バイデン大統領、日本の常任理事国入りを支持・・ほぼ全ての韓国メディアが『速報』

日米首脳会談が終わりました。IPEFやサプライチェーンなどの話はもちろん、防衛能力強化の支持、拉致被害者問題解決の支持、来年G7の広島開催の支持など、いろいろ話がありました。その中でも、個人的に、バイデン大統領自ら「日本の国連常任理事国入り」を支持したことは、良い意味でサプライズでした。

韓国では、ほぼ全てのメディアがこの件を速報として伝えています。関連記事の数だけだと、日本より韓国マスコミのほうが圧倒的に勝っています(笑)。本エントリーは、朝鮮日報から引用します。<<~>>が引用部分となります(あとでバイデンガ-Z、キシダガ-01という記事も出てくるかもしれませんけど、いまはまだどのメディアもNHKの記事をもとにしているので、内容には大差ありません)。

 

<<訪日中のジョーバイデン米大統領が、日本の国連安全保障理事会常任理事国進出の支持意思を表明した。NHKによると、23日午前11時から開かれた米日首脳会談で、両国首脳は安保理理事会を含む国連の改革及び強化の必要性について意見を交わした。以後、バイデン大統領は安保理改革が実現した時、日本が常任理事国を務めることを支持するという意を明らかにした。現在、安保理常任理事国は、米国、中国、ロシア、イギリス、フランスの5ヶ国だ。

バイデン大統領と岸田首相は会談後、東京の迎賓館で開催した共同記者会見を通じて、東シナ海・南シナ海などで繰り広げられる中国の一方的な現象変更の試みと、北朝鮮の核・ミサイル問題に、日米が緊密に連携して対応していくと明らかにした。また両国が日本側の防衛力増強及び防衛比増額に対する共感帯を形成したという点も明らかにした・・>>

 

本ブログの読者の皆様には説明の必要もないでしょうけど、韓国では、日本の常任理事国進出は、絶対に阻止しなければならないこととなっています。世界は日本が常任理事国になることなど望んでいない、しかし、日本は大金持ちだから、気をつけなければならない、そんな論調がメインになっています。手元(フォルダー)にある記事から適当に引用してみますと、2005年国民日報の「周辺国を無視する小泉純一郎首相は靖国神社、教科書、竹島領有権主張などで、他国領土への野蛮な欲心を捨てていない。それにもかかわらず、国連安保理常任理事国進出を、お金で買収しようとしている」という主張などがそうです。この時期、特に常任理事国関連で記事が多かったと記憶しています。

ウクライナ事態において日本が相応の役割を果たそうとしたときにも、韓国では「常任理事国進出のためにやっているにすぎない」とする報道が相次ぎました。当時(いまもそうですが)韓国は他の国比べて動きが鈍く、それをなんとかするために、よけいに日本の行動に食らいついていたかもしれませんが。

 

また、私の調べ方が悪いだけかもしれませんが、NHKの共同記者会見速報記事、午後3時の時点では、『韓』の字は、北朝鮮関連で1回、しかも『日米韓』として出てくるだけです。韓国側としては、ずいぶんと気になる展開だと言えるでしょう。あと、余談ですが、これもNHKの記事からの引用ですが、バイデン大統領の発言として、こんな内容がありました。「日本は世界のリーダーの1つとしてG7の各国とともにウクライナ侵攻を続けるプーチンの責任を追及し、われわれが共有する民主主義の価値観を守るために立ち上がっている。岸田総理大臣のリーダーシップとウクライナの人々への支援を感謝している」、「われわれを日本に歓迎して頂くとともに、あすのクアッドの会合を主催していただき感謝する。われわれはインド太平洋地域の民主主義国家として常に協力して課題に取り組む方法を模索しているし、今後も話し合っていくことを楽しみにしている」。

 

バイデン氏がその場でこう話したのか、それとも事前に誰かが書いてくれたとおりに言ったのかは分かりませんが・・様々な内容を、実にうまくまとめ、しかも自然に繋げた良い文章だな・・と、思いました。私もぜひ見習いたいものです。

本エントリーは、更新がいつもより早かったこともありますので、後で追記するかもしれません。ただ、タイミングによっては、明日の朝に新しいエントリーにすることもありますので、ご理解の程お願いします。

 

 

おかげさまで新刊『日本人たらしめているものはなにか』を追記しました。帰化を前にして、いろいろと考えてみて、その自分なりの結論を記録した本です。固定エントリー『新刊・準新刊のご紹介』に簡単な内容を綴りました

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。以下、拙著のご紹介において『本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。

 ・様のおかげで、こうして新刊・準新刊のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2022年6月1日発売)からですが、<日本人を日本人たらしめているものはなにか~韓国人による日韓比較論~>です。帰化を前にして考えたことを記録した本です。アマゾンページに書いてある、「私はただ、日本が好きだから、日本人として生きたいと思っています」と、「『お前は韓国人として生まれた』が、『私は日本人として死ぬ』に上書きされた時に見えてきた、日本人になるということの意味」が、本書の全てを表していると言えるでしょう。そんな本です。 ・新刊<「自由な国」日本「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書) >は、日本滞在4年目に感じた「日常」と、ラムザイヤー教授論文騒ぎにまつわる、日韓の対応の差などをまとめました。2021年発売版に、相応の追記を致した新書版でございます。 ・国に蔓延する対日観、『卑日』について考察した卑日(扶桑社新書)>も発売中です。なぜ今の韓国に、日本に対する『卑』が必要なのか。それを自分なりに考察、率直に書きました。 ・刊として、文政権の失敗を振り返った <文在寅政権最後の暴走>と、自分なりの『日本語』本<日本語の行間~韓国人による日韓比較論 (扶桑社新書)>も発売中です。・刊・準新刊の詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。旧「インフォメーション」もこちらに統合してあります。本当に、本当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。 ・れでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。