この前、まるで「北朝鮮が核を諦めた」ようなニュアンスで報道が溢れたものの、実は「核軍縮」のことだった・・すなわち核保有国であるという意味だった、というエントリーを書きました。
今日、聯合ニュースが、「金正恩は金日成や金正日とは違って自分の至らなさを素直に認める男だ」というキムい(キモい)記事を載せました。
昨日だったか・・北朝鮮で大きな交通事故があって、バスに乗っていた多数の中国人が犠牲になりました。そのことで、金正恩が負傷者に「贖罪します」と話したとか。これは、北朝鮮が日本に対してよく使う言葉です。
(ここから「続きを読む」の後になります)
聯合ニュースは「金正恩は自分の誤謬を素直に認める男だ」としながら、ある脱北者の言葉を伝えています。
<・・ある高位層脱北者は「自分の無誤謬性を重視していた金正日総書記とは違い、金正恩委員長は自分自身と体制の不足を表わすのにためらうことがないスタイル」とし「多分、核を放棄し、経済建設に総力に出す現在の戦略も金正恩委員長だからこそ可能だったものだろう」と述べた・・>
http://v.media.daum.net/v/20180426101607467?d=y
誤謬を認めるなら・・どれ、明日の発表に「北朝鮮の侵略で始まった朝鮮戦争」というフレーズが入っているかどうか、見てみましょう。
それに・・
高位層脱北者なら数々の北朝鮮関連報道に「諮問」のような役割を果たしているし、外国マスコミとのインタビューも多いと聞きます。基本的には保守派寄りの発言をすることが多いですが・・そんな人までもが「核を諦めた」と話すとは。
韓国の多数のマスコミが「最大の議題は非核化と平和宣言になる」と報道していることも含めて、もはや牽制できる勢力は無い気がします。レミングたちはダッシュ準備に入っているでしょうし・・
先のエントリーにも書きましたが、評価したいところは無いけど、明日の首脳会談が「大きな出来事」になることは間違いないでしょう。良からぬことでも大きいのは大きいですから。
※NEW 5月10日発売のVoice6月号に寄稿文が載ることになりました。なぜ韓国の大統領は不幸な結末になるのか?というテーマです。
♨ 著書関連のお知らせ ♨
・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です!
・10冊目「なぜ日本のご飯は美味しいのか」、9冊目「韓国人による末韓論(扶桑社新書)」も発売中です
・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。