韓国尹錫悦大統領、「すでに官邸にはいない」説が提起される・・他、関連情報

尹錫悦大統領関連のニュースをいくつか紹介します。なんだかんだで韓国でもっとも大きなニュースになっている案件ではありますが、一つだけのニュースだと短すぎるので、これからもこうしてまとめて紹介する形にしたいと思います。大きな動きがなければ、ですが。まず、本ブログでもお伝えしましたが、ハイレベル公職者捜査を担当する「公捜処」が令状執行を警察に一任し、警察がそれに応じないという、いったい捜査の主体がどこなのかという話がありました。それを意識してか、公捜処は令状を再請求(延長)し、「次を最後にする姿勢を挑む」とわざわざ公言しました。

今回は、期限がいつまでなのかが発表されていません。個人的に、支持者が多少なりとも減少するタイミングになるのではないか、そんな気がします。大統領だけでなくその権限代行まで弾劾した野党側ですが、今回の崔相穆(チェサンモク)経済副総理兼財政部長官については、さすがに慎重な姿勢です。ヘラルド経済など複数のメディアが報じています。弾劾するという動きもありますが、さすがに負担を感じる国会議員たちも増えてきて、党内の意見がまとまらないでいるようです。

 




また、いまの大統領代行(早くも2代目)は憲法裁判官2人を任命したため、野党側からは「完全ではないが、こちらの要求に応じたことになる」などの理由で、弾劾までするのはやりすぎだという意見も出ています。2人が任命されると8人体制になりますが、これだと、大統領関連案件でも憲法判断は十分可能だと言われています。また、野党側からは、すでに尹大統領が大統領官邸から移動し(逃走し)、別の場所にいるのではないか、という疑問が提起されています。アジア経済によると、公捜処側も、具体的には話さなかったものの、「その話は聞いている」としました。3日、あるユーチューブチャンネルの映像から、大統領官邸からセダンタイプの車が出て、どこかへ移動したことが確認されました。そのことで、実はもう尹大統領は官邸にはいないのではないか、という話になったわけです。

前から似たような話がありましたが、国会議員がこの話を公捜処にしたことで、再び話題になっています。で、ここから記事引用ですが・・個人的に、今回の戒厳・弾劾関連において、いまだ「証拠」が何も出てないことが、気になります。前にも同じことを書いた記憶がありますが、今回の件、非常戒厳が内乱にあたいするかどうかについて、すなわちその内容、大統領の指示事項について、何一つ証拠は提示されていません。証言だけです。個人的に、大統領の戒厳令は「違憲ではあるが、内乱ではなかった」と思っているだけに、気になるところです。以下、<<~>>が引用部分です。

 

<<・・大統領権限代行を引き受けることになる国務委員に対する「連続弾劾」もできるとしていた共に民主党が、ジレンマにおちいった。ユン大統領に対する令状執行が中断され、捜査が進まないでいる中、国政安定まで考慮しなければならない状況で、そこまでやることはできないという懸念が出ているのだ・・・・共に民主党としても、しばらくは弾劾案は推進できないと思われる。8日、政治権によると、共に民主党が主導する野党側は、尹錫悦政権発足以来、合計29件の弾劾訴追案を発議し、13件が本会議で通過した。ユン大統領の戒厳宣布後に発議された弾劾案は7件だ(ヘラルド経済)・・>>

 

<<・・オドンウン公捜処長が、「ユン大統領逃走疑惑」について、部分的に話を聞いていると明らかにした。7日、オ処長は、国会法制司法委員会全体会議で「逃走疑惑が提起されるが、事実関係を把握したことがあるか」という共に民主党キムヨンミン議員の質疑に「今は正確に報告されたことはないが、車両(※3日官邸から出てどこかへ移動したという)に関する話は聞いた」と答えた。尹大統領が今も官邸にいるのかというと共に民主党パクボムゲ議員の質疑には、「今、そのような部分は正確に報告されたことはなく、申し上げることもできない」と話した・・・・オ処長は「いろいろな可能性について考えている」と話した。「複数の可能性の中には、隠れている、または逃走した可能性もあると思うのか」という質問には、「そのとおりだ」と答えた。

 

3日の令状執行の試みの時、位置追跡装備を持って行ったかという質問には「そのような部分は事前に措置を取った」と答えた。彼は、「最初からユン大統領に令状を執行する意志がなかったのではないか」という指摘には「そうではない」とし「事実と異なる。共助捜査本部で、最善を尽くした」と反論した・・・・公捜処は先月31日、ソウル西部地方裁判所で内乱容疑を受けるユン大統領逮捕令状を発付され、3日令状執行に乗り出したが、大統領警護処に遮られ失敗した(アジア経済)・・>>

不確かな話が多いため、本当に「すでに移動済み」説に関してはなんとも言えませんが、本当ならすごい展開になりそうです。すでに日本に来ていたりして(笑)。 で、明日は、1日休みをいただきます。もしなにか大きな展開があれば臨時更新などをするかもしれませんが。次の更新は、10日のいつもの時間、11時頃になります。

 




 

ここからはいつもの告知ですが、久しぶりに新刊のご紹介です。本当にありがとうございます。新刊は自民党と韓国」という題です。岸田政権・尹政権になってから、「関係改善」という言葉がすべての議論の前提になりました。果たして、本当にそうなのでしょうか。いや、それでいいのでしょうか。じゃ、同じ路線でないのは、たとえばこれから日本政府の路線変更があった場合は、それは「改善」ではないのでしょうか。そんな疑問に対する考えを、自分なりに、自分に率直に書いてみました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

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