林芳正外務相、衆議院安全保障委員会で、尹政権の解決案に関し「すでに解決済み」「今後、シャザ◯・ハンセ◯の立場発表も無い」

衆議院安全保障委員会で、林芳正外相が、「すでに解決済みの案件」、「国際法的にキョウセ◯ロウドウとされるものは存在しない」と話しました。いつも読みづらくて申し訳ございませんが、◯は『イ』です。ワールド・ベースボール・クラシックWBC関連記事が話題になりすぎで目立たなかったものの、KBSなど大手メディアがこの件を報じており、「解決案を発表してから(メディアによっては『話を継承すると話してから』3日も経っていないのに」、「首脳会談もあるのに、なぜ」などの反応を示しています。ちなみに発言は9日、記事は10日のものです。

いままで同じことを無数に言ってきたのに、なんでこのような反応が出るのか。尹大統領が当選した直後とまったく同じパターンだと言ってもいいでしょう。当時、各メディアは、「尹政権になったのに、岸田総理はなんでスタンスを変えないのか」という記事を出していました。世界遺産登載関連でも、当時も林外相でしたが、『手続きを予定通り進める』と発言しただけで、各メディアは「尹政権になったのに、なぜ予定通り進めるというのか」という記事を出していました。当時、本ブログでも結構取り上げた記憶があります。

 

いわゆる政策協議団が訪日したときにも、日本側はこれといった反応を示さず、大統領就任式参加もありませんでした。当時、「選挙が終われば~」記事が特に多かったと記憶しています。今回も、そんなところでしょう。談話継承する、首脳会談するということは、いままでの『意見が合わない部分』は取り消すという意味だったはずだ・・、と。ちなみに、首脳会談はなんだかんだで今までもあったし、談話も、前政権のものを継承「しない」と言ったことなど一度もありません。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・9日、岸田首相は首脳会談開催に関して話しながら、こう言いました。【岸田文雄 日本首相「(尹政権の)措置発表について、評価しています」】。それに先立って開かれた衆議院安全保障委員会。キョウセ◯ ロウドウ(※以下キョウセ◯~とします)という表現が適切かどうかを議員が尋ねると、林芳正外務相は、どんな形で日本に来たとしても、キョウセ◯~ではなかったと主張しました。【林芳正外務相「(個別渡航、募集など)どれも、キョウセ◯~に関する条約には該当しないと考えており、これらをキョウセ◯~と表現するのは適切ではないと思います」】・・

・・安倍元首相の見解とそのまま一致します。尹政権の解決案発表があってから、わずか3日で、キョウセ◯~があったという事実自体を認めなかったのです。バ◯ショウ問題はすでに解決されたという発言も、解決案発表の後、初めて出てきました。また、第三者弁済についても、日本とは無関係だという趣旨で発言しました。【林芳正外務相「完全かつ最終的に解決が終わったことだという立場に変わりはありません。解決案は、韓国側の財団が判決権を早く実行するというものであり、日本の一貫した立場をそこなうものではありません」・・

 

・・新たなシャザ◯、ハンセ◯をしてはならないという話が出てくると、外務相は、今後どのような立場発表もないだろうと言いきりました。【三木けえ 日本維新の会 議員「(いままでの内閣の立場を継承すると)確認だけしただけで、新たな発表はしないものと思ってもいい、という意味でしょうか。確認のためにもう一度、お聞きします」】、【林芳正外務相「今、議員がおっしゃった通りです」】。また、韓国側は、求償権行使も考慮していないと明らかにしました・・・・尹政権の解法に関する議論はさらに広がると思われます(KBS)・・>>

ちなみに、何度も取り上げましたが、ここでいうキョウセ◯というのは、単に意思に反することという意味ではなく、あくまで国際条約的な概念であります。あと、ソース記事には書いてありませんが、今回の首脳会談では、シャトル外交の再開(に関する発表)はあるものの、それ以外については、これといって無い・・という話が出ています。まず、何かが発表できるほど事前調整する時間も無かったし、尹大統領が4月の訪米の前に『訪日して首脳会談した』という実績のために、急いでいるのがその理由である、と。

 

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