日米首脳会談で、日本とAUKUSの技術協力が議題に・・やっと日本とAUKUSの本格協力がスタートか

岸田総理とバイデン大統領の首脳会談を前に、キャンベル米国務副部長が来日し、日本とAUKUSの技術協力が首脳会談で議論され、進展するだろう、と明言しました。韓国メディアは結構大きく報じており、AUKUSはオーストラリアの原子力潜水艦などがメインになっているため、非核三原則のある日本は直接AUKUSに参加するわけではなく、技術協力を強化する形での参加になるだろう、としています。実際、キャンベル副長官は核に関する日本の立場を理解していると、他にも安全保障関連技術で日本は大きな能力を発揮できると話しました。もう2年前から日本のオーカス参加の話がありましたが・・参加じゃないけど、「やっと」見えてきたか、といったところです。

オーカスはクアッドに比べて、『安保』側面がさらに強く、前から米国を中心に日本の参加を要請してきた、とのニュースが続いていました。たぶん、今回の非核三原則関連が、日本が参加を表明しなかった理由だったのでしょう。20日だったか19日だったか、米国の政治メディアにも、米国と日本及び同盟国とのAUKUS技術協力を強化するだろうとしながら、日本以外にもカナダ、韓国が関心を示しているものの、まだなにか確実が発表があるわけではないという内容の記事が載りました。それから約2日後に、キャンベル副長官が日本との技術協力を事実上確認した形になります。個人的に、相変わらず『自分で設けた』制限はあるものの、これはとても良いことだと思っています。次世代戦闘機開発もそうですが、国際社会での日本の義務と権利が、ともに広がることでしょう。

 

最近はそれほどでもありませんが、1年ぐらい前まで、クアッド(QUAD)、オーカス(AUKUS)、チップ4関連記事が無数に出ていました。チップ4というのは用語自体からして微妙な結果になりましたが、どちらも、米国側に立つこと、そしてそれがなにかの形で認められることを前提にしての概念です。特に、クアッド参加は、ユン大統領が候補だった頃からずっと主張していたもので、「ユン大統領の描く最高のシナリオは、(就任直後に)バイデン大統領が訪韓、韓国のクアッド参加を既成事実とし、そのままバイデン大統領とユン大統領が日本に行って、クアッド首脳会議に参加することだった」という話まであります(東亜日報、2022年7月7日)

 

ですが、それからクアッド参加(詳しくはクアット参加国拡大)の話はなく、韓国経済(2022年3月21日)などは、「米国がクワッドに韓国参加に関して反応を示さないのは、米国がクアッドよりオーカスなどを重視しているためであり、そのオーカスに韓国の合流を要請するだけでだろう」という記事を載せたりしました。もちろん、それからオーカス関連でなにか話があったわけではありません。逆に、日本に参加を提案したという話は、何度か出ていました。今回の流れにより、韓国では、またオーカスまたはクアッド参加(または今回の日本とオーカスのような何かの安保関連協力)が話題になる可能性もあります。

 

日本にトマホークミサイルが配備されると発表されたときにも、そして日本が米国にミサイルを輸出(ライセンス生産した完成品を米国に輸出)する話が出たときにも、韓国メディアは『韓国も日本と同じものを』と主張しました。例えば保守系メディアの朝鮮日報は去年8月21日、『米国が本当に日米韓協力を望むなら、日米同盟と米韓同盟を同じレベルにするべきだ』とする記事を載せました。「キャンプデビッド会議を契機に新たな時代の跳躍を宣言した日米韓協力が永続するには、三国体制内部の韓米同盟、日米同盟、韓日関係が調和して動かなければならない・・・・キャンプ・デビッド首脳会談(※米国で開かれた日米韓首脳会議)は新たな始まりであり、機会を象徴するというバイデン大統領の記者会見発言が実を結ぶには、韓米同盟を日米同盟レベルに引き上げる課題からはじめなければならない」、と。

今回も、そのような記事が増える、世論が強くなる可能性があります。技術協力といってもどこからどこまでなのか、その役割は国によって異なるでしょうけど・・今の韓国は、防衛産業において中東地方への事業拡大も一つの目標としています。米国がこれを知らないはずはないし、これが、AUKUSなど日米『側』との協力において、はたしてどうなのか・・そこも気になります。中国のことはいうまでもなく。

 

 

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