少しの差で続報になった内容もあるので、結局またこの話になりました。金正官 産業通商部長官がラトニックハワード長官と2回の会談を行い、「手ぶら」で帰国した後、呂翰九 通商交渉本部長がまたUSTR(米国通商代表部)のジェイミソン・グリア代表と面談する予定でしたが、結局、会えなかった・・というか、会ってもらえなかったとのことです。昨日、予定通りに面談できなかったということは報じられていましたが、数時間前までは「インド関連関税のことで日程がズレただけで、これから会って面談する」ということでした。ニュース1(4日)の報道はこの件で、関係者の言葉として「米国は結果について聞いているのに、私たちは経過についての話ばかりだった」とし、今回の閣僚またはそれに準ずるレベルの訪問は、失敗したと報じています。ちなみに、野党・・国民の力は久しぶりに攻勢に出ています。
張東赫 「国民の力」代表は、「米国に行ってテンキュ(サンキュー)、中国に行ってシェシェ(謝謝)するのが実用外交ではない」と話しました。関税25%は、イランに艦隊を送ったのと似たようなものだ、とも。ただ、李在明大統領の支持率がまだまだ高いし、早くから政府は「国会の問題」としてきたので、こういうのが野党の支持率上昇に繋がるかどうかはわかりません。個人的に、効果はほとんど無いのでは・・な気がします。難しいこと考えないで、合意した通りにやればいいだけの話ですが。そもそも、本ブログでも何度か紹介していますが、副総理が「今年対米投資できない」とわざわざ公言する理由があったのでしょうか。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・「米国は「結果」を尋ねるが、韓国は「手続き」だけ説明してきたわけだ。国会の立法が渋滞に詰まって、取り組む交渉カードがまったくないから、(※今回手ぶら帰国が相次いだのは)予想された結果だ (通商関係者)」。ドナルド・トランプ米大統領が予告した韓国産製品に対する25%関税を防ぐために急に派遣された外交・通商ラインのワシントン行列が、カウンターパートと面談できないなど「手ぶら」帰国につながり、特別な成果なしに終わってしまう雰囲気だ。米国の強い圧迫と国内国会の立法渋滞の間に挟まれ、事実上、使える交渉カードがない状態で交渉テーブルに追い込まれた政府としては、悩みだけが深まる形だ。
4日、政府関係者たちによると、トランプ大統領の関税引き上げ発言以後、米国側を説得するため先月29日に出国した呂翰九 通商交渉本部長は、韓国時間で5日早朝帰国する予定だ。本部長は当初、カウンターパートであるジェイミソン・グリア米貿易代表部(USTR)代表との面談を推進したが、出会いは成就できなかった。ただし、本部長は3日(現地時間)ワシントンD.Cで韓国特派員たちと会って「(リック・スイッチャー) USTR副代表と2時間余り深く議論した」と明らかにした。トランプ大統領が予告した韓国に対する関税引き上げ方針は、短時間内に撤回されることは容易ではない状況になりつつあるようだ。外交チャンネルも明らかな突破口を見つけることができなかった。
趙顕 外交部長官は3日、ワシントンD.Cでマルコ・ルビオ米国務部長官に会ったが、会談後、米側は米韓間の関税問題が議論されたという事実さえ公式に言及しなかった。これは、米国が依然として韓国に対する不満を相当部分そのまま維持していることを示すものだと解釈される。先月30~31日、先に米国を訪れた金正官 産業部長官も、ハワード・ラトニック米商務部長官に会った後、「米国側の関税引き上げ意図について相互理解を高め、折衝点を模索するきっかけになった」としながらも、「追加議論が必要だ」と話した。今回の「手ぶら帰国」の事例は、政府官僚の困惑した現実を見せてくれる。米国は、韓国国会の対米投資関連の立法、及び履行の遅延を公開的に問題としており、そのために関税カードを再び取り出したわけだが、これを解消できる実質の決定権は、行政部ではなく国会にある。
このため、通商当局者たちは米国の圧迫と国内政治現実の間で、事実上、活用可能な交渉カードを持たずに交渉テーブルに出なければならない状況だ。説得はしなければならないのに、約束できるものはない、「構造的限界」に置かれたわけだ。政府の内・外では、米国現地でいくら説明して説得しても、国会立法がついてきてくれない限り、交渉自体が空振りになるしかない、という批判が提起されている。この過程で、官僚の負担だけ積み重ねられるという指摘だ。もし関税引き上げが現実化した場合、産業全般と金融市場に相当な影響が予想されるが、政府が選択できる対応策は、制限的だ。政府関係者は「米国は結果を要求しているのに、我々は手続きを説明しなければならない状況」とし「どちらも、相手を満足させるのは難しい局面」と吐露した(ニュース1)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。