尹大統領の運命は・・刑事裁判が14日からスタート、すでに憲法裁判所が「内乱主導」を認めたという見方も

さて、弾劾が認容され、罷免となった尹錫悦ですが・・まだ始まったばかりです。なぜなら、これから刑事裁判が始まります。韓国の国家元首は、内乱や外患誘致以外は、「不訴追特権」があります。しかし、それももう適用されなくなりました。内乱まで話が進むのかどうかがポイントです。ニュース1、KBSなど多くのメディアが、これから尹大統領がどうなるのかについて、記事を載せています。基本的に、もっとも大きいのは、14日から始まる内乱主導に関する件です。これは、ものすごく重い結果になる可能性がありますが・・憲法裁判所の判決において、すでに内乱罪が認められているという見方もあります(※そう解釈できる、とされています)。

私は、非常戒厳宣言が違憲だったのは確かにそうだと思っています。でも、『違憲だから弾劾』というのはまず間違いで、弾劾されるほどのことではなく、内乱主導でもないと思っています。でも、どうせ社会雰囲気に合わせて裁判内容も変わるでしょうし(いつもそうですから)、今回、ユン大統領に不利な判決が続く可能性は高いと言えるでしょう。また、野党側が前から主張してきた、キムゴンヒ大統領夫人に関する「ドイチモーター株価操作の件」、海兵隊員の殉職に関して、ちゃんとした措置をしなかったからおきた事故なのに多くのことを隠しているという件(どちらももう完全に政治案件になっています)などが、一気に動き出すでしょう。朴槿恵大統領のときもそうでしたが・・別にユン大統領を支持していたわけではありませんが、見ているだけで、なんというか、とてもむなしくなります。以下、<<~>>で引用してみます。記事を読んで気づきましたが、そういえばもう「前大統領」です。




<<・・憲法裁判所が尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領に対して罷免を宣告したことで、今後進行される刑事裁判にも少なくない影響を及ぼすものと見られる。特に内乱容疑と関連して、憲法裁判所が主な公訴事実を事実上認めたのではないかという解釈も出ている。また、一般人として裁判を受けなければならないだけに、今後、検察捜査がユン前大統領に向かうという観測も提起される。5日、法曹界によると、憲法裁判所は前日(4日)午前11時、尹前大統領に対する弾劾訴追を全会一致で認容した。憲法裁判所は、罷免決定で、弾劾審判の主な論点だった「非常戒厳宣布の要件と手続き」について、「戒厳司令部布告令1号」、「軍・警察動員による国会活動の制限」、「軍を動員した、令状のない中央選挙管理委員会の押収捜索」、「政治人など主要人物の逮捕指示行為」などに対して、その違法性をすべて認めた・・

・・特にこの過程で、憲裁がユン前大統領の内乱主導容疑に関連した様々な事実関係を、事実と認め、今後の内乱罪刑事裁判にも影響を及ぼすものと見られる。憲法裁判所はまずユン前大統領が「(クァク・ジョングン当時)陸軍特殊戦司令官などに「『(※戒厳令を解除させるための議員の数である)議決数が満たされないように、扉を壊して入って中にいる人を引き出す』という指示をした」と、国会への軍・警投入と関連した検察の陳述調書をすべて認めた・・




・・先立ってユン前大統領側は先月24日、ユン前大統領の内乱容疑の刑事裁判で、公訴事実をすべて認めなかった。しかし、憲法裁判所が内乱罪と関連した多くの公訴事実を事実として確認し、今後刑事裁判過程でもユン前大統領に不利に作用すると予想される。ここに大統領としての「不訴追特権」も消え、他の疑惑と関連した検察の捜査も急に進展すると見られる。特に「ミョンテギュン公薦介入疑惑(※選挙に政党公式に候補を推薦する過程に、ユン大統領が大統領夫人と親しい関係にある人たちの介入を認めたという件)」と関連して・・

・・弾劾認容以後、ユン前大統領に向けた検察の動きも本格的に強化される可能性が提起され・・・・尹前大統領は2022年6月の選挙当時、ミョンテギュン氏を通じて公薦過程に介入した疑惑を受けている・・・・キム・ゴンヒ夫人が関与した「ト゚イチモーターズ株価操作」事件捜査も急進展される見通しだ・・・・ユン前大統領の内乱容疑に対する初の正式裁判は、14日に行われる。この日、裁判では検察側が申請したチェ・サンモク副首相兼企画財政部長官、ジョテヨル外交部長官に対する証人審問が予定されている。ユン前大統領も法廷に直接出席しなければならない(ニュース1)・・>>




 

ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。本当にありがとうございます。<THE NEW KOREA(ザ・ニューコリア)>という1926年の本で、当時の朝鮮半島の経済・社会発展を米国の行政学者が客観的に記録した本です。著者アレン・アイルランドは、国の発展を語るには「正しいかどうか」ではなく、ただ冷静に、データからアプローチすべきだと主張し、この本を残しました。どんな記録なのか、「正しい」が乱立している今を生きる私たちに、新しい示唆するものはないのか。自分なりの注釈とともに、頑張って訳しました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

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  ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年3月2日)<THE NEW KOREA>です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。 ・新刊は、<自民党と韓国>です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。 ・刊として、<Z世代の闇>も発売中です。いまの韓国の20代、30代は、どのような世界観の中を生きているのか。前の世代から、なにが受け継がれたのか。そんな考察の本です。 ・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。