※ツイッター経由でいらした方々、コメント欄や「いいね(曇るね)」ボタンが無いなど、スマホやタブレットなどモバイル機器での表示に何か不具合があった場合、ここをクリックしてください※
昨日、外務省が「対日請求要綱」を公表しました。基本条約締結のとき、韓国側が出した請求権要綱となります。
産経新聞の記事によりますと、こうなっています。
<・・対日請求要綱は8項目で構成され、その中に「被徴用韓人の未収金、補償金及びその他の請求権の弁済を請求する」と記載されている・・
・・要綱と併せて公表された交渉議事録によると、1961(昭和36)年5月の交渉で日本側代表が「個人に対して支払ってほしいということか」と尋ねると、韓国側は「国として請求して、国内での支払いは国内措置として必要な範囲でとる」と回答した・・>
https://www.sankei.com/politics/news/190729/plt1907290032-n1.html
(ここから「続きを読む」の後になります)
去年11月に本ブログでも紹介した、あの資料と内容がまったく一致することがわかります。
これです。
<・・日本側:被害者個人について補償してくれというのか。
韓国側:私たちは国家として請求する。個人に対しては国内で措置する。
日本側:私たち側では、このような人たち、そしてその遺族に対して相当な援護措置をしているし、韓国人被害者に対しても可能な限り措置したいと思っているが、韓国側が具体的に調査してくれる用意はあるのか。
韓国側:もちろん出来ると思うが、この会議とは直接的関係が無いと見る。被害者に対する補償は私たち国内で措置すべき性質のものだと思っている。
日本側:韓国が新しい基礎の上で考慮するというのは理解できるが、個人ベースでないのは理解ができない。もともと、正式な手続きをしていたなら、支払うこともできたと見ている。私たち側としては今からでも未払金を支払う用意があると、前の会談でも言及している。要するに、私たちの立場は、未払金が本人の手に届かないといけないと見ているのだ
日本側:日本の援護法を援用し、個人ベースで支払うと確実だと思う。日本側としては責任を感じて被害を受けた人に対してなんらかの措置もできなかったことを申し訳なく思っており、特に、負傷者、行方不明者、死亡者やその家族に対して措置出来なかったことに対して遺憾に思っている。
韓国側:私たちは、国内措置として、私たちの手で支給する。日本側から支給する必要はない・・>
(2005年、盧武鉉政府が公開した資料の中の一部、「第5次韓日会談会議録(抜粋)」。情報ソースは聯合ニュース2005年1月17日)
https://news.v.daum.net/v/20050117050453948
これで、両方が同じ内容の資料を公開したことになります。
2005年当時、盧武鉉政府は、基本条約で解決されていない問題もあるとしながら騒いだものの、個人賠償は韓国政府が補償する形を取りました。
文在寅政府は、それを知っています。知っていながら、裁判所に「言わせて」おいて、「三権分立だから~」という言い訳を盾にしています。いわば、あの盧武鉉よりも卑怯です。
この資料の公開で文政府のスタンスが何か変わるとは思えませんが、「最近のこと」にしか興味がない人たちの中には、2005年にこんな資料が公開されたってことを知らない人も多いし、「あえて、もう一度証拠を示す」こととして、今回の資料公開はいいタイミングだったと言えるでしょう。
♨ 著書関連のお知らせ ♨
※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※
新刊「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が8月2日発売です!アマゾンなどで予約受付中です。
最近、韓国側から「反日」を批判する声が上がってきます。それは、反日を批判しているから「親日」なのか?それとも反日の一部にすぎないのか?なんでこのタイミングで反日批判が増えたのか。それはただ「用日」として切り捨てればそれでいいのか。もう少し裏側に迫ってみます。
・「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか~韓国人による日韓比較論~」が2019年2月10日から発売中!韓国には無かった、平等という価値観。それこそが、日本人とお金の間の共存関係に妙な品位を作り出していること、皆さんはお気づきでしょうか。
・「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~ (扶桑社新書) 」が2019年3月2日から発売中です!姪の病気の話を聞いたときの、私の「中」の動揺と、そのときに、私が思ったこと。その中で気づいたこと、私が書きたかった「楽」という言葉の真の意味などを考察し、大幅な追記を加えました。他の本に比べて、日本に来て私が感じた「神様」関連の話が多くなっています。
・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。
・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog