韓国紙「首脳会談の準備過程で、政府は岸田総理に『談話の中身まで読み上げてほしい』とずっと要請していた」

今回も、◯は『イ』、▢は『タ』になります。いつも読みづらくて申し訳ございません。 さて、ア▢マ◯▢◯ 話はこれぐらいにして、楽しい話題にしたいところですが・・なんというか、まだ少しだけ情報が出ていたので、紹介します。そもそも、考えてみたら、いままで楽しいエントリーって旅行とレナ関連以外は無かった気もしますし。右側か左側かで異なるものの、基本的に、韓国メディアは、今回の尹政権の訪日についても、既存の「日本の 『ワンスン(完勝)』」という路線を維持しています。『輸出関連も、国産化できていたのでこれといって変わらない、という意見を出す記事も結構あります。

確かに、実際にはあまり変わらないかもしれません。ただ、それは国産化とかが理由ではなく、なんだかんだで、手続きをちゃんとすれば許可されていたからではないでしょうか。大統領支持率も、「支持する」は数%下がっただけですが、実は「支持しない」とする人が増えていて、そこまで考えると、大統領室が緊張するぐらいには『揺れている』、という分析も出ています。そんな中、中央日報が、例の談話など「全体的に認識を継承している」発言について、尹政権側(外交当局)は「継承するとだけ言うのではなく、その中の文章(ハンセ◯など)も読み上げてほしい」とずっと要請していたが、実現しなかった、という記事を載せました。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・(※首脳会談関連の記者会見などで、岸田総理が「認識を継承する」としただけでこれといった追加言及は無かったことを取り上げた後に)尹政権が主導的に解法を発表した後も、このように最小限の呼応措置も示されないようでは、長期的には解法の完結性と持続可能性が下がってしまうのはもちろん、日本にもブーメランになる可能性が高いとの指摘が出ている。この日の会見の冒頭発言で、岸田総理は「1998年10月の共同宣言(金大中・大渕宣言)を含め、内閣の立場を全体的に継承している」と話した。6日、岸田総理と林芳正外相がすでに明らかにした立場と、同じだ。続いて、韓国記者団から「『呼応』措置が足りないという韓国内の世論を好転させるために、どのような措置を取るのか」という質問が出ると、「今日も様々な成果があった」とし「今後も両国共助を通じて一つ一つ具体的な結果を出そうとする」と答えた。

 

この日、両国が発表したシャトル外交復元、輸出関連措置解除などの事案を、呼応の一環として言及したものと見られる・・(※これは、韓国側が要求してきた内容とは距離があるとしながら)・・実際、韓国外交当局は去る6日、政府の解法発表後、首脳会談を準備する過程で、日本側に「金大中・大渕宣言に明示されたハンセ◯とシャザ◯の部分を、岸田総理の口から直接言ってほしい」と着実に要求してきた。 金大中・小渕宣言継承の立場はすでに再確認しているので、宣言の中に含まれているフレーズをもう一度言及すれば、国内世論を落ち着かせ、解決法の完結性を追求するのに役立つという論理で、説得したという。ただ、日本側は会談直前まで確答せず、結局、岸田総理はこの日の会見でも既存の立場を繰り返すにとどまった(中央日報)・・>>

 

まず注目すべきは、『完結性』『持続性』という言葉です。完結というのが、取り下げるというのか、それともパクジン外交部長官などが言及してきた『コップに水を半分注いだ(残りの半分は日本側が注いでほしい)』とした、いわゆる『半分』のことなのか、それは分かりません。ただ、これで終わったわけではない、という考えが表れている単語だと言えるでしょう。

引用部分にはありませんが、これでも右側とされる中央日報(主に朝鮮日報、中央日報、東亜日報を右側とします)ですが、それでも「次に総理が訪韓するときには、もっと進展した何かを『持ってくる』必要がある」という話を載せています。新しい共同宣言、たとえば「ユン・岸田宣言」のようなものを推進するとか、いろいろ。また、専門家の主張として、「国内で『呼応が不十分だという声を上げれば、それが日本からの呼応を得るための、圧力になってくれるだろう」とも。

 

最後に、また「~オンライン」な話です。最近、おかげさまで各メディアに拙著の掲載が続いていますが、今回は文春オンライン(その1その2)に掲載されました。ありがとうございます。住居関連の部分がです。ダイヤモンドオンラインに載ったばかりですので、よろしければ、合わせてぜひお読みください。ありがとうございます。

 

 

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