政策協議団、経産相・防衛相と会談・・経産省『既存の立場を繰り返した』防衛省『レーダー照射の件の解決を』

日本を訪問中の政策協議団(交渉権が無いなら何で『協議』団としたのでしょうか?)が、経済産業省と防衛省を訪問、萩生田光一経産相、岸信夫防衛相と面会しました。経産省は『既存の立場に基づいた』とのことで、防衛省は『レーダー照射の件の解決を』と指摘しました。すなわち、まだ解決されていないという意味です。政策協議団側が何かこれといった案を話したというニュースは、まだ見当たりません。

経済産業省で話した内容は、「いわゆる」輸出管理厳格化についてです。厳格化といっても、優待措置を無くしただけですが。聯合ニュースによると、協議団側は『知恵を出して解決する』と話したそうですが、それがどういう知恵なのかについては話さず、新しい進展は無く、韓国側からマニュアルなことを言って、日本側は既存の立場で返す、そんな展開だったようです。

政策協議団側は『両国間の好恵的な未来を新たに開拓する問題を知恵を出してうまく解決するように努力しようと話した』としていますが、それって、世界中のすべての問題に対して言えることではないだろうか・・な気もします。経産省の出雲晃 韓国担当室長は、『既存の立場を繰り返した』と話しただけです。あくまで記事の文面だけですが、かなりの温度差が感じられます。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・ジョンジンソク団長・国会副議長は会談後、記者たちと会って、「管理厳格化など懸案があるが、新しいスタートライン上で、両国間の好恵的な未来を新たに開拓する問題を知恵を出してうまく解決するように努力しようと話した」と明らかにした。 ジョン副議長は「萩生田光一経産相も、モメンタムが重要だということに認識を共にし、実務ラインを通じて建設的な議論を続けることにした」と伝えた。

日本政府は、旧朝鮮半島出身労働者に関する韓国最高裁判決に対して、2019年7月、半導体・ディスプレイ核心素材などの輸出管理厳格化を強化した。これに対抗して韓国政府は、日本を相手に、世界貿易機関(WTO)に訴を起こした。出雲晃 経済産業省韓国室長はこの日の会談後、記者会見を開き、日本政府の既存の​​立場を繰り返した。

彼は、「両側が、従来の立場に基づいて意見を交換した」と会談の雰囲気を伝えた。また、「韓国がWTOに提訴して、会話が止まった状態」とし「このままだと、日韓の間の政策対話を続けることはできないというのが、日本の基本的な立場であり、韓国がまず訴を取り下げると、政策対話に戻るだろう」と主張した・・>>

ちなみに、経産相との話し合いは40分ぐらいあったそうで、『会談』と書いてもよさそうな気もします。訳も原文のママに『会談』としました。ちなみに、経産省ということで、CPTPP関連で何かの話し合い、例えば日本に協力を要請したとか、そんな話があったのかなと思いましたが、(引用部分にはありませんが)韓国のCPTPP加入については、これといった話が無かったそうです。

 

防衛相との面会については、韓国側からはまだ少ししか報道が出ていません。また、それらの記事も、『北朝鮮問題に関する日米韓協力の重要性』がメインです。よってこの部分は産経新聞の記事を引用します。  <<岸信夫防衛相は25日、韓国の尹錫悦次期大統領が派遣した「政策協議代表団」と面会し、2018年の韓国海軍による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射問題など防衛当局間の懸念を解決するため、次期政権のリーダーシップに期待する意向を伝えた。面会終了後、防衛省が明らかにした・・>>

思ったより色んなところで面会できてよかったですね・・といったところでしょうか。今のところ、それ『だけ』ですけど。協議団が来日するまでは、どんな話があるのか、誰と会うのか、そんなところに興味がありましたが・・これ、本当にわざわざ『人が来る』意味があったのか分からなくなりました。本当に挨拶して、親書を渡すためだけに訪日したようです。訪米した代表団がこれといった実績を残すことができなかったと聞きますが・・訪米団のほうもこんな感じだったのでしょうか。

 

 

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