米国、韓国にウクライナへの武器支援を提案・・「米国が仲介役となろう」

本ブログでもお伝えしましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領が韓国の国会で演説する直前、韓国は武器の支援に応じませんでした。4月11日の過去エントリーで取り上げておりますので、未読の方はまずお読みください。この件は、ゼレンスキー大統領の演説の際、国会議員などがちゃんと参席しなかったこともあり、いろいろと話題(あまり思わしくない意味で)になりました。

そのことで、米国が韓国に対し、ウクライナへの武器支援の仲介を提案したことが分かりました。詳しくは、いったん米国に武器を預けてくれれば、米国がウクライナ側に渡す、というものです。これは韓国だけでなく、武器支援に応じなかった国々を対象にした提案だとのことですが、韓国には、武器支援を制限する国内法があるわけでもなく、他国への武器輸出に力を入れていたこともあって、韓国内でも『支援しない名分としては、微妙すぎないか』という指摘がありました。

 

当時、CNNなど複数のメディアが、「相応の事情があるだろう」としながらも、やはり朝鮮戦争のときに韓国が多くの支援を受けたこともあるし、ゼレンスキー大統領が韓国に武器支援要請に応じなかったのは、どうだろうか・・というニュアンスで記事を出していました(アジア経済などが報じています)。また、NATOも、「韓国がウクライナに武器を支援するかどうかは、ただ韓国の決定にかかっている問題だ」とも話したことがあります。

そもそも韓国側の『攻撃用武器は支援しない』というのは、そもそも言い訳にすぎず、ロシアの顔色を気にしていただけのものでしょう。他の分野で積極的に参加していたなら話も違うでしょうが、韓国の場合、国際社会の対ロ制裁への参加もパッとしませんでしたし。ソウル新聞は、この件でよると、韓国側の悩みが大きくなりつつあると報じています。尹政権でも、いまのスタンスを変えるのは難しい、とも。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<米国政府が、ロシア相手に奮闘しているウクライナと関連し、韓国が武器を提供、米国が代わりにウクライナに伝達すると提案したことが分かった。これまで政府は、サッ◯ョウ(◯傷)兵器の支援は行わないという立場を繰り返し明らかにしてきた。10日、軍の情報筋によると、ロイド・オースティン米国防部長官は先月25日(現地時間)、「ウクライナ支援」をテーマに開かれた43カ国国防高位関係者とのオンライン会議を通じて、「米国が、ウクライナに武器を伝達する役割を担うことができる」という立場を明らかにした。

米国側のこうした提案は、ロシアとの関係を考慮してウクライナに武器類などの直接支援に難色を示した国家に対するものだった。韓国政府は、ウクライナ側の武器支援要請にもかかわらず「◯傷用武器は支援しない」という方針を固守してきた。

こうした中、21日に開かれる尹錫悦(ユンソンニョル)大統領とジョー・バイデン米大統領間の初の韓米首脳会談でも、この件が関連問題が議論される可能性がある、という観測も出ている。しかし、尹錫悦政権も、武器を支援した場合、相応の韓露関係の悪化、経済的なダメージを懸念し、「すぐに立場を変えるのは難しい」と判断したことが分かった・・>>

 

今回の米韓首脳会談でこの件が議題になる可能性もある、との部分が気になります。中国関連だけでなく、この件でも、ある種の『言葉より行動』を要求してみる・・といったところでしょうか。就任式終わったばかりの尹政権。日本、米国、中国だけでも、『無理ゲー』っぽいものが相当ありますが・・ここにロシア関連まで関わり、難易度はさらに上がることでしょう。なんというか、尹政権、いろいろ経験すると「レベルが上った!」というメッセージが出るはずですが、何かあるたびに「難易度が上がった!」というメッセージばかり出てくるような、そんな気もします。

 

 

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