ユン大統領「心理的G8になりました」・・「事実上G8」から「心理的G8」へ

G7サミットが終わりました。岸田総理、韓国関連だといろいろ不安もありますが、今回のG7は大きな業績になるでしょう。見事に成し遂げてくれました。特に、ゼレンスキー大統領の電撃訪日と、インド首相との首脳会談、及びその内容は、かなり「大きい」と言えるでしょう。G7での日米韓、日韓首脳会談も行われました。それぞれ日韓首脳会談が35分、日米韓首脳会談は10分で終了したとのことです。日韓首脳会談は、この前会談したばかりなので何か話すこともないでしょうし、普通の意味で形式的なものだったと思われます。

韓国側の都市と広島の直行便を設けるなどの話があったそうですが、他にはこれといって具体的な話は聞こえてきません。視察団が日本に出発したとのことですが、それに関する内容も「無かったと思われる」とのことです。日米韓首脳会談は、ファイナンシャルニュースなどによると、なんと10分、共同声明なし。北朝鮮問題とサプライチェーン問題が議題になったとのことですが、10分となると、略式とも言えますし、さほど具体的な話があったとは思えません(※夜になって、10分ではなく2分だったと発表されました)。バイデン大統領が岸田総理、ユン大統領をワシントンに招待し3者会談を提案したとのことなので、何かあればそこで話すことになるでしょう。

 

<<・・ユン大統領とジョーバイデン米大統領、岸田文雄日本首相が21日、主要7カ国(G7)首脳会議が開かれた広島で会って韓米日共助に対する意志を再確認した。韓米日三国首脳はこの日午後、G7議長国である日本の岸田首相を中心に、ユン大統領とバイデン大統領が両隣に並んで記念写真を撮った。以後、三国首脳は10分余りの時間の間、歓談を交わしながら会議を終えた・・・・大統領室の高位関係者は、現地のプレスセンターで記者たちと会い、(※共同声明が無い、などのことで)「三国首脳が長く座って話す時間がなく、互いに発表する文案と内容はすでに調整した」とし、「実際のミーティングは短くても三国がそれぞれ少しずつ違う。 コンセプトで本人が強調したい文章を発表するだろう」と説明した。この関係者は「私たちが一般的に分かるように、北朝鮮問題、3国間の情報共有、安全保障協力問題、そして経済サプライチェーン、それ以外にも、それぞれ3国が拡大したい分野を一つずつ加えることになるだとう 』と話した(ファイナンシャルニュース)・・>>

しかし、一つ前のエントリーでお伝えした、中国・ロシアを意識しての経済協議体に大統領室は「参加しない」と早くも公言していますので・・これも結局はサプライチェーンに関わる話だし、ユン大統領としては気まずい雰囲気だったかもしれません。もう慣れているのかもしれませんが。他に、何かと話題の「G8]ですが・・さすがにもうG8関連の話は出てないだろう・・と思っていましたが、なんとユン大統領が自ら「心理的G8に班列(等級)に上りました」と話したことが分かりました。

今回、G8というのが話題になったものの、いざG7ではG7拡大に関する議題はまったく出てこなかったので、自分で何か言ったのかもしれません。複数のメディアが報じている内容は、19日の午後、韓国人原爆被◯者(各記事の表記そのままにします)たちと会った際に、ユン大統領がそう話した、とのことでして。ゲスト参加国の中で明らかに話題になっているのは、(ゼレンスキー大統領との会談内容などで)インドだと思われますが・・わざわざ大統領自ら言うようなことでしょうか、これ。

 

文在寅政権のときに「事実上のG8(実質的G8)」というフレーズが有名でしたが、心理的G8という言葉が彗星のごとく現れました。相変わらず与党側からは「国の格」がどうとかの話が盛り上がっているし、野党からは、なんで処理水関連で何も言わないのかの話で盛り上がっています。

 

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