韓国、政権交代により、大統領府関係者だけで20人が刑○所行き?

結論から先に書きますと・・題にすでに書いてありますが、政権交代により、大統領府だけで20人は○務所行きの可能性がある、とのことです。この件、何があったのか、どこから出てきた話なのか、ちょっと説明してから、記事を引用したいと思います。

検察から捜査権を無くす件、いわゆる『検捜完剥』。韓国ではまだまだ連日のように大きく報道されています。本ブログでも9日にお伝えしましたが(過去エントリー)、文在寅政権になってから、検察改革などいろいろあって、韓国の検察の捜査権は、ほとんどが警察に移譲されています。

それでもまだ腐敗関連、経済関連、公職者関連、選挙関連、防衛事業関連、そして大型事故に関しては、検察が捜査権を持っています。共に民主党は、政権交代の前に、それすらも完全に無くすために国会で動いています。議席数では圧倒していますが、党内でも結構反対する声があるという話もあります。また、左寄りの政党も含めて他の党が強く反対しているので、どうなるかはまだ分かりません。

 

この件で、議席数で負けている国民の力及び他の政党は、『法司委員会(案件調整委員会)』という委員会を招集し、関連案件を阻止するという構えでした。調整委員は6人が定員で、共に民主党3人、国民の力2人、無所属1人で構成されることになっています。一つの政党が、案件調整委員会を勝手に終了させることができないようにするためです。「該当案件の調整は必要ないとしてそのまま終了させる」には、4人の同意が必要です。

共に民主党としては、委員が4人ほしいところであります。そこで、法司委員会所属で、いまは無所属委員ですが、もともとは共に民主党出身の、ヤン・ヒャンジャ議員に『(捜査権を完全に無くす)関連法案に賛成してほしい』と要求しました。しかし、ヤン議員は、『そんなことはできない』と反対し、後で反対の立場を書いて、公開しました。以下の内容は、朝鮮日報の記事で、ヤン議員が共に民主党側から聞いた話となります。共に民主党が検察から捜査権(高位公職者関連)を無くそうとするのは、「政権交代により、大統領府の人だけでも20人はK務所に入る」心配があるから、とのことです。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・法司委に来てから何度も会議に参加し、私も自分なりに勉強もしたが、検察から捜査権を完全に無くすなんて、これは話にならないと思った。でも、共に民主党内の強硬派たちは、私の話を聞こうとしなかった。ある議員は、『この法案を作らないと、私は○ぬからな』とまで言った。 他の方は、『この法案を処理しなければ、文在寅政権の大統領府の人だけで20人が刑○所に入ることになる』とも言った。私が反対するという立場文を公開した後、共に民主党は『ヤン議員が、国民の力から(対価として)科学技術情報通信部長官の席を約束された』という話まで広げてきた・・>>

 

ヤン議員が反対すると、昨日、共に民主党のミンヒョンべ国会議員が、急に離党し、無所属になりました。なぜこんなことをしたのかというと、ミン議員はすでに法司委員会の委員なので、そのまま委員6人のうち、『無所属』1人の枠に入ることになります。あとは、共に民主党の枠3人に、別の人を1人任命すれば、委員6人のうち、共に民主党の『ウリ』委員は4人になります。これで案件調整委員会も安心です。いやーさすがは国会議員の皆さん、本当に頭がいいですね。後頭部も鍛えているようだし、頭関連スペックが半端ありません。

なんか、文在寅政権が始まったとき、民主主義という言葉が、耳にタコヤキができるほど溢れかえりました。ろうそくなんとか、と。それから、本ブログのコメント欄などで『文主主義』という言葉もありましたけど・・もはや、何の主義なのかそれすらも分からなくなりました。何主主義(なんしゅしゅぎ)とでも言いましょうか。

 

 

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