韓国、北朝鮮ミサイル関連のアラートで混乱・・ソウル市は何の警報か説明無し、京畿道は何も発令せず

北朝鮮が発射したミサイルで、日本でもJアラートが発令されました。日本を通過、または日本に落下することはなかったとのことです。NHK及び韓国側の報道によると、北朝鮮は発射失敗を認め、「できる限り早く2次発射を行う」としている、とも。各メディアには『発射体』『飛翔体』、一部は『衛星』としていますが、本ブログではミサイルとします。韓国でも、ソウルまでアラートが鳴りました。ソウルでのアラートは誤発令だったとのことで、それを批判する記事のほうが圧倒的に多いですが、個人的に、こういうのはちょっとやり過ぎなくらいがいいと思っているので、そこまで問題にする必要はないと思っています。

中国に対してはパッとしないユン政権ですが、政権初期から北朝鮮に対しては強い対応をアピールしてきたこともあるし、その方向性が現れたものでしょう・・が、ソウル市のアラート及び各携帯に送られる「災難文字(韓国ではメッセージを文字と言います)」などには、何の警報なのか、何が原因なのか、「避難」と書いてあるのにどこで行けばいいのかなどの説明が無く、人々がどういうことかとネット接続が集中、関連政府サイトはもちろん大手ポータルそのものがまともに機能できなくなりました。また、誤発令と発表される前、ソウルで発令されたなら京畿道(ソウルと同じ生活圏内とされる首都圏地域)も発令されるはずのアラートですが、京畿道地域では鳴りませんでした。デジタルタイムズなど一部のメディアは、日本のようなスムーズな対応がなぜできないのかとしながら、問題を指摘しています。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・急いで出勤を準備していた31日午前早い時刻。北朝鮮の宇宙発射体の発射に伴う警戒警報の発令で、多くの混乱が生じた。日本は、全国瞬時警報システム(J-ALERT)を通じて迅速かつ正確に事態を知らせて避難を誘導した。韓国は、ソウル市だけ、それも日本より遅く警戒警報を発令した。京畿道など他の地域には警戒警報が発令されなかった。しかも行政安全部は「誤発令」と警報発令を取り消した。北朝鮮の宇宙発射体発射時点は6時32分。北朝鮮はほとんどを朝鮮半島東側に向けて発射する。朝鮮半島上空を通って南に発射することは多くない・・

 

・・そして2分後の6時34分ごろ。 ロイター通信によると、日本は沖縄県住民を対象に緊急避難命令を出した。NHK放送によると日本政府はこの日午前、人工衛星で自治体などに緊急情報を伝達する全国瞬時警報システム(J-ALERT)を通じて「北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられる」とし、建物の中や地下で避難することを要請した。それから、発射後9分が過ぎた6時41分。ソウル市民には携帯電話に災難文字が送られてきた。内容はこうだ。「6時32分ソウル地域に警戒警報発令。 国民の皆さんは避難する準備をして、子供や高齢者がまず避難できるようにしてください」。しかし、ソウル市災害文字には「なぜ警報警報を発令したのか」の説明がなかった。ソウル市民のキム・ソンジン氏は「発令理由が無いなんてこういうのありですかね」と批判した・・

 

・・混乱は終わらなかった。ソウル市は警戒警報文字を発送したが、京畿道や他の地域は北朝鮮は発射体発射にも何ら警告を出さなかった。この日、京畿道からソウル市に出勤する(※仕事はソウル、暮らしは京畿道というパターンが特に多いです)P氏は「ソウルと京畿道は同じ生活圏なのに、ソウルは警報が鳴り、京畿道は鳴らなかった」とし「普段には大したことない災難文字が多いのに、こんなときにはなんで送らないのかな」と嘆いた(デジタルタイムズ)・・>>

このように、「内容をもっとちゃんとしてほしい」という意見は各メディアにある程度は共通していますが、どちらかというと「ここまでする必要はなかった」とする意見が主流です。たとえば、京畿道でなんでアラートが無かったのか、そんな部分を指摘するメディアは極めて少数です。 告知ですが、サブブログのほうに、京都と上高地で撮った写真(レナの写真も2枚あります)をアップしましたので、よろしければ、御覧ください。次の更新は、17時頃になります。

 

 

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