韓国メディア、処理水関連で放送に出演した人の回数は『科学』4回、『怪談』30回

相変わらず海洋放流関連を大きく報道している韓国メディアですが、「公正言論連帯」という保守系市民団体が、KBS、MBC、そしてYTNの処理水関連放送に出演したパネル(討論番組などの出演者)の出演パ比率を調べ、公表しました。与党も参加した討論会でのことで、ソースは保守系メディア「ペンアンドマイク」です。『科学に基づいて安心だと言う派』と『いわゆる怪談に同調し、曖昧な言葉で話す派』に分けた場合、前者の人がパネルとして出演したのは4回、後者の場合は30回だった(5月~7月19日)、とのことでして。どの局も公正を主張しているけど、これは果たして公正なのか、という指摘です。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・処理水と関連して、事実関係とまったく一致しないニュースと情報が溢れている中、これら『怪談』はどのように拡散し、どのような目的で行われるかなどを診断する討論会が行われた・・・・討論会に出席したソン・イルジョン「海を守る検証TF」委員長は、「これまで漁民たちと外食業界、そして漁業業界など、共に民主党の怪談に苦しんでいる方々と共に、何度も懇談会を行った。彼らが口をそろえて話すことは、様々な水産業に従事する方々の生計がその怪談でピンチになっているということだ」、「共に民主党の政治家たちは怪談で甘い政治的な利を得るが、漁民と商人たちは完全に人生の大ピンチになっている」・・

 

・・キム・ベク「公正言論国民連帯」理事長は、「怪談が広がる理由は簡単だ。それを作り出す人たちがいて、マスコミがそれを伝播するからだ」とし「どちらかがやめれば、広がらない。それが真のメディアの役割だと考えている」と強調した。続いて「しかし、民主労総傘下のマスコミ労働組合が掌握しているKBSやMBCのような公営マスコミは、どちらか片方だけの意見にかたよる報道に熱心だ。科学や常識に基づく真実、今回の海洋放流のような問題を伝えるときは、バランスの取れた報道をしますと言いつつ、怪談を伝えている」と話した・・・・公言連公正放送モニタリングのイ・ホンリル団長は、5~7月処理水関連専門家放送出演頻度(KBS MBC YTN)を調査した結果を発表した。5月には、安全ではないという意見の専門家が22回出演したが、安全だという意見の専門家出演は2回だった。6~7月にはそれぞれ出演回数が8回と2回だった。30対4の構造だった(ペンアンドマイク)・・>>

 

引用部分にはありませんが、その『怪談派』出演者30回が、人数で見ると2人だけだったそうです。1人で18回、12回。新型コロナの防疫関連で、実際に現場での問題を提起していた専門家が、『専門家とする人が、朝の番組に出て、夕方には別の番組に出てくる』と話したことがあります。当時、圧倒的支持を得ていた貿易政策に同調する意見を述べる人だけ、集中的に出演しているという指摘でした。今回も同じパターンかもしれません。しかも、その「18回」出演した某教授ですが、実は18日に本ブログで紹介したソウル新聞の記事(オックスフォード大学ウェードアリソン教授についての内容でした)にも、同じ指摘が載っています。2013年には全然別の話をしていた、と。

 

<<・・野党がよくソースとする某ソウル大名誉教授は、さり気なく言葉を変えてきた。同教授は、2013年、放送に出演した際には、放流と関連して「いくら多く出ても、韓国南海岸、東海岸に入るのはほとんどありません」と話した。「問題は魚ではなく、おそれです」「私ならすぐ夕ご飯で食べますよ」と言った。そんな彼が、今は放流による韓国海洋生態系へのリスクについて先頭に立っている。果たして、誰が「石売り」なのか。 IAEA報告書を作成した多国籍専門家か、根拠のないおそれを警告したアリソン教授か。それとも、政略的な政治家たちと、基準もなく言葉を変える科学者たちか。BSE事態で見たように、時間が経つと明らかになるだろう(ソウル新聞)・・>>

 

 

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