いつも読みづらくて申し訳ございませんが、以下、◯は 『イ』、▢は 『タ』です。たとえば、▢◯▢ンは 「タイタン」です。 教科書検定問題で、再びユン大統領の外交関連記事が増えました。多くのメディアが「談話継承すると言ってから2週間も経っていないのに」「これが『呼応』だろうか」などの記事を載せています。本エントリーのソース記事は、ニューシース、 韓国日報、 東亜日報です。記事によると、熊谷直樹公使(相星孝一大使は別の件で日本に一時帰国しています)は外交部に招致された際にも、今回の教科書の内容には何の問題も無いという趣旨を説明した、とのことでして。一部のメディアは、『なんで▢ケシマと表記したのか』すらも問題にしていたりします(日本の教科書ですから当たり前ですが)。
<<・・外交部が28日、日本の小学校教科書検定通過に対して、熊谷直樹在韓日本大使館大使代理を招致した。ジョヒョンドン外交部1次官はこの日午後5時頃、駐韓日本大使館総括公社をソウル外交部庁舎に呼んだ。当初、次官は相星孝一駐韓日本大使を招致する予定だったが、大使が日本に一時帰国した状態なので、大使代理資格の公使を招致したことが分かった。日本公営NHKなどによると、熊谷大使代理は「明らかに日本固有の領土だ」と主張した・・・・彼はまた、キョウセ◯ドウ◯ンに関する韓国側の主張に対しても「その指摘は合わない」と反論した(ニューシース)・・>>
<<・・大統領室はこの日「両国の未来志向的関係のためにも、日本は無理な主張を控えるのが正しいだろう」と明らかにした。外交部はスポークスマン名義の声明を通じて、「日本政府が数十年間続けてきた無理な主張をそのまま踏襲した小学校教科書を検定通過させたことに、深い遺憾を表明する」とし「日本政府が自ら明らかにしてきたシャザ◯とハンセ◯の精神を、真正性をもって実践していくことを促す」と明らかにした。 続いて「▢ケシマに対する日本のいかなる主張も受け入れられないことを明らかにする」と強調した(東亜日報)・・>>
東亜日報の記事ですが、右側メディアということもあって、この部分は大統領室が強く対応したとしています。しかし、記事は全般的に、「~のような内容が書いてある」とするもので、大統領室のスタンスを支持するものとはちょっと思えない、そんなニュアンスです。実際、1~2日前の情報ではありますが、関係者、当局者などから、「一喜一憂することではない」、「いままでと同じベルの対応はするが、それ以上は、様子を見てから」な趣旨の話も出ていました。確かに、いまのところ、対応としては「いつもの」反応だと見ることもできます。各メディアとしては、『解法も出したのに、なぜだ』というニュアンスの発言を期待していたのでしょう。特に、韓国日報はこの件で、「一喜一憂しないとかそんなこと言っている場合ではない」としながら、社説でこう書いています。
<<・・小学4~6年生が、来年からこういう教科書で勉強することになる。未来世代に及ぼす影響を考えると、嘆かわしいだけだ。外交部は深い遺憾を表明し、教育部は直ちに是正を促した。あるハイレベル当局者のように「一喜一憂する事ではない」ですむことではない。遅くなる前に、政府レベルで体系的対応に乗り出さなければならない。今回の件を、この前の首脳会談とつなげない理由などない。あまりにも大きな譲歩をした解法を出し、その呼応を待っていた私たちには、まさに忍耐テストでしかない状況だ。 会談前後、日本政府が見せた譲歩のない態度まで思い出せば、「意図された無誠意」ではないだろうか(韓国日報)・・>>
与党「国民の力」は、「本件と首脳会談は関係ない」としているからです。実際、毎年このシーズンになると発表される内容だから、首脳会談と直接的な関連性があるわけではないという見方もできますから。引用部分の「首脳会談と繋げない理由はない」は、それを意識してのものでしょう。つなげるも何も、首脳会談を1日3回ずつやっても、変わらないものは変わりません。
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