韓国の「次期大統領」関連世論調査、李在明代表の支持率がさらに上昇・・調査によっては2位とダブルスコア

韓国の一部の調査機関は、定期的に、またはメディア側の要請で、「あなたが次期大統領にふさわしいと思う人は誰ですか」な趣旨の世論調査を行います。「次期大権走者」の適合度など表現は少しずつ異なりますが、基本的に、今、誰を支持しているのかという意味です。本ブログでも同じ題の調査結果を何度かお伝えしましたが、少なくともいままでの調査では、最大野党共に民主党の李在明(イジェミョン)代表がずっと1位でした。しかし、総選挙の前に与党「国民の力」の事実上のリーダーだった韓東勲(ハンドンフン)氏の人気が高くなったこともあって、1位と2位(ハンドンフン氏)の差は縮む流れを見せていました。

しかし、4月10日の総選挙の後、再び李代表の支持率が上がるようになり、いまは、調査機関によっては2位(ハンドンフン氏)とはタブルスコアになっています。本エントリーでは、世論調査「花」(プレシアンの記事より)、世論調査公正(デイリアンの記事)、ジョウォンC&I(アイニュース24)の結果をまとめて紹介します。もちろん、まだ各政党の次期大統領候補が決まっているわけではないので、分散されてしまう側面もあります。たとえば、調査結果の一つは、与党「国民の力」の事実上のリーダーだったハンドンフン氏16.8%、与党重鎮安哲秀(アンチョルス)氏2.6%となっていますが、実際の選挙では、多分ハンドンフン氏が与党の候補になるでしょう(あくまで現状では、といったところですが)。この場合、単純計算で19%になるとは思えませんが、それでもハンドンフン氏の支持率は多少上がるはずです。そんな変数もありますが、以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・7日「世論調査花」によると、3~4日の間全国1008人を対象に次期大権走者を問う世論調査を実施した結果、イ・ジェミョン共に民主党代表が35.2%、ハンドンフン国民の力前対策委員長が16.8%、チョグク祖国革新党代表が6.7%を記録したことが分かった。続いて、洪準杓(ホンジュンピョ)大邱市場6.1%、呉世勲(オセフン)ソウル市場4.0%、アン・チョルス国民の力議員2.6%、李俊錫(イ・ジュンソク)改革新党代表2.3%、キム・ドンヨン京畿道知事1.8%などの順であり、その他1.5%、適切な人物なし1%として現れた(プレシアン)・・>>

 

<<・・次期大統領候補の好感度調査で、イジェミョンともに民主党代表がハンドンフン国民の力前対策委員長を誤差範囲超えで先行していることが分かった。デイリアンが世論調査専門機関世論調査公正に依頼して6~7日、保守・進歩陣営大権走者のうち「次期大統領候補で最も好感が持てる人物は誰なのか」を1003人に尋ねた結果、イジェミョン 共に民主党代表が37.3%を得た。ハンドンフン国民の力前対策委員長は26.0%で現れた。その後、チョグク祖国革新党代表7.7%、オセフンソウル市場5.3%、ホンジュンピョ大邱市場4.7%、イジュンソク改革新党代表4.2%順だ。キム・ドンヨン景気知事は3.5%、アンチョルスチョルス国民の力議員は2.1%を記録した。「ない」5.9%、よく分からない3.1%だった(デイリアン)・・>>

 

<<・・次期大権走者適合度調査で、イジェミョンともに民主党代表とハンドンフン前国民の力対策委員長がそれぞれ1・2位を記録した。1日、ストレートニュースがジョウォンC&Iに依頼し、先月27日から29日まで全国2006人を対象に「次期大権走者適合度」を調査した結果、李代表は39.3%で1位を記録した。ハンドンフン前委員長は21.9%で2位だった。2週間前の同じ調査より、李代表は1.5%ポイント(p)上昇したが、ハンドンフン前委員長は2.0%p下がった。チョグク代表は8.1%で、イジュンソク代表は5.7%、元喜龍(ウォンヒリョン)元国土交通部長官は5%だった(※元喜龍氏もユン大統領・国民の力ではかなり期待されていた人で、総選挙で李在明氏と同じ選挙区で出馬しましたが、まけました)(アイニュース24)・・>>

 

デイリアンの記事でちょっと興味あるのは、光州(クァンジュ)・全羅道地域での、イジェミョン代表とチョグク代表の支持率です。イジェミョン代表が47.7%で圧倒的でしたが、チョグク代表も17.8%ということです。他の調査でも(全国で)7%~8%台の支持を得ていますし、光州・全羅道地域からの圧倒的支持を事実上の基盤としている共に民主党としては、チョグク代表の存在をおろそかにできないでしょう。つぎの大統領選挙で左側が勝つための最大のポイントは、野党側の候補単一化(政党を超えて左側の大統領候補を1人にする)ができるのかどうか、かもしれません。というか、いまの与党側には、これといって李在明代表を相手できる人がいません。はてさて。

 

 

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