尹大統領・イエレン財務長官の出会い、写真撮れず、記者たちのスマホカメラレンズには黒いテープ・・「サムスン以外はダメ」?

この前、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領がジャネット・イエレン米国財務省長官と会った際(多分、会談の前ですね)、長官と同行した外国メディアの記者たちに対し写真撮影を許可しなかったことで、「えっ、なんで?」と一部で話題になっています。

イエレン財務長官と同行した記者団の一人、ブルームバーグのChrisCondon記者のツイートで明らかになりました。スマホのカメラ(レンズ部分)には黒いテープまで貼られた、とのことでして。ネットでは例の「50ヶ国」記事が原因ではないのか、という話もあるそうです。明らかに左側メディアの「グッドモーニング忠清」ですが、内容は事実だと判断されるので、エントリーしてみます。ソース記事は、『格』を気にしてのことではないのか、と迂回的に指摘しています。

 

直接的にそう書いているわけではありませんが、『日本を訪問した際には、財務相と会談し、岸田総理とはしなかった。総理がわざわざ会談する必要がなかったからだ』とし、『大統領が長官と直接会談したのは、やりすぎではないのか』、と。いわば、『格』を気にしての措置ではないのか、とのことです。実際、クリス・コンドン記者の別のツイートを見てみると、企画財政部長官と握手するシーンなどはちゃんと写真がありますが・・どうでしょうね。記者は、「仕方ない、絵でも載せるか」と、自分で描いた絵(笑)をツイートしました。余裕のある反応で、なによりです。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・尹錫悦政権が、外国メディアに対するコントロールを本格化したのだろうか。尹大統領が19日、ジャネット・イエレン米国財務省長官を接見した際、外信記者が取材をできないように統制した事実が明らかになり、議論となっている。米財務省を出入する〈ブルームバーグニュース〉クリス・コンドン記者はこの日「イエレン長官を同行した記者団は、面談場面の写真を撮ろうとしたが、携帯電話レンズを黒テープで貼られるなどで、取材が不可能だった」とし「だから仕方なくスケッチで描写するしかなかった」と写真の代わりにスケッチした絵を載せた。

先立って、英国出身で、ソウルでフリーランサーとして活動するR.ラシード記者も、大統領室から出入記者申請登録をことわられたとしていた。外信記者たちの不満が相次いでいる・・・・一方、イエレン財務長官は、先に日本を訪問したときには、岸田首相の代わりに鈴木俊一財務大臣に会った。岸田首相の場合、長官級とのミーティングでは格に合わず、それに合わせて同じ長官級(※財務相)に会うようにした、と言われている。ユン大統領の面談は、姿勢が低かったのではないか、とも指摘されている。さらに、当初予想された議題である韓米通貨スワップについてはまったく取り上げてもいないと伝えられた・・>>

 

他に、引用部分にはありませんが、ネットでは「なにかあれば自由を語ってきたのに、これからどうなるのだろう」という主張とともに、「ブルームバーグは、韓国をリスクの高い国に分類した記事を書いたばかりだし、そのせいではないのか」と指摘されている、とのことですが・・どうでしょうね。例のブルームバーグの記事、SBSなどから「発展途上国とされる50ヶ国を選定してランク付けしたもので、もっともリスクのある50ヶ国という意味ではない」と反論が出ているし、それに、チュギョンホ企画財政部長官とイエレン財務長官の握手シーンなどは撮影OKだったし、本件はブルームバーグの記者「だけ」でもなかったので、これだけで説明するのはちょっとどうかな、と思われます。

 

このように、ネットでは「例の記事に対するしかえし説(?)」、グッドモーニング忠清は迂回的に『格』説を書いています。どちらも合ってるかもしれないし、どちらもハズレかもしれませんが・・でも、理由がなんであれ、結局、イエレン財務長官のツイートに、尹大統領と一緒に座っている写真が載ってしまいました(笑)。何が理由だったかは分かりませんが、無駄というか、下手なことをやったものです、尹政権。こういうのって、下手は無駄より避けるべきでしょうに。・・・尹大統領、意外と、むちゃくちゃシャイだったりして(まさか

グッドモーニング忠清の記事を読んでから、何か関連した内容が無いか、もう少し情報がほしいと思って、もう少し調べてみました。すると、意外と大手でも報じているところがあって、韓国日報にも同じ内容の記事がありました。その記事によると、米韓首脳会談のときにも似たようなことがあったそうです。しかも、当時は「サムスン以外のスマホはだめ」としていた、のことでして。今回はサムスン云々の話も無かったそうだし、さらに謎です。この部分だけ引用して、そのまま終わりにします。今日もありがとうございました。

 

<<・・去る5月韓米首脳会談の時も、大統領室はセキュリティ上の理由で携帯電話カメラにステッカーを貼るよう、記者団に要請した事実がある。 当時は米国側の反発により、記者会見の場所である講堂では携帯電話での撮影が許可されたが、廊下などでの撮影は不許可だった。当時、該当状況を報道した米国の政治専門媒体であるポリティコは、ホワイトハウスの関係者を引用し、「米国記者団に、サムスン電子の携帯電話ではない携帯電話は持ち込めないとし、ホワイトハウスの方と意見が合わなかった」と主張した。 大統領室は、この報道を事実ではないとした・・>>

 

 

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