盧武鉉政府のときに公開した日韓会談会議録の「個人」への補償問題

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もう一つ、ノムたんの思い出話です。

2005年、盧武鉉政府が基本条約に関する文書を公開したことがあります。その中で、2005年1月17日の聯合ニュースに載っている、「第5次韓日会談会議録(抜粋)」の一部を紹介します。

当時は日本側のネットで結構有名な資料でした。こんな時だからこそ読み返してみると、やはり傑作です。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

一般請求権小委員会、12次会議、1961年4月28日。

日本側:補償金とはどういう性格のものを言うのか。

韓国側:未収金とはその時点での規定により受けるべきだったものを、受けていないことをいい、補償金とは生存者、負傷者、死亡者を含む被徴用者への補償、すなわち精神的苦痛に対する補償を言うものである。そして、彼ら被徴用者には軍人、軍属を含める。

日本側:その他の項目として、具体的に考えていることはあるか。

韓国側:今のところ予定していないが、1項目以下7項目の他には、その請求を留保している。

日本側:この項目は、私的な請求がほとんどだと思われ、従来、このような請求は、国交が正常化していなかったから解決できなかったものであり、これから国交が回復して正常化されると、日本の一般的な法律に基づいて、個別的に解決する方法もあると思われるが、この点についてどう思うのか。

韓国側:解決方法としては様々なものがありえるが、我々は、国が代わりに解決しようとしているのであり、またここで提示した請求は国交回復に先行して解決されるべきものと考えている

日本側:従来、日本が諸外国との関係解決において、従前の財産に対しては、個別に解決したものが多い。もちろん、それらは政府間の交渉を契機とするものではあるが、これらの方法で私権の道を開けておく方法もある。

韓国側:韓国側としては、国交回復に先行して解決したい。

 

 

同じく13次会議、1961年5月10日。

ところどころに、徴用された朝鮮人たちが「外国人」だから、日本が日本人に対してやっているよりもっと援護措置を上乗せしてくれという韓国側と、徴用された時点では日本人だったとする日本側の間で議論が入りますが、省略します。

 

日本側:被害者個人について補償してくれというのか。

韓国側:私たちは国家として請求する。個人に対しては国内で措置する。

日本側:私たち側では、このような人たち、そしてその遺族に対して相当な援護措置をしているし、韓国人被害者に対しても可能な限り措置したいと思っているが、韓国側が具体的に調査してくれる用意はあるのか。

韓国側:もちろん出来ると思うが、この会議とは直接的関係が無いと見る。被害者に対する補償は私たち国内で措置すべき性質のものだと思っている。

日本側:韓国が新しい基礎の上で考慮するというのは理解できるが、個人ベースでないのは理解ができない。もともと、正式な手続きをしていたなら、支払うこともできたと見ている。私たち側としては今からでも未払金を支払う用意があると、前の会談でも言及している。要するに、私たちの立場は、未払金が本人の手に届かないといけないと見ているのだ

日本側:日本の援護法を援用し、個人ベースで支払うと確実だと思う。日本側としては責任を感じて被害を受けた人に対してなんらかの措置もできなかったことを申し訳なく思っており、特に、負傷者、行方不明者、死亡者やその家族に対して措置出来なかったことに対して遺憾に思っている。

韓国側:私たちは、国内措置として、私たちの手で支給する。日本側から支給する必要はない。

https://news.v.daum.net/v/20050117050453948

 

韓国曰く「人類史上最悪の植民地支配」をしたという日本側が、「措置できなかったことで申し訳ないし、本当に個人ベースで賠償しなくていいの?何か道を残して置こうよ」と言っていて、韓国側が「いいからさっさとお金よこせ」と言っています。

ちなみに、この時、日本は「補償」したというスタンスで、韓国側は「賠償」をもらったとするスタンスでした。先の外国人論争もそうですが、このときも併合の合法・違法に関しては意見が一致しなかったことがわかります。

 

 

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82 Replies to “盧武鉉政府のときに公開した日韓会談会議録の「個人」への補償問題”

  1. 「一次資料の在処」
    2005年1月17日聯合ニュース「第5次韓日会談会議録(抜粋)」の全記録があります。日本外務省が公開した「日韓会談文書」(全1916文書)に収録されています。

