韓国メディア「私たちの約束履行が遅いのもあるにはあるが、米国が関税を25%に引き上げるのは信頼の問題だ」

例のトラカン25%、まだまだ多くの記事が出ています。というか、まず国会で急いで法案を通過させることが優先ではないのか、そんな気がしますが・・なんか、そんな話よりも「なんでインドは関税を18%にして、私たちは関税25%にするのか」「なんで日本の対米投資と比べるのか」などの話ばかりです。前にも書いたことがありますが、日本やEUとは異なり、韓国の場合は米韓関税合意の内容に国内法ではできないことが多く、国内法をいろいろ変えないと履行することはできなくなっています。そのための法案(いわゆる対米投資特別法)ですが、まだ国会を通過できていません。そもそも、あまり話題にもなっていません。そんな中、米国側が自国企業に不利だと懸念していた法案は、野党が反対していてもちゃんと通るし・・それに、副総理が「今年は為替レートで投資できないかもん」とか言うし、

一部では「すでに(25%発言の)2週間前から、米国側から対米投資履行を促す内容の連絡が来ていた」という話もあるし。だから急に25%の話がでてきたのではないか、と思われます。だから、まずは法案を通過させて(どうせ法案成立を前提にした合意だったわけですし)、それから会談でも面談でもやったほうがいいのでは、と。でもそういうのをやらずに、「説得する」「誤解を解く」とか言っていますから、それは、ま、手ぶら帰国にもなるでしょう。韓国経済(5日)とソウル経済(5日)同時にこの件で社説を掲載しました。基本は「急いで国会で処理しなさいよ」というものですが・・その書き方が、いかにも、と。それぞれ「私たちとしては、同盟国に対する米国の無礼が納得できない」とか、「日本やEUなどに比べると約束の履行が遅くなっているのもあるにはあるが、だからって関税を25%にするのは信頼の問題だ」とか、そんな内容です。以下、<<~>>で引用してみます。




 

<<・・ドナルド・トランプ米大統領が先月、韓国に対して自動車と相互関税を15%から再び25%に上げるという爆弾発言をした後、韓国外交・通商の首長たちが次々と米国を訪問したが、解決策が見つからないようだ。先週は潜水艦受注支援のためカナダを訪問中だった金正官産業通商部長官が急に米国に移動し、ハワード・ラトニック商務長官と二日間も協議したが、これといって得られたものはなかった。呂翰九通商交渉本部長は、カウンターパートであるジェイミソン・グリア米国貿易代表部(USTR)代表と、会うこともできなかった。趙顕 外交部長官がマルコ・ルビオ国務長官と会談し、対米投資の履行に対する私たちの意志を伝えたが、米国の立場変化を引き出せなかったようだ。

もちろん、野党「国民の力」が米韓関税交渉(※合意内容)の国会批准が先だと主張しているし、常任委員会法案審査に応じないでいることも、処理遅延の一つの理由である可能性はある。だが、今まで自分たちが望む法案は超高速で通過させてきた共に民主党が、野党のせいにする姿は、どうかと思う。米国の不満が、対米投資特別法の処理遅延だけではないだろう。自分たちが公開的に反対した情報通信網法改正の強行や、クーパン事態対応なども、今回の関税引き上げの圧迫に影響を及ぼしたと見ることができる。私たちの立場では、トランプの勝手さや米国の同盟国に対する「無礼」を納得できないかもしれないが、米国が韓国を「見本」にできるような名分を与えてしまった側面があるのも事実だ。これからも冷静な取り組みで関税の不確実さを一日でも早く解決しなければならない(韓国経済)・・>>




 

<<・・最近の状況を総合してみると、米国側は韓国が対米投資特別法処理を意図的に遅らせているという疑問を持ったようだ。巨大与党である共に民主党が、他の党論法案は速戦即決で処理したのとは異なり、対米投資特別法は国会常任委員会に案件上程すらできないでいると、不信が大きくなったという観測も出ている。米国を訪問中の趙顕 外交部長官は、マルコ・ルビオオ米国務長官との会談で、対米投資履行のための韓国政府の努力と意志を強調したが、米国は関税に関してまったく言及のない声明を出した。もちろん、韓国が昨年の米韓首脳会談で約束した対米投資の進行において、日本・ヨーロッパに比べて進まないでいる側面はある。

そうだからといって、米国が長年の協議の末に導き出した米韓通商合意を突然ひっくり返し、関税の圧迫を露骨化することは、両国間の信頼を傷つけることでしかない。政府が、韓国の国会事情を説明して誤解の解消に乗り出したが、連邦官報掲載の段階にまで入った米国の動きを見ると、本当に相互関税25%が現実化する可能性が大きい。米国が「自国優先主義」を強化し、関税引き上げを始めたのは、今年の貿易環境がさらに厳しくなるという意味であろう(ソウル経済)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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