日米首脳会談の二日前、駐米日本大使「日朝首脳会談は、未解決懸案が解決されることが前提」

今日または明日の未明あたり、岸田総理とバイデン大統領の日米首脳会談が開かれます。プレゼント交換が予定されているとのことで、他の案件より先にプレゼントが記事になっています。バイデン大統領は米国を象徴する歌手たちのLPレコードセットなどを用意したとのことで、面白いと思いました。両首脳、こんな趣味があるのでしょうか。「バイデン大統領夫婦は、米国ペンシルバニアにある日本系アメリカ人所有の会社が手作りした脚3本付の食卓をプレゼントする計画だ。食卓は17インチ(43.18㎝)の大きさで、アメリカ産黒クルミの木で製作された。 ダイニングテーブルには、公式訪問記念銘板が含まれている」。

「バイデン大統領は岸田首相に有名なアメリカのシンガーソングライター、ビリージョエル直筆署名がある額縁のスラブとLPセット、象徴的なアメリカミュージシャンのヴィンテージアルバムコレクションを革箱に盛り込んでプレゼントする予定だ」、「岸田首相と共に植えた桜の木の絵画と、日米女子サッカー代表チーム署名サッカーボールもプレゼントする予定だ」(ニューシースの記事より)、などです。岸田総理は能登半島の工芸品と、桜の苗木などを持っていたと聞いています。で、まだ首脳会談は行われていませんが、現地時間で8日、CSIS主催でのセミナーで、駐米日本大使が「日朝首脳会談」についての現状を話したので、そちらを先にお伝えしたいと思います。

 

ご存知かと思いますが、最近、北朝鮮が「岸田総理が平壌に来ることもあるだろう」と話したり、「岸田総理が早期の会談を要請していた」と話したり、「やはりやめた」と話したり、もうなにがなんだかわからないスタンスを示してきました。拉致問題、核・ミサイル問題無しでは応じないというのが日本政府の立場でしたが、4日には岸田総理が「早期の日朝首脳会談を願っている」とも話し、関連案件が何度もニュースになりました。この点、ニューシースなど(先のプレゼント関連とは別記事です)の記事によると、山田重夫大使は、「北朝鮮が『未解決懸案』を解決する意志があるかどうかの問題であり、いまのところ、そんな意志があるとは見えない」と話しました。『未解決』と言ったことが、ポイント高いと言えるでしょう。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・岸田文雄日本首相がジョーバイデン米大統領と会い、日朝首脳会談問題も議論すると予想される中、日本は北朝鮮が拉致問題などを解決する準備ができてこそ、対話も可能だと改めて強調した。山田重夫駐米日本大使は、8日(現地時間)戦略国際問題研究所(CSIS)が主催したセミナーで、日朝会談関連の質問に、「岸田首相は、北朝鮮と生産的関係を構築できれば日本と北朝鮮の両方に利益であり、 地域内安定をもたらすことができると信じる」と話した。重夫大使は「同時に(会談を通じて)未解決懸案を解決できるかどうか、見守らなければならないというのが岸田首相のとても明確な原則だ」とし「北朝鮮の最近の声明を見ると、現在までは、彼らがそのような未解決懸案を扱う準備はできていない。進行状況を見守り続けていきたい」と説明した・・

 

・・また、「ミサイル、核、拉致問題など未解決懸をは解くことは、岸田首相にとって非常に重要だ」とし「もし北朝鮮が前に進むことができるなら、岸田首相は北朝鮮と対話する準備ができる。北朝鮮がどのように反応するか見守る」とも話した。岸田首相は来る10日、国賓として米国を訪問し、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談する。晩餐まで続く会談では、数十件の懸案が議論される予定だが、最近、可能性が提起される北朝鮮会談もやはり議論されるテーマになるだろう、という展望が出ている。北朝鮮が韓国はもちろん米国とも対話しないでいるだけに、日朝会談が成就された場合、外交的解決法のための足場が設けられる(ニューシース)・・>>

日米首脳会談よりも、韓国が気にすべきは総選挙結果ではないでしょうか。今日は総選挙です。昨日書いたので新しく取り上げる内容はありませんが、午後6時時あたりに出口調査結果を臨時更新の形でお伝えできれば、と思っています。

 

 

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