尹政権、G7参席のために『外交ラインをフル稼働』していた・・結局、参席できず

またG7ですね。岸田総理とバイデン大統領が短い首脳会談を開いた、とかそんなニュースが流れています。去年のG7では、文在寅大統領及び大統領府・与党関係者の方々が『事実上のG8』『国格上昇』などで多くの(曇る)ネタを供給してくれたこと、記憶に新しいです。

本ブログでは単独でエントリーした記憶はありませんが、韓国がG7ゲスト国に選ばれませんでした。5月だったかな、議長国のドイツが韓国をゲストとして招待しなかったことで、一部のメディアでは「なんで今年は呼ばれないのか」「文政権のときより国格が下がったのか」などと揺らいでいました。

 

それは、ま、呼ばれるときもあれば呼ばれないときもあるものでしょうけど、G8ネタもあったし、心が曇ったシンシアリーは「なんて典型的な展開なんだ(笑)」と思ったりもしました。確か、当時の外交部は、まだ最終的に決まったわけではない、と話していた・・そう記憶しています。それからあまり気にしないでいましたが・・ネットメディア ザ・ファクトの記事によると、大統領室は『招待されなかったのは理由がある。ドイツ側がもっと視野を広くしようとしているだけだ』と話しています。以下、各紙、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・尹大統領は29~30日、スペインのマドリードで開かれるNATO首脳会議には日本・オーストラリア・ニュージーランドと共に招待されて参加するが、26~28日ドイツのバイエルンで開かれるG7首脳会議には招待されなかった。これを受けて、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が2020~2021年2年連続G7に招待され、モディ インド首相とラマポーザ南アフリカ共和国大統領は昨年に続き、今年もG7に招待されたのと対照的に映り、懸念の声が出た・・・・新政権のグローバル位相(※地位)が前政権に比べて低くなったのではないか、という解釈も出た。

大統領室側は、G7招待は議長国(ドイツ)の固有権限で、今回は理由があったと強調した。大統領室の核心関係者はこの日の通話で、「G7首脳会議ゲスト(招待)国の選定は議長国の固有権限である」とし「ショルツ首相は(先月4日)記者会見で『G7は韓国やオーストラリアなど伝統的西欧先進国にだけ集中せず、視線を拡大する必要がある』とし、(先月6日の演説でも)『G7は西欧、先進国だけのクラブではない』と強調した。そういう流れでインド・インドネシア・南アフリカ共和国・セネガルが招待された」と話した・・>>

 

読み方にもよりますが、『もう先進国だから、いいではないか』という主張にも見えます。しかし、そう言っているものの、実は尹政権、G7参席のために外交ラインをフル稼働していました。他でもない朝鮮日報が「それでも、できなかった」と報じています。まず、そこまでするようなことか、他にやることあるだろうが、というのもありますが・・そこまでやって出来なかったとは、これはまたG8にしては(笑)どういうことか、もう笑うしかありません。

<<・・尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が、26~27日ドイツバイエルンで開かれる主要7カ国(G7)首脳会談に招待されなかったことが分かった。 G7首脳会談は2014年から米国とドイツ、イギリス、フランス、イタリア、日本、カナダなど7カ国と欧州連合のほか、他の主要国家首脳を招いて開催している・・・・モディインド首相とラマポーザ南アフリカ大統領は昨年と今年2回連続で招待されたが、韓国はなかった。

 

これに先立ち、昨年6月、英国コーンウォールで開かれたG7会談には、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が参観国の首脳資格で招待されて参加した。当時大統領府は、政府が運営する「大韓民国政策ブリーフィング」を通じて、「主要経済の協議体であるG20を超え、グローバルリーダーであるG7国家と肩を並べる先進国に上がった、という意味だ」と広報した。外交情報筋は、「政府が、ユン大統領のG7出席のために外交ラインをフル稼働したが、結局、招待されなかったと知っている」と話した。

マドリードNATO首脳会談にはG7メンバーがすべて参加する。日本を除く6カ国がすべてNATO加盟国である。また日本もNATOパートナー局の資格で招待され、岸田文雄首相が参加する。政府高位関係者は「ユン大統領はマドリードでG7国家首長に会うことになるだろう」と伝えた・・>>

 

最後に「NATOに参加するから別にいいけど」としているのがまた、なんとも言えない味(?)を出しています・・かどうかはともかく。これは、簡単です。『文政権は招待されて尹政権はされなかった』ではありません。『韓国を招待してみたけど、これといった意味がなかった』でしょう。何度も同じ趣旨を書いていますが、国内からすると政権が交代したから『新しい王の誕生だ』になっているかもしれませんが、他国からすると、文政権も尹政権も、韓国ですから。 次の更新は、明日の11時頃になります

 

 

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