韓国野党代表「通貨安と株式市場下落は、大統領権限代行が談話を出したため」

ダンダダンダンダン(謎のOP) 昨日もお伝えしましたが、韓国メディア・・というか経済そのものが、為替レートを不必要なほど気にしています。1997年の記憶からでしょうか、それとも昨日の朝鮮日報の記事のとおり、隠れている問題が多いのでしょうか。実はこの件には、基本的には弾劾に賛成している左側のメディアも、急いで政局を安定させる(株式市場と為替レートを安定させる)必要があるという面では、同じ見解を出しています。中には、珍しく共に民主党のスタンスを批判する論調の記事もあったりします。

で、そんな中、今朝、また通貨安でドル/ウォン為替レートが1485ウォンまで一気に進み、KOSPIなど株式市場も下落しました。ちょうど日経平均が4万円台を回復したこともあって(笑)、多くの記事が出ています。韓国経済TVなど多くのメディアが報じています。ちなみに、為替レート、コスピともに、なぜか11時半あたり・・食事前の時間に急に反転(通貨高、コスピ上昇)しましたが、12時30分頃には再び通貨安が進みドルウォン為替レート1479、コスピ2393あたりです。繰り返しになりますがこの内容は12時半頃のもの(予約投稿)です。ネットフリックスでタコ型超生命体先生のアニメ全部見たので、他のDVDでも借りてこようかと。もし投資などを行う方がおられたら、必ず最新の情報もチェックしてください。

 

で、ここからは本題といえば本題ですが・・共に民主党の李在明(イジェミョン)代表が、これは韓悳洙(ハンドクス)大統領権限代行が、よけいな談話を出したからだ、と主張しました。談話とは、昨日、ハン代行が「憲法裁判官の任命は与党と野党が合意してからにしたい」など、野党側の主張に応じない、一部の案件に再議要求(大統領拒否権)行使などを示した談話のことです。京郷新聞などが報じています。さすがに、ちょっと笑ってしましました。ハン代行、すでに崔相穆(チェサンモク)副総理に「権限代行を引き受ける準備をしておいてほしい」と話したというニュースもあります。一つ前のエントリーに書きましたが、野党は「チェ副総理も弾劾されれば、次は~がやればいい」というスタンス、簡単に言うと『私たちのダンガイはまだはじまったばかりだ』ですから・・どうやら、来年の春までは余裕で続きそうです。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・ドル/ウォン為替レートが場中1480ウォン台に上がった。27日、ソウル外国為替市場でドル為替レートは午前11時12分基準で1,483.30ウォンで取引されている。この日の為替レートは午前9時、前日比2.7ウォン上がった1,467.5ウォンに開場した以後、9時15分に1,470.10ウォンになった。以後、1,430ウォン台で動いていた為替レートはチェサンモク経済副首相兼企画財政部長官の国務委員懇談会関連ニュースが伝えられ、1,470ウォン台に上がった。それから午前10時57分頃、1,480ウォンを超えた。為替レートが1,480ウォンを超えたのは、当時グローバル金融リスクが高くなっていた2009年3月16日(1,488ウォン)以来初めてだ。

韓悳洙大統領権限代行の弾劾案表決を控え、政治不確実性が大きくなり、通貨安が急に進んでいると思われる。チェ副首相はこの日午前10時20分、政府ソウル庁舎で非公開で国務委員懇談会を進行した。彼は「国家的緊急事態の中でなんとか耐えていた私たちの経済と民生が、『権限代行の権限代行』という政治的不確実性拡大にまで耐える余裕がない」とし「国政コントロールタワーの不在はドルウォン為替レートからも分かるように、経済の対外信用度、安保と国民経済、国政の連続性に大きな影響を与えるだろう」と話した。続いて「弾劾訴追案が議決されれば、また続く弾劾のリスクで、行政府の力量は萎縮し、結局は国務委員の存在理由そのものがなくなるだろう」とし、ハン代行に対する弾劾を再考してほしいとの旨を示した(韓国経済TV)・・>>

 

<<・・(※野党共に民主党)李在明代表は前日、ハンドクス大統領権限代行の対国民談話に言及し、「大統領の権限を一時的に代行する国務総理の談話により、株価が下がり、通貨安が進むようになった」とし「為替レートは国務総理が無駄な立場表明をしたその瞬間から、急に動いた」と指摘した。イ代表はまた「自営業者の廃業補助金の支給額も最大値だ」「連日物価高が更新され、国民の財布は薄くなりすぎでもう穴が開いた状態」とし「国民の臨界点を超えた。経済専門家はもちろん、韓銀総裁、経済副首相まで出て迅速な追更予算(※補正予算)を組むべきだ」と話した。

イ代表はまた、「いつもどおり上半期の財政の早期執行で、余裕がある状況ではない」とし「トランプ政権の発足がもたらすグローバル環境の変化で、経済がさらに難しくなると予測される」と展望した。「最も先に影響を受けるのは庶民階層であるだけに、そのような方々を守るべきだ」とし「中小企業、自営業者を活かす特段の対策を含め、早い追更予算をもう一度促す」と強調した(京郷新聞)・・>>

ちなみに、大幅に予算を削減したのが他でもない共に民主党です。ハン代行の弾劾案表決結果は、あとで一つ前のエントリーに追記いたします。ただ、出かけるのでちょっと遅くなる可能性もありますので、あとでチェックしてみてください。

 

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