(※追記しました)日韓首脳会談関連、16日夜までの情報・・早くも『言った』『言ってない』が始まる

以下、◯は『イ』、▢は『タ』になります。たとえば、『▢◯▢ン』は『タイタン』になります。いつも読みづらくて申し訳ございません。一歩遅れましたが、岸田総理とユン大統領の首脳会談と関連し、大まかな私見と、16日の夕方~夜(私が読んだ時間で、ですが)に韓国側で流れた情報を紹介したいと思います。共同声明がなく、記者会見だけだったことなど、岸田総理が「談話の継承」を話しただけで、シャザ◯やハンセ◯については単語自体を出さなかったこと、などなど、大まかには事前の情報通りでした。

『ちょっと』意外だったのは、尹大統領が求償権は行使しないと話したこと。事前に読売新聞とのインタビューで同じ趣旨の話をしていたので、「あ、共同記者会見で話すわけにはいかないから、事前にインタビューで言っておいたのか」と思いましたが、首脳会談後の共同記者会見でもう一度話しました。一部のメディアによると、この話のとき岸田総理が「満面の笑み」を見せた、とか。『かなり』意外だったのは、輸出関連措置が解除されたことです。いままで、『別の議論』としてきたのに、なんでこのタイミングで発表するのでしょうか。オモワシクナイ意味で、かなり意外でした。

 

ちなみに、グループA(優待)に戻すことはまだこれから協議を続けるとのことで、手続きが普通に戻るけど、優待(手続きの簡略化)はまだこれから協議する、という意味だと思われます。ただ、これは『相互』措置が必要だからで、相互措置さえなんとかなれば、復帰の可能性もあります。個人的に、これ以上はやめてほしいと思っていますが。2019年8月、韓国政府は、輸入において、日本をグループ・ガ(日本で言うグループAのようなもの)から外しました。朝鮮日報(朝鮮BIZ)によると、グループを変更するには、日本では政令が必要で、韓国でも告知改正などの手続きが必要であるため、どうしても時間がかかる、とのことです。多分、両国でこの手続に問題が無いのか、あるならほぼ同時に行う、などの『形』を気にしているのではないでしょうか。

 

あと、早くも「言った」「言ってない」が始まりました。昨日の夕方あたりから、「首脳会談で、岸田総理は日韓(◯アンフ)合意内容の履行、▢ケシマについての日本の立場、そして水産物輸入(記事によっては『処理水海洋放流』)に関する内容を話した」というニュースが流れました。NHKなど複数の日本側メディアがソースです。ただ、毎日経済など複数のメディアによると、その直後、大統領室は「▢ケシマ関連では、まったく話が無かった」「◯アンフ関連では、全てが話せるわけではないので、公式発表した内容だけ見てくれ」と話しました。ここからは<<~>>で引用してみます。

 

<<・・16日の日韓首脳会談で、福島水産物輸入緩和を要請したと伝えられた。 日本政府関係者は▢ケシマまで取り上げた。日本メディアによると、この日、日本政府関係者は首脳会談と共同記者会見終了の後、記者たちと会った席で、「両国関係全般について議論し、首相は各事案についてもよく対処していこうという趣旨を明らかにした」とし「それらの事案の中には▢ケシマも含まれる。また◯アンフについても、合意の着実な履行を要求した」と明らかにした。続いて水産物輸入と関連して「岸田首相が、日本の立場について言及した。科学的根拠をもとに、必ず緩和してほしいと発言した」と話した。

これは、未来志向関係を強調し、いわゆる「決断」を下した尹政権の態度とは、やや温度差が感知される部分だ。選挙を控えている日本政府は、国内政治次元でこれらの問題を取り出したのだ・・・・大統領室は、◯アンフ関連が首脳会談で取り上げられたことに対しては、即答を避けた。一方、▢ケシマに関しては、「聞いたことがなく、そんな話が出るわけもない」と強調した(毎日経済)・・>>

 

この段落だけ、追記となります。西村経産相が、「解除っていう言葉を使ったことはありません。解除という表現がどういう意味が定かではないが、『3品目についての運用見直し』を行っただけです」と発言しました。本エントリーも本文に「解除」という言葉があるので、追記しておきます。どこが詳しくどう違うのか細かい説明があればもっとよかった、とも思いますが。

最後に、また「~オンライン」な話です。最近、おかげさまで各メディアに拙著の掲載が続いていますが、今回は文春オンライン(その1その2)に掲載されました。ありがとうございます。住居関連の部分がです。ダイヤモンドオンラインに載ったばかりですので、よろしければ、合わせてぜひお読みください。ありがとうございます。

 

 

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