓国に蔓延する、新しい、そして歪んだ対日観、『卑日』について考察した本が発売中です。卑日>という題です(扶桑社新書、2022年3月2日)。なぜ今韓国に、日本に対する『卑』が必要なのか。それを自分なりに考察、率直に書きました。 ・刊・準新刊の詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。旧「インフォメーション」もこちらに統合してあります。 ・に、既刊 <文在寅政権最後の暴走>が発売中です。文政権においての日韓関係とは。文政権の考える『まともな国』とは。まともな南北、対日、対米、対中関係とは。それらはどういうもので、どう失敗したのか。そんな内容の本です。同じく既刊として、自分なりの『日本語』本<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書)>も発売中です。本当に、本当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。 ・れでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。