韓国、50~60歳以上の就業者だけ大幅に増える現象が数年間も続く・・15~29歳は17ヶ月連続減少

この話ももうずいぶん前からエントリーした記憶がありますが・・「全体で見ると就業者数が(前年同期比で)増えているけど、ほとんどが60歳以上で、15~29歳(区分カテゴリーの中でもっとも若い層で、ソース記事が青年層としているので本エントリーでも以下「青年層」とします)の就業者数は減少している」という話です。デイリアンなどが、「3月の就業者数が1年前より17万2000人増えた。増加幅は37ヶ月ぶりに最も少ない。特に青年層就業者数は17ヶ月連続で減少した。2024年3月雇用動向によると、先月の就業者数は2839万6000人を記録した。1年前より17万3000人増えた数値だ・・・・齢別では60歳以上で23万3000人増えた」と報じています。

3月の場合、全体で見ると、韓国の就業者は17万2000人増加しました。しかし、15~29歳の就業者数は13万1000人減少しました(20代だけだと9万7000人)。60歳以上は23万3000人も増加したので、59歳までで見ると、全体の就業者数は減少したことになります。ちなみに、60歳以上で23万3000人、65歳以上にすると22万8000人、70歳以上にすると13万3000人、75歳以上にすると6万9000人増加になります。30代と50代ではそれぞれ9万1000人、5万9000人増えましたが、40代は7万9000人減少しました。

 

そんなこともある、と言ってしまえばそれだけですが、この「青年減少、60歳以上増加」の流れが結構長い間続いており、15~29歳就業者減少は17ヶ月連続です。この件、本ブログ(新ブログになってから)取り上げたデータを見てみると、2021年後半期から同じ話がでてきます。2018年、文政権が『簡単なお仕事』を増やしてから、約3年が経った2021年の夏~秋あたり。就業者数が大幅に増えて、文政権はこのデータを大いにアピールしていました。たとえば11月の場合、前年同期比で55万人も就業者数が増えました。しかし、朝鮮日報いわく、労働時間が週15時間未満の就業者が文政権になってから57%も増え、その数が160万5000人になる(2021年9月18日)、とのことでして。同年11月の場合も、55万人の約60%が60歳以上なのに、その部分はなぜかブリーフィングなどで言及されないでいる、と報じています(同年12月15日)。

 

60歳以上が新しい仕事を得るのは何の問題もありません。でも、文政権から続いている『政府・自治体が明らかに雇用率データ引き上げのために用意した簡単なお仕事』による部分が大きいのがネックです。OECDデータを見ても、OECDで「65~69歳雇用率」がもっとも高いのは日本で、その次が韓国です。日本が50.9%、韓国が50.4%。しかし、その高齢者人口(※OECD基準で66歳以上)の平均可処分所得は、全体人口の平均可処分所得に比べ、日本が85.2%。韓国は68%です。76歳以上で見た場合、日本78.0%、韓国58.6%(SBS、2023年12月19日)。働く65歳以上が多いのに、可処分所得でここまで差が出ているのは、日本の場合、ある程度は「ちゃんとした」仕事に就いている人が多いという意味です。逆に、韓国の場合はそうでもない、と。ムン政権が作ってばらまいた仕事が、さほど内容があれで、数も多すぎるのではないか、そう思わざるを得ません。これ「だけ」が理由だとも思えませんが。

 

そして、その流れが、ユン政権になってからも続いているわけです。特に青年層の場合、17ヶ月連続ということは、ユン政権になってからという意味です。ちなみに、15歳以上人口はまだ増加中です。手元にある記事、ニューシースが去年3月16日に載せた記事を見てみても、2023年1月・2月で、政府は86万4000個の「直接雇用」を行いました。政府以外まで含めると104万個を超えています。ちなみに、文政権は『新規直接雇用50万個を作る』としていたので(2018年)、むしろ大幅に増えたとも言えます。当時のニューシースの記事も、増加した就業者数が31万4000人なのに、60代以上が41万人も増えていて、15~29歳の場合は12万5000人減少していると報じています。

 

 

おかげさまで、新刊「韓国の絶望、日本の希望(扶桑社新書)」が発売中です(2023年12月21日、アマゾン発売日)。詳しくは、下記のお知らせをお読みください。ありがとうございます
・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。以下、拙著のご紹介において本の題の部分』はアマゾン・アソシエイトですので、ご注意ください。

  ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2023年12月21日)、<韓国の絶望、日本の希望(扶桑社新書)>です。若い人たちと高齢の人たち、女性と男性、「私たち」と「それ以外」、こっちとあっち、私と他人、豊かな人たちとそうでない人たち、様々な形で出来上がった社会の壁、「分断」に関する話で、特に合計出生率関連の話が多めになっています。・新刊<韓国人として生まれ、日本人として生きる>(2023年7月29日)も発売中です。2023年、まさに心願成就、帰化できました。「韓国人として生まれた」より「日本人として生きる」を上位の概念にしたのはなぜか。なぜ名前を変えなかったのか。一つ一つ、自分なりの持論を綴りました。 ・刊<韓国の借金経済(扶桑社新書)>、<日本人を日本人たらしめているものはなにか~韓国人による日韓比較論~>も発売中です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。書きたいことが書けて、私は幸せ者です。それでは、またお会いできますように。最後の行まで読んでくださってありがとうございます。