金与正氏、韓国に対して「恐れをなした犬!低能!」と猛攻撃

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金正恩氏の妹で、一時は平昌を訪問するなど南北関係のキーパーソンのように(韓国側が)持ち上げていた金与正氏。その金与正氏が、文在寅大統領の名前までは出さなかったものの、韓国、文政府を「恐れをなした犬」「考えが低能すぎる」などと強く非難しました。韓国各紙は「南北関係に積極的だった人なのに」と記事にし、大統領府は公式コメントを出さないでいます。

以下、東亜日報の記事から部分引用します。

<事実上、「北朝鮮のナンバー2」である金与正党第1副部長が、韓国大統領府に向かって「恐れをなした犬」「低能な思考」など激しい言葉を吐き出し、南北関係がさらに凍りつく可能性が大きくなった。

 

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金与正は3日の談話で、北朝鮮の「超大型放射砲」発射について、大統領府が強い遺憾と中断を促したことについて、「私たち(韓国)は軍事訓練をしなければならず、お前(北朝鮮)はしてはいけないという論理に起因する青瓦台の非論理的で低能な思考に、強い遺憾を表明しなければならないのは、私たちのほうだ」とした。 「恐れをなした犬がより騒がしく吠えるという。まさに『誰かさん』がそうだ』とも言った。ムン・ジェイン大統領への直接非難は差し控えたが、大統領府に向かって露骨な非難を浴びせたのだ。

 

北朝鮮の短距離ミサイル挑発に対して、前と変わらない反応しか示さなかった韓国大統領府に、金与正が異例の強い非難を行ったのは、「短距離発射は北朝鮮の通常の訓練」という主張を固めるためのものと思われる。ドナルド・トランプ米大統領が3日(現地時間)、「短距離ミサイルには反応しない」と言うなど、米国は昨年から「短距離は黙認」気流を続けている。

政府当局者は「韓国は米国とは異なり、短距離でも脅威になるので、遺憾を表明しないとけないのに、今後の対応がさらに難しくなった」と話した・・

 

・・特に、北朝鮮が金与正の初めての談話で猛非難をしたことで、政府当局は、困惑している。金与正は2018年2月、事実上、対南特使として文大統領と4回会い、イ・ナギョン元総理との昼食会、イム・ジョンソク元大統領秘書室長と歓送会をするなど、これまで「キム・ジョンウンの柔和メッセンジャー」の役割をしてきた。当時歓送会では「私はもともと話すのが下手で・・」と恥ずかしそうに親近感も表わした。文大統領は南北首脳会談で「南ではスターになってる」と金与正を褒め立てたりもした・・>

https://news.v.daum.net/v/20200305030226088

 

金与正氏は、「白頭血統」です。金日成ロイヤル・ファミリーのことで、北朝鮮で首領になれるのは白頭血統だけです。そういう理由もあって、平昌冬季オリンピックの頃、韓国側は彼女を平和の使徒みたいなイメージで描いていました。

でも、「私、話すのがあまり上手じゃなくて・・(恥じらい」だった人が、「恐れをなした犬!低能!」と言ってきたわけですから、大統領府も確かに困惑ではあるでしょう。アニメキャラみたいな展開になりました。

金正恩氏が他の白頭血統を生かしておくのは、彼らが確実な忠誠を示しているからです。少なくとも金正恩氏の時代が終わるまでは、金与正氏は、金正恩の意図に合わせて何度でもそのキャラを変えることでしょう。

 

 

 

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