韓国メディア「中国スパイたちの遊び場になっているのに、政府は何も言わないでいる」

カメラと通信装備を搭載した中国製電気自動車が、「韓国軍・合同参謀本部の施設の各所に自由に出入りしている」というニュースがありました。朝鮮日報(日本語版)の16日「カメラ付きの中国製EV200台、韓国軍施設へ自由に出入り」という題の記事です。「韓国国防部・合同参謀本部(合参)の営内はもちろん、最新ステルス戦闘機F35と韓国製超音速戦闘機KF21が配備された空軍基地、機密保持が重要な海軍潜水艦司令部にも出入りしていた」、とのことでして。クーパン関連でも書きましたが、やはりこういうのは話題にならないんだな・・と思いました。そして18日、デジタルタイムズというメディアが、中国スパイの「遊び場」になっているのに、政府は何一つ言わないでいるという記事を載せました。こちらのほうが多くの事例が載っているので、今日、取り上げてみます。こういうのは決して韓国だけの問題ではないでしょう。日本ももっともっと気をつけてほしいと願います。以下、<<~>>が引用部分です。

<<・・安全保障の最前線が、中国のスパイたちによって完全に突破されている。軍事機密から、将来の成長の糧となる先端産業技術に至るまで、韓国の国益が中国の情報機関や工作員たちの「獲物」と化してしまったのだ。それにもかかわらず、政府と与党は中国に対して、警告の言葉一つ発していない。最近に摘発されたスパイ活動の事例だけ見ても、中国の工作は軍事安保の中枢にまで浸透していることがわかる。海外情報網の要である国軍情報司令部の「ブラック・エージェント(※非公開工作員のこと)」の機密リストが、中国の情報工作員と推定される勢力に、丸ごと流出した。人民解放軍の傍受部隊の将校出身者が韓国に入国し、米韓空軍基地周辺のホテルを転々としながら戦闘機の通信内容を傍受して逮捕されたほか、別の元軍人である中国人は、在韓米軍基地の正門前に軍用品店を構え、米軍指揮部の内部情報や連合演習の資料を収集していた。




さらに、軍の状況室におけるビデオ会議システムに中国製の部品(コーデック)が使用されていたことや、国境・境界地域における農地調査に中国製のドローンが無差別に投入されていたという事実は、政府と軍のセキュリティ意識がいかにまひしているかを如実に物語っている。中国による「人海戦術」的な諜報戦は、民間や日常生活の領域においても例外ではない。中国人留学生が大学の研究室から半導体やバイオ関連の核心データを持ち出したり、中国の「秘密警察署」の拠点と指摘された中華料理店の実質的なオーナーが、執行猶予判決を受けたにもかかわらず、在韓中国大使館のすぐ隣、明洞のど真ん中に大規模な店舗を再びオープンさせるという振る舞いを見せたりしている。最近では、京畿道にある中華料理店「習近平」が、店名の変更を強要された末に、中国人グループから襲撃を受け、犯人らが上海へ逃亡するという事件まで発生した。

国家公認資格を持つ一部の中国語ガイドたちは、韓国の戦争記念館などで、中国の朝鮮戦争参戦について「中国は侵略(介入)したのではなく、韓国を助けに来たのだと、すなわち「抗米援朝(米国に対抗し、朝鮮を支援する)」といった妄言を繰り返す事態にまで至っている。韓国が中国のスパイにとっての「遊び場」と化してしまったのは、安全保障に対する危機感の欠如、左派勢力による中国への「片思い」、そして司法の無能さが複合的に絡み合った結果である。韓国の刑法第98条は、これまで「敵国(北朝鮮)」を利した場合にのみスパイ罪(間諜罪)を適用するよう限定していた。こうした時代錯誤な法的な空白のせいで、中国人のスパイを摘発しても厳しく処罰する根拠がなく、他の法律を迂回的に適用するしかなかったため、せいぜい懲役1~2年を科すのが限界であった。




海外の情報機関の間で「韓国は工作活動を行う上で、最も安全で都合の良い国だ」と揶揄されるようになったのは、こうした理由からだ。その後、第3国のスパイもスパイ罪で処罰できるよう刑法が改正・施行されたものの、数十年にわたって韓国社会の深部にまで浸透した、中国による「人海戦術式」の諜報網を排除するには、まだ長い道のりが必要である・・・・現在、韓国が直面している脅威は、軍事境界線だけに限定されるものではない。軍事、技術、世論、そして日常的な機器などが組み合わさった、中国特有の「ハイブリッド複合戦」が、至る所で展開されているのである。直ちに、違法な情報収集の経路となり得る中国製機器を、国家機関やインフラから排除しなければならない。また、弱体化した国家情報院の対スパイ捜査権限や、軍の防諜組織の機能を強化する必要がある。司法当局もまた、安全保障を侵害する犯罪者や産業スパイに対し、妥協することなく重刑を科すべきである・・

・・北朝鮮軍をウクライナから送還したウクライナに対しては、非公開の約束を守らなかったとして駐ウクライナ大使を召還するという超強硬な対応をとった一方で、自国の領土をスパイたちに荒らされている中国に対しては、一言も抗議できず、ただ「シェシェ」と繰り返すばかりだ。邢海明 駐韓中国大使は最近、共に民主党の金民錫 代表と面会し、「中韓関係は今や正しい軌道に戻った」と述べた。政府と与党に課せられた最優先の責務は、国民と領土を守ることである。去る8月、コンピュータ・シミュレーション形式で行われた米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・シールド(UFS)」では、北朝鮮軍が核兵器を使用せず、通常戦力のみでムンサン、パジュ、コヤンといった西部戦線を突破し、ソウル郊外の数キロ地点まで進撃するという惨状がシミュレートされた・・

・・ウクライナへの派兵の代償としてロシアから先端軍事技術を手に入れた北朝鮮は、通常戦力においても韓国を脅かすレベルに達しつつある。北朝鮮・中国・ロシアの結束が強まり、北東アジアの軍事バランスに綻びの兆しが見える中、かつてないほど安全保障に非常事態が生じている。こうした状況下で、唯一我々を助け得る米国との同盟関係も、米軍が韓国政府を信頼できず情報共有を制限するほど、危うい状態にある(デジタルタイムズ)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

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