韓国メディアが見た、シンガポールエアショー・・日本防衛産業のアジア開拓なるか

確か、もう2週間前のことですが、アジア最大の航空関連産業イベントとされるシンガポールエアショーがありました。韓国の地上波放送SBSがこのショーを取材し、「日本防衛産業会社の注目度が高かった」としながら、去年から輸出主力産業とまでされている韓国の防衛産業部門において、「防衛産業においてもっとも華となるのは航空分野だが、私たちは地上用にとどまっている。実際、シンガポールエアショーに参加したのも、企業としてはKAI(韓国航空宇宙産業、航空機開発などの防衛産業会社)だけだった、とも。

記事によると、日本海上自衛隊の哨戒機P-1の場合、世界最高とされる米国のP-8ポセイドンとほぼ同じ性能だと言われているものの、価格は記事原文ままだと、価格はP-1が2000億ウォン、P-8が3000億ウォンで、P-1のコストパフォーマンスはとても高い、とのことです。また、輸送機のC-2も同じ評価を受けている、とも。記事は、「シンガポールエアショーに参加し、P-1、C-2及びエンジンなどを展示していた13の日本企業は、世界的大手の中でもかなりの存在感を発揮していた、としています。記事の趣旨はいつもの「日本が~(だから)私たちも~」なものでしょうけど、もはや「この分野を日本が必要としているのか」より「この分野が日本を必要としているのか」も重要になってきた今日この頃。そろそろ、日本防衛産業の飛躍を期待してみたいと思います。いろいろ考えると、まずは政治側にもっと動いてほしいところですが・・以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・今年、シンガポールのエアショーで最先端の戦闘機や航空技術に引けをとらないほど注目されたのは、日本でした。日本の防衛省が初めて13の大型防衛産業企業とともに、シンガポールエアショーに参加しました。2014年防衛装備移転の3原則採択で輸出の道を用意してから、最大規模で「made in japan」武器マーケティングに乗り出したのです。シンガポールのエアショーにブースを建てた韓国防産業会社は、韓国航空宇宙産業KAIが唯一です。最先端国防科学の結晶とされる航空分野での世界最高のイベントで一躍躍進した日本の航空防衛産業と対比されます。2022年からポーランドとサウジアラビア、UAE輸出などK-防産の国際的地位は高くなったものの、航空では比較的弱い方です。航空防産の飛躍を模索すべき時です・・

 

・・今回のシンガポールエアショーには50カ国以上1,000以上の企業が参加しました。アメリカ、ヨーロッパ、中国の大型航空関連企業がブースを開設しました。シンガポールのエアショー初出場の日本は、航空大手の間でも引けをとらない雰囲気でした。川崎重工業はすでに自衛隊に数十台ずつ配備されたP-1対潜哨戒機とC-2輸送機の模型、そして航空機エンジンを展示しています。日本海上自衛隊の主力P-1哨戒機は世界最高とされるアメリカのP-8ポセイドンに引けをとらない性能を自負すると知られています。1機あたりの価格はP-8が3,000億ウォンに迫り、日本のP-1は2,000億ウォンにもなりません。C-2輸送機も米国の輸送機に比べてコストパフォマンスが高いという評価を受けています・・

 

・・川崎重工業ほかジュピターコーポレーション、スカイパーフェクトJSAT、旭金属、沖電機、スバル、栗本、NEC、日本特殊光学、日本無線なども航空AI、レーダー、エンジン、航空機複合材部品、衛星通信など先端航空技術と航空機の構成品を披露しました。日本メディアはまずアジア市場で輸出を推進すると報じました。2014年に制定された日本の防衛装備移転3原則は・・(※簡単な説明)・・ 平和貢献や日本の安全保障に貢献し、目的外使用などの適正管理の条件がありますが、実施はそこまで難しくありません。 アジアとオセアニア、ヨーロッパ、米州の相当数の国への輸出が合法になります。日本がシンガポールエアショーをきっかけに本格的に武器輸出のエンジンをかけたと言えるでしょう(SBS)・・>>

 

 

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