ジャンボリー自治体知事が見た「3つの原因」・・「国民所得の増加により忍耐力が弱くなった」など

もはや完全に政治案件になっている、世界スカウト大会ジャンボリー。各メディアは「隊員たちは幸せだったと言っている」としていて、大統領も「無難にできた。国家ブランドは問題なし」としていますが、政治の世界では「政府が責任を」と「全羅北道(セマングムがある自治体)知事が責任を」という主張が対立しています。与党側は、どうしてもキムグァンヨン知事を国会に呼んで追及するという構えです。現政権になってから1年半経っているので、さすがに「前の政権」を呼ぶことはできないと思っているのでしょう。野党側は、応じない構えです。政府が責任逃れをしようとしている、という主張です。

そんな中、キムグァンヨン知事が、責任を感じるとしながらも、今回の世界スカウト大会が問題になった理由を、大まかに3つ挙げました。3つとは、まず、「イギリスチームが撤収の名分にするため、トイレ問題を必要以上に大きく取り上げた」こと。次に、(1991年のコソン地域ではここまで問題にならず開催できたではないか、とする主張に対して)「国民所得が高くなって、忍耐力が弱くなった」、「SNSの普及により、彼らが親などに話した」ことです。以下、韓国経済 MBCから、<<~>>でまとめてみます。ちなみに、いつもは政府批判の強いメディアも(MBCもそうですが)、「いくらなんでもこれはない」というニュアンスで報道しています。

 

<<・・(※知事はいくつかの放送出演・ブリーフィングなどで)まず、トイレ衛生問題と関連しては、大会序盤に撤退したイギリス代表団が自分たちの撤収名分で浮き彫りにしたもので、実際にはそこまででもない、という認識を示しました【全北道知事「実際は、私が見たところ、イギリス代表団が撤収しながら、自分たちの撤収理由を正当なものとするためにその話を強調した側面があります」】・・・・大きな議論となった食品や虫刺され、医療関連の問題も、「明確に組織委の業務に入っている」と組織委の問題とし、シャワー室と猛暑施設の不十分さについても「組織委事務総長と委員長が決裁ライン」とし、自分とは距離があるものだとしました・・

・・1991年コソンでのジャンボリー当時と今回のイベントを比較する質問についても、当時よりSNSが発達して問題が大きくなったと答えました。【全北道知事 「最も大きな違いは、結局は、SNSの発達だと私は考えています。大会日程序盤に、問題があった時、そんなことを参加者たちがすぐにSNSで写真撮って親に送って、そういうのが問題とされて・・」】 (MBC)・・>>

 

<<・・知事はジャンボリー問題について、SNSと外国代表団について言及してきた。彼はこの日も、全北道庁で開かれた記者会見で、「全北で大規模な国際大会を何度も行ってきただけに、多くの方々が期待して声援を送ってくれたが、結果的に有終の美を収められなかった」としながらも、その原因はいわゆる準備不足ではなく、SNSだと指摘した。彼は「SNSのコミュニケーションが前より活発になり、初期の問題が話題になった」とし「前は、国民所得水準が高くなかったため、忍耐の水準も高かった」とした。また、現場で一番最初に撤退を決めたイギリスの隊員たちに対しては、「私が見るに、イギリスのスカウト代表団が撤退し、撤収理由を正当化するためにトイレ問題を浮き彫りにしたようだ」ともした(韓国経済)・・>>

 

いままでこの件を紹介しながら、「世界◯大イベント」「経済効果6000億ウォン」という記事から、「幸せだったと言っています」なニュアンスの記事まで、社会全体の、何かの反映・・強いて言うなら写し鏡のようなものだと、何度も思いました。今回の知事の言葉も、あのフェリーの船長と同じにしか見えません。あれに比べると、これでもまだまだまだまだマシではありますが。はてさて、明日はいよいよ日米韓首脳会談の日です。どんな話が出てくるのやら。『無難』なものばかりになるのでしょうか。それとも、本当に何か画期的な内容があるのでしょうか。

 

 

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