(※韓国総選挙 出口調査結果、野党の圧勝)韓国の「選挙出口調査結果」、今回はあたるのか・・なぜかハズレが多い

今日は韓国総選挙の日です。なぜか先から「今日」を強調していますが、別に理由はありません(うわあぁ)。6時に出口調査結果が発表され、夜遅くから実際の結果が出るだろうと予想れています。今日も韓国日報が取り上げていますが、実はこの出口調査、結構韓国メディアの『ネタ』にされています。このシーズンになると、かならず「今回はあたるのか」、という記事が載ります。韓国の選挙出口調査は、外れることがおおく、ホッパン(韓国語で空振り、ハズレの意味)が多いとされています。

期日前投票が多いとか、(投票所の出口から出てくる順番で)5人ごとに1人の有権者を対象にしているとか、いろいろと理由も分析されてはいますが、だとしても、かなり大幅に外れることもあるので、なんとも言えません。例えば2012年、総選挙結果の出口調査結果、「セヌリ党(今の国民の力)」と、民主統合党(今の共に民主党)が、ほぼ同じ議席数を得たとなっていましたが、実際はセヌリ党が152席、共に民主党が127席でした。また、支持率に大差がない競合選挙区80箇所を調べて出口調査で「競合選挙区の結果」として発表しましたが、そのうち21箇所がハズレました。なんでこうなるのか。率直にこたえない人が多いから・・としか思えませんが、果たして今回は当たるのでしょうか。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・外れるのが普通とされる出口調査が、今回の総選挙では名誉回復できるだろうか。今回の総選挙出口調査は、10日午前6時から午後6時まで、全国2,000以上の投票所、投票者約50万人を対象に進行される。KBS、MBC、SBSの地上波放送3社で構成された放送協会傘下の放送会社共同予測調査委員会(KEP)が調査主体となる。韓国リサーチ、コリアリサーチ、イプソス株式会社など3つの調査機関、約8900人の調査員が動く・・・・特に今回の総選挙では7~9日の3日間、競合地域区(※一般的に、1位・2位候補の支持率の差が誤差範囲5%ポイント未満の選挙区)55カ所、5万人を対象に電話世論調査も進行する。20代大統領選挙(※前回の、ユンソンニョル候補が当選した2022年の大統領選挙)から適用した方法で、事前投票予測得票率を加えることで出口調査の正確性を一層高めようとする試みだ・・

 

・・(※総選挙で出口調査結果があまりあたらない)原因は、調査方式にある。出口調査は通常、投票所出口に出てくる5番目の投票者を対象とした体系的抽出法になっている。問題は、254個に及ぶ各地域区(※選挙区)有権者構成を代表する標本を作ることは難しいという点だ。 母数が大きいほど正確度は高くなるものの、小選挙区制の特性上、標本も少なくなるしかない。誤差範囲5%ポイント差で結果が分かれる競合選挙区だけでも、全国50カ所余りに達する。補正努力がなかったわけではない。電話世論調査→80以上の競合地域区出口調査→全地域区出口調査など調整作業に乗り出したのだ。

2010年からKEPを開いて韓国リサーチ・コリアリサーチ・イプソス株式会社など3つの調査機関が共同調査を行うことにした・・・・ここに事前投票が出口調査の直接対象ではないという点も主な理由の一つだ・・・・データの公開が必要であるという指摘もある・・・・出口調査の算出方法とデータは放送3社とKEPの「営業秘密」で、公開されていない。このため、韓国選挙研究院は2014年放送3社の出口調査データを選挙管理委員会に提供、選挙管理委員会のホームページに掲載することを提案した(韓国日報)・・>>

 

さて、どうでしょうか。いろいろ分析はあるものの、率直に言って「どうかな?」くらいしか思えません。今回はあたるのかどうか。とりあえず、本ブログ、今日 午後6時過ぎに、本エントリーに出口調査結果データを追記します。6時・・というか、書く時間も考えて6時を少し過ぎたら、もう一度チェックしてみてください。ユンたんの大冒険、どうなるのでしょうか。ただ、本文にも書きましたが、出口調査結果という意味はあるものの、最終結果は結構異なる可能性があるので、その点はご注意ください。また、もし11日の朝以降に本エントリーをご覧の方は、『本エントリーは10日18時の出口調査結果のもの』ですので、11日の朝に発表されているデータを必ず確認してください。本ブログも、多分、11日の10時~11時ころには、総選挙結果(実際の結果)について書くことになると思います。

 

ここから18時10分追記分、韓国4月10日総選挙出口調査結果になります。これは出口調査結果で、韓国の出口調査結果は的中しない場合があります。上の段落に書いた注意事項、かならずお読みください。結論から申し上げますと、野党側の勝利です。この結果だと、大勝利と言えます。また、アン・チョルス、ウォン・ヒリョン氏など、大物政治家も、野党候補にまけました。 以下、もっとも一般的に「出口調査結果」とされる「地上波放送3社KBS、MBC、SBS」の調査結果で、『側』は本政党と衛星政党とします。まずMBCですが、与党側すなわち「国民の力」と「国民の未来」は85議席~99議席、 野党側すなわち「共に民主党」、「民主連合」は184議席~197議席です。KBSの調査では、与党側が87~105議席、野党側が178~196議席。SBSの調査結果だと、与党側が85~100議席、野党側が183~197議席。それとは別に、JTBCが調査した結果だと、与党側が71~92議席、野党側が158~179議席です。他の政党の比例議席がどうなったか(チョグク氏の政党が11~14議席は取ると言われています)にもよりますが、もしかすると、野党の議席を全部合わせると200議席が見えてくるかもしれません。実際の結果は、かならず11日の朝のエントリーで再確認してください。18時35分、これにて追記を終了します。明日の朝には実際の結果をもとにしてエントリーしますが・・本当にこのとおりの結果になると、ユン政権としては・・大変なことになるでしょう。それでは、今日はこれにて。

 

 

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