    日韓会談文書・全面公開を求める会
    ttp://www.f8.wx301.smilestart.ne.jp/
     右側の緑枠内「日本公開の日韓会談文書」「韓国公開の日韓歓談文書」をクリック、開示決定文書一覧リスト Excellファイル(2017年9月5日現在) htmファイル(最終リスト)のどちらかをクリックすると文書一覧が表れます。
    ttp://www.f8.wx301.smilestart.ne.jp/nihonkokai/saisyu.htm
     「行政文書の名称等」の文書(ハイパーリンク)をクリックすると富士ゼロックス社のスキャナーデータ(拡張子;XDW)文書を見ることができます。ただし、事前に下記からビューアーソフトを入手しPCにインストールしておいて下さい。
    ttps://www.fujixerox.co.jp/download/software/docuworks

    「一般請求権小委員会、12次会議、1961年4月28日」は、94文書、「13次会議 1961年5月10日」は95文書です。第1回の83文書からご覧いただければ、交渉における双方の立場、考え方が分かるでしょう。
    また、693文書には南方より帰国した慰安婦の財産預かりが(慰安婦=資産家)、1914文書は請求権の一覧が書かれいます。他にも多くの資料を目にすることが出来るでしょう。

    聯合ニュースの会議録抜粋がどの程度正確なのか分かりません、また、貴殿がどのように意訳したか分かりませんが、日本側の記録とニュアンスに相違があります。

    なお、小生の解釈を下記に置いています。日本の国会会議録の在処も示しています。
    ttps://ameblo.jp/study-houkoku/entrylist.html

    (hを付けたリンクのコメントを送信しスパムに入ったようです。再送します。)

  2. 個人の請求権は消滅してないというのはこの話で明らかですよね
    消えたんじゃなくて韓国政府が預かってるんですよ、個人の請求権は
    お金と引き換えでないと消えません、韓国政府の渡ったお金が個人にわたって初めて請求権が消滅するんです、韓国の最高裁判所にはこの理屈が難しすぎてわからないんでしょうね。

    1. 日本政府もそこをあまり強く言えないんです。
      日本人の請求権を、最初は条約で放棄と言っていて、個人の請求権を国家が放棄できないという考えが主流になったら、戦争や時効を理由に消滅させてしまったので。

      なお、韓国の最高裁判所は全部分かっていてぶち壊しに行っている確信犯です。
      判決文で基本条約の交渉からその後の韓国政府の対応を全部きちんと書いてます。
      その上であの判決なのです。

  3. 通常、条約の中にも、「完全かつ最終的に解決した」何て一文を入れる事はまずない
    当時から韓国側は繰り返し、条約破り
    ちゃぶ台返しを繰り返していたから
    それに対しての日本側の不信感が出ていたのだ
    こういう国だと最初からわかっていた。
    国交正常化自体が間違いだったのだ

  4. なんも言う気にもならんなぁ
    (・∀・)アッパッパ

  5. そこまで考えていたとは、とても思えない。
    >「日本への協力者」という国内にある見方を払拭して
    そんな見方が存在しますかね?何を根拠に?
    ただ単に、日本に金をタカリたいという欲望だけじゃないの。

  6. 1961年といえばまだ韓国は朝鮮戦争の傷も癒えず多くの国民が飢えに苦しんでいた時代
    その時代に戦争中韓国のために戦った、働いた人たちを差し置いて日本のために働いた人たちの補償を受けることは事実上不可能だった
    国民から反発が出ることは必定
    だから国家が一括して受け取ることにこだわったのだと思う
    朝鮮戦争の傷が癒えた時代になって日本に対する個人補償の問題が台頭してきたわけ
    彼ら元徴用工らが日本からの個人補償にこだわる背景には「日本への協力者」という国内にある見方を払拭して「日本の犠牲者」という地位を万全なものにしたいという思惑もある

    1. おっしゃる通り。
      ■戦禍から癒えない中で
      あまりにも韓国政府が補償しなさすぎ、日本側から分捕ろうとした金額が巨額過ぎて「これが国か」となったであろう事は容易に想像つきますね。でも韓国政府と労働者がそれを望んだのに自分が攻撃されるのは避けたいなんて身勝手過ぎる
      ■「戦犯企業に従事していた」
      という事になってきたら自分の尻に火が付く。これは「戦犯企業」と悪しざまに見下してしまう朝鮮人社会の問題なのですが、これまた日本に責任を押し付けるだけで朝鮮人社会の弊害には何ら戦おうとしない
      こうしてその場その場で自己都合を極大化してヤカラを入れて困らせるからムービングゴールポストになるんでしょうね

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