視察団、活動を終えて今日中に帰国・・団長のコメント、関連世論調査結果などを紹介します

昨日の朝にもお伝えしましたが、視察団が活動を終えました。今日中には帰国するとのことです。報告書について、視察団の団長は『IAEAの報告書を参考にするしかない』と、現実的にコメントしました。国民日報の団長さんのコメントがいくつか載っているので、訳してみました。また、「ニューストマト」(※ニュース専門ケーブルテレビ局ということで、動画付きです。環境にもよりますが、ソースページで動画の自動再生にご注意ください)というメディアの調査によると、視察団の活動を『信頼できない』と答えた人が61.7%(『信頼できる』34.1%)で、どんな内容の報告書を発表したところで、世論が大きく動く可能性は高くないと思われます。以下、各紙、<<~>>で引用してみます。

<<・・韓国政府が日本に派遣した視察団は25日、東京外務省で経済産業省と東京電力、日本原子力規制委員会(NRA)と技術会議を開き、23~24日の2日間に行った現場視察結果について議論し、そして質疑応答をして、公式日程を終えた。視察団は、確認すべき事項を直接覗いたことに意味があるとした。ユ・グンヒ視察団長(※原子力安全委員会の会長です)はこの日の、会議前に記者たちと会って、「もっとも隣接した国であるため、IAEAの検証とは別に私たちの立場で重点的に確認する事項があり、これを計画通りに進めた」と強調した・・

 

・・続いて、ユ団長は会議後、「視察に関連する部分は、早い時期にまとめて説明する」とし「今回の視察を通じて確認したこともあり、追加資料を要請したりもした」と話した。 続いて「(日本側から)資料を受けて分析して確認する作業を進め、この作業が終わったら最終的に総合的な評価内容を公開する」と説明した。ユ団長は評価内容の公開時点については、「IAEA報告書を参考にするしかない」とし「確定的に言うのは難しい」と慎重なスタンスを取った。 IAEAの最終報告書は来月公開される見通しだ。ユ団長は追加視察の必要性に関する質問に、「まず現場視察から出たものを整理しなければならない」とし「その後、どうするかは政府レベルで議論されなければならない事項」と答えた。ユ団長はまた、「視察が終わりではない」とし「視察は放流計画検討の延長線上で行われ、その過程で必ず目で見て確認すべき部分を着実に確認したものだ」と意味を与えた(国民日報)・・>>

 

昨日の朝も紹介しましたが、ユ団長は「日本側が渡してくれない資料は無いのか」などの質問に、「具体的には、無い」、「原子力関連で、どんな資料でも他国に見せてくれる国はどこにも無い」とも話しました。続けてニューストマト(かわいい名前ですが、結構大手のメディア企業です)の記事ですが、世論調査結果は、なんというか、予想通りでした。特に20代で視察団を信用しない人が多く、保守支持が強いとされる地域でも、『信頼できず』という意見が多かったそうです。続けて引用します。

 

<<・・国民10人中6人が、政府が派遣した視察団を不信することが明らかになりました。特に、40%以上が視察団の最終結論について「非常に信頼できない」と明らかにし、簡単に問題が収まりそうにありません。保守支持税が強い嶺南地域でも、半分以上が視察団を信用していませんでした。26日ニューストマトが世論調査専門機関メディアトマトに依頼して去る22日から24日まで3日間満18歳以上全国成人男女1038人を対象に実施した「選挙および社会懸案」についての定期世論調査で、全回答者の61.7%は、政府視察団の最終結論について「信頼できない」(「非常に信頼できない」44.4%、「大まかに信頼できない」17.3%)と答えました。

一方、34.1%は「信頼する」(「非常に信頼する」12.2%、「大まかに信頼する」22.0%)と答えました。 「よく分からない」と答えを留保した人は4.1%でした。去る21日出国して22日から公式活動に着手した視察団は、23日~24日、管理実態を点検しました。25日に日本外務省・経済産業省・東京電力・原子力規制委員会(NRA)と技術会議を開催した視察団はこの日帰国する予定です(ニューストマト)・・>>

 

昨日も紹介しましたが(キムバップじゃなく、その一つ前に)大統領室や与党側が、どうせ政権の方向性に合わせただけでしょうけど・・いろいろ『科学的』を強調しています。でも、やはりというかなんというか、収拾に向かいそうではありません。科学的という言葉から今まで目をそらしてきたのは、与党とて同じですし・・ 今日、次の更新がいつもより遅くなります。18時前後に更新致します

 

 

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