日本、米国、EU、台湾、フィリピン・・加速する友邦の動き

昨日お伝えした「日米同盟のさらなるグレードアップ」だけでなく、ほぼ同じタイミング(同日、翌日)で日本とEUが先端素材の共同開発に乗り出すことにしたというニュース、日本・米国・フィリピンがサプライチェーン強化を推進するというニュース、そして3国が南シナ海共同巡回を行うというニュースなどが相次いで話題になっています。今日はソース記事が多く、朝鮮日報ニューシースマネートゥデイソウル経済です。この前の次期戦闘機、AUKUS協力の話なども含め、急速に動いているグローバルな変化、そして日本の役割、そんなニュースが相次いでいます。

韓国メディアとしては「うわあぁ案件」ですが・・いまも米中の間でハッキリしたスタンスを示さないでいるユン政権ですが、「それでもまだユン政権」という見方もできます。前の政権のこと考えると特にそうです。ですが、もし政権交代でもあったら、この流れへの対応がどうなるのでしょうか(まだ各記事にそんな話は出ていませんが)。まだ結果がわからないとはいえ、総選挙予想が野党優位(予想によっては大勝利とも)のものが多く、中には曹国代表を「次期大統領への道が開かれる」とする予想もあります。以下、<<~>>が引用部分です。

 

<<・・日本・米国・フィリピン3国が、南シナ海での中国の動きに対応するため今年末から海軍共同パトロールを開始する予定だ。また、米国・英国・オーストラリアの安保同盟であるオーカス(AUKUS)に日本が「技術同盟」として参加する方案が議論されるなど、米国のインド太平洋戦略で日本の役割が大きく拡大しつつある。現在は作戦権のない駐日米軍司令部の指揮機能も大幅に強化される。30日(現地時間)米政治専門媒体ポリティコらによると、4月岸田文雄首相とフェルディナンド・マルコス フィリピン大統領は、3国首脳会議を通じて南シナ海共同巡回計画を発表すると見られる。日本が参加するのは初めてで、中国の強力な反発が予想される(ソウル経済3月31日)・・>>

 

<<・・米国と日本は、フィリピンとニッケルなど重要鉱物のサプライチェーン連帯を強化する方針だと産経新聞が1日報道した。記事によると、日米とフィリピンはワシントンで11日開催される3国首脳会議の共同声明に、ニッケルなど重要鉱物のサプライチェーンを構築する内容を含む方向で最終調整を行っている・・・・複数の日本政府関係者はこのように伝えながら電気自動車(EV)の電池に使うニッケルを、中国の動きに対応し日米両国が世界有数のニッケル生産国であるフィリピンと連帯することで、安定供給を確保しようとしていると指摘した(ニューシース4月1日)・・>>

<<・・世界1位のファウンドリ(半導体委託生産)企業である台湾TSMCが日本国立大学の九州大と手を取り、半導体人材の育成に乗り出す。先月、日本の九州熊本県に半導体工場を開設し、未来の専門人材確保案まで設けるなど、日本との連帯をさらに強化する雰囲気だ。31日読売新聞などによると、TSMCと九州大は4月中に半導体関連人材育成と共同研究などと関連して包括的に協力するという内容の了解覚書(MOU)を締結する予定だ。TSMCが九州大学に技術関連講座を開設し、先端技術研究に協力することが核心だ。これに伴い、TSMC研究者たちは九州大学の学生を指導する一方、九州大学研究陣と共同で論文も執筆する計画だ。TSMC台湾拠点で進行するインターンシッププログラムに九州大学学生を派遣する計画も構想中だという(マネートゥデイ3月31日)・・>>

 

<<・・日本と欧州連合(EU)が協力して先端素材を開発する予定だと日本経済新聞が31日報道した。 両側は電気自動車バッテリーとして使用できる次世代ナトリウムイオンバッテリー、半導体材料分野で協力するものと期待される。他にも太陽光発電パネルの効率を高める金属ナノ粒子の開発も議論の対象であることが分かった。日本経済新聞は「日本とEUは共同研究開発プロジェクトを増やしていくとともに、定期的に協力案を議論、先端素材を開発することで中国への依存度を下げる予定」と話した(朝鮮BIZ3月31日)・・>>

韓国メディアとしては「うわあぁ案件」が続いていますが・・政権交代の動きがはんぱありません。個人的には、「そこまで野党側の大勝利になるのかな?」とちょっと疑問です。与党が勝利(衛星政党まで含めて過半数以上)するのは難しいとしても、そこまで野党大勝利になるのかな、そこまで支持率に大差ないはずですが。発表されているデータと、政党側が持っているデータが大幅に異なるのでしょうか。それとは、まるで別世界のことのように、進む世界再編、そして広がる日本の役割。義務と権利のバランスを取りつつ、躍進する日本の姿に期待してみます。関係ない話ですが、最近、アニメの影響で海外でも異世界を『ISEKAI』と言うと聞いてびっくりしました。

 

 

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