この前、視察団が日本の処理施設を訪れたことがありますが、その最終報告書が今日発表されます。日本側に何かの提案をする、という話も出ています。一部のメディアは「放流に関するデータを共有してくれという話ではないだろうか」と予想していますが、一部のメディアは「じゃ、放流を認めるというのか」と記事を書いています。『決定』は日本が行うものであり、そのための検証をIAEAなど信頼できる機関と協力してきたわけですが、いまになってもまだ韓国側のメディアは「認める」こと自体をタブー視しています。その現れでしょう。
発表時間にもよりますが、できれば詳しい内容は次のエントリーで取り上げたいと思いますが・・個人的に、IAEA報告書とこれといって異なる内容はないだろう、と見ています。IAEAの報告書の後に発表することも、実は世論を意識して「IAEAも同じことを言っているではないか」と、IAEAを『盾』にするためでしょう。以下、JTBCの報道ですが、これだけだとちょっと短すぎるので、今朝発表されたサムスン電子の4~6月期営業利益関連のニュースも一緒にお伝えします。以下、<<~>>が引用部分になります。
<<・・国際原子力機関IAEAの最終報告書に続き、韓国政府が明日(※記事は昨日のもので、今日7日のことです)、自体分析した報告書を発表します。政府は明日発表とともに、日本にある提案もすると言いました。提案の具体的な内容は出ていないものの、日本との放流情報の共有になると思われます。事実上、放流を認めるという意味にもなります・・・・政府は明日、放流の安全性に関する総合報告書を発表します。IAEAが放流しても安全に問題がないと最終報告書を公開したのが2日前のことです。
[パクヨン国務調整室国務1次長:視察団活動で確保した資料などの分析し、それに基づいて、東京電力の放流計画に対する検証を進めてきました。その結果を説明できると思います] 議論となったアルプスの性能などの検討結果も含まれるものと見られます。政府は日本に対する公式提案も一緒に出すことにしました・・・・国内の専門家たちが求めてきた、リアルタイムで透明な情報共有や、現地に韓国の専門家を配置する案などが含まれる見通しです。ただし、放流を前提にしての形であり、政府が放流を既定事実化した側面もあり、懸念も出てきます(JTBC)・・>>
ユンたんも大変ですね。何を言っても、どんな資料を出しても変わらないと、実は知っているはずなのに。で、ここからは、サムスン電子の営業利益関連です。KBSなど複数のメディアが報じているわりには、なぜかポータルサイトの「話題のニュース」には載っていない(10時頃のことですので、『まだ』載っていないだけかもしれません)ニュースだったりします。営業利益は6000億ウォンで、前年同期比95.7%減少しました。『部門別の具体的なデータは発表していない』ものの、一時は赤字予想まで出ていたので、思ったよりはよかったとの見方もできる、とも。
<<・・サムスン電子が世界的な景気低迷の影響で主力の半導体をはじめ、スマートフォン、家電市場で振るわず、今年4~6月期、グローバル金融危機以来もっともふるわない実績となりました。ただし、一部では赤字まで予想していたこともあり、DRAM出荷量が増えて在庫が減り、下半期の業績改善が予想されます・・(※営業利益6000億ウォンで昨年同期より95.7%減少、売上は60兆ウォンで昨年同期比22.3%減少)・・営業利益は2009年1~3月期(5,900億ウォン)以来の最低記録です。今年1~3月期にも、昨年同期比で95.5%急減した6,402億ウォンの営業利益を記録しました(KBS)・・>>
暫定実績発表ということもあって半導体、スマートフォンなど部門別の実績は公開されていないけど、一部の分析ではデバイスソリューション(DS、半導体部門担当)で3兆~4兆ウォン規模の赤字になっているだろう、とのことです。また、S23などが振るわなかったこともあり、スマートフォン部門(MX部門)では実績が前より下がった可能性がある、と。半導体部門の赤字は1~3月期の赤字(4兆5,800億ウォン)に比べると改善されているはずで、これは在庫が減少したためではないか、と。
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