「5大グループ」の資産がGDPの6割になる韓国、大企業雇用は13.9%だけ・・日本40.9%、米国57.6%

ただいま帰ってまいりました。ありがとうございます。勝浦はいいところでした。あとでまた写真スレでもできればと思います。で、本題ですが・・2018年に、「『30大』とされる大企業の雇用が、思った以上に少ない」についてエントリーしたことがあります。なにかあれば「~共和国」という言葉をよく使う韓国メディアですが、その中に「財閥共和国(大企業グループの影響力が強い)」というのがあります。サムスン、現代車、SK、LG、ロッテの資産だけでGDPの6割になる、とのことでして(※この部分だけオーマイニュース、28日)。

でも、実は思ったほどの雇用が発生していない、という指摘。これは、結構前から言われていて、実は社会的関心も高い案件ですが、意外なほど関連ニュースが少ないのも特徴です。前に本ブログで取り上げた関連記事は、時価総額基準で1位から30位までの大企業を選び、その事業報告書などを自体分析したもので、いわゆる「30大企業の所属勤労者(雇用人員)」関連でした。2018年8月2日「ビズ・韓国」というネットメディアの記事です。その結果、時価総額30位までの大企業、もちろんサムスン電子もヒュンダイ自動車もすべて合わせて、その雇用人員を43万794人でした。同じ時点(2018年3月)で、日本の場合はトヨタグループだけで36万9124人だった、とも。

 

それから6年経ちましたが・・珍しく、国策シンクタンクである開発研究院(KDI)が、大企業の雇用が日本や米国などに比べて少なすぎる、という報告書を出しました。中央日報などが報じています。韓国では雇用人数300人以上を大企業にしますが、OECDでは250人以上を大企業としますので、国内データとは異なる点もあるものの、以下OECD基準で、その国の雇用において大企業雇用の比率は、OECD平均32.2%、日本40.9%、ドイツ41.1%、フランス47.2%、米国57.6%などです。国の経済構造の特性によっても異なるでしょうけど、構造が日本と似ているとされる韓国の場合は、13.9%でした。労働組合の問題もあるので、企業側だけの問題というよりは、システム的なものであると見たほうがいいかもしれません。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・韓国開発研究院(KDI)のコヨンソン研究副院長は27日、「もっと多くの大企業雇用が必要だ」という報告書を出した。報告書によると、2021年基準で韓国の従業員250人以上の企業の雇用は、13.9%だった。関連統計があるOECD加盟国32カ国のうち、最も低い数値だった。大企業が雇用全体でしめる割合をみると、OECD平均は32.2%。韓国は従業員300人を基準として大企業と中小企業を分けるが、OECDは250人とする。いわゆる先進国とされる国とり、韓国大企業雇用の割合はとても低かった。米国が57.7%で最も高く、フランスが47.2%、英国46.4%、日本40.9%など、40%を超えた(中央日報)・・>>

 

引用部分にはありませんが、同じデータで1993年には大企業雇用が全体雇用の20%を超えていたとのことです。あのときは300人以上(韓国基準大企業)も多かったけど、それからIMFなどいろいろあって、大企業(300人以上)の数が急減しました。それから「大企業」の規模もものすごく大きくなったはずですが、それでもまだ13.9%となると、たしかに規模と雇用のバランスがあってない気もします。報告書は最近の出生率問題も、これと関係があるとしています。大企業による良質の働き口が首都圏に集中しているので、それがさらに首都圏集中を起こしている、とのことでして。首都圏集中は、少子化現象の一つの原因だとされています。

また、大企業に入るために入試競争などが加熱している側面などを指摘していますが・・先も書きましたが、大企業について思わしくないイメージを持っていながらも、大企業に入りたがる人が多いこと。労働組合の影響力など、もっとシステム的な見方が必要ではないでしょうか。

 

 

おかげさまで、新刊「韓国の絶望、日本の希望(扶桑社新書)」が発売中です(2023年12月21日、アマゾン発売日)。詳しくは、下記のお知らせをお読みください。ありがとうございます
・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。以下、拙著のご紹介において本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。

  ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2023年12月21日)、<韓国の絶望、日本の希望(扶桑社新書)>です。若い人たちと高齢の人たち、女性と男性、「私たち」と「それ以外」、こっちとあっち、私と他人、豊かな人たちとそうでない人たち、様々な形で出来上がった社会の壁、「分断」に関する話で、特に合計出生率関連の話が多めになっています。・新刊<韓国人として生まれ、日本人として生きる>(2023年7月29日)も発売中です。2023年、まさに心願成就、帰化できました。「韓国人として生まれた」より「日本人として生きる」を上位の概念にしたのはなぜか。なぜ名前を変えなかったのか。一つ一つ、自分なりの持論を綴りました。 ・刊<韓国の借金経済(扶桑社新書)>、<日本人を日本人たらしめているものはなにか~韓国人による日韓比較論~>も発売中です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。それでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。