以下、漢字で書いた単語の『◯』は『金』、カタカナで書いた各単語の『◯』は『イ』です。読みづらくて本当に申し訳ございませんが、どうかご理解の程をお願い致します。さて、最近、韓国側のメディアは、例の現◯化案件において、かなりポジティブな記事を出していました。ただ、基本的に、「いくつかのメディアが同時に報じだ」ものがありませんでした。あるメディアが独自取材で記事にすると、それをソースに他のメディアがそのまま報じるパターンだったわけです。
本ブログであまり取り上げなかった理由も、そこです。前にも同じ文章を書いたことがありますが、もともと『そんなこと言ってない』が多すぎるのもありますが、匿名関係者の情報だとしても、記者「たち」と会って(記者たちが集まっている場所などで)話した内容ならまだ分かりますが、そうでない場合は、ちょっとどうかな、と。しかもその中身は、とても現状でそこまでするか?という内容ばかりでした。岸田総理もこれといって目新しい発言は無かったし、尹大統領もまた、国内での説得作業が全然進んでいないわけでして。
記事の中には、尹大統領が訪日して、岸田総理とともにWBCを観戦するという話まで出てきたりしました。他にも、(去年)12月中には最終解決案を発表するとか、1月中には発表するとかの内容もあったし、いまは2月中に最終解決を目指すという話も出ていますが、さて、どうでしょうか。話し合いが行われていること自体は間違いないでしょうけど、二人でWBC観戦はどうかな、としか。14日、ジョ・ヒョンドン外交次官と日本の森健良外務事務次官の会談がありましたが、1時間予定だった会談が2時間半も行われ、しかもこれといった発表はありませんでした。ソウル経済によると外交部は、会議が長くなったのは必ずしもよくないことだとは言えないとしながらも、ここまで長くなったのは、さすがに話が一致しなかったという意味でもある、と話しました。
18日にドイツのミュンヘン安保会議パクジン外交部長官、林芳正外務相がまた会談することにした、とのことですが、14日の次官レベルで事前調整が出来ていないなら、長官レベルでもこれといって画期的な進展があるとは思えません。そもそも、14日の会議は、そのためのものだったのでしょう。一部のメディアは、(いままでの各報道の雰囲気とは異なり)「なんでハイレベル会議でもこんなに話が進まないのか」と、不思議だというニュアンスで記事を書いているところもあり、ネットメディアではありますが、このままだと長期化するのではないか、と報じるとこともあります。
そこまでは書かないにせよ、「あ、これ、思ったより時間かかりそうだな」なニュアンスの記事は複数のメディアから出ており、いままでに比べるとずいぶんとムードが変わりました。特にニューシースの記事には、「外交部側が『いままだってこうだったではないか』としながら、何か急な進展を望むスタンスを牽制している」こと、「首脳会談(ユンたんの訪日)ができる状況ではない」ということ、そして、米国側はあまり関わらないでいること、などが書かれています。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・政府高位当局者は「現政権でも数カ月間も協議したが、短期間で結論を出すのが容易ではない」と話した。また「一部進展があっても、全体の絵が完成するまでは進展した部分だけ話すのが難しい部分もある」と慎重な立場を堅持した。この当局者は「協議をする日本側も言論対応にはとても慎重な姿勢」とし「今後も(協議の)過程が進むだろうが、局長級から次官級、長官級まで予想されているだけに、私たちが望むのは、そのような過程を経て、近い将来に結論に達することである」と説明した・・
・・一方、この当局者は、首脳会談の可能性に関連しては、「現◯化のように急迫した懸案があるため、このような問題がうまく解決されることが、次の段階の目標に向かうための道」とし「まだ首脳会談を別に協議できる段階にはなっていない」と話した。交渉に関して、米国の役割についての質問には、「今、進めている協議に(※米国側が)介入したり関与することはない」と線を引いた。ただ、「大まかにこのような方向に進んでいる、というぐらいの動向は共有している。それは日本側も同じだろう」と話した(ニューシース)・・>>
じゃ、結局は何が問題なのか。それは、15日にパクジン外交部長官が国会で話した内容から分かります。国会、外交部の業務報告での質疑応答内容で、野党議員の質問についての発言です。「日本側に、ハンセ◯とシャザ◯の精神を続けていくように促している」。結局、会談が1時間半も長くなった理由は、これではないでしょうか。
